エキセントリックBB(ボトム・ブラケット)

マングース・サブロサのボトムブラケット(BB)は、エキセントリックBB(EBB)と呼ばれる偏芯シェルが使われている。
フレームのBB部がφ54mmのスルーホールになっていて、ここへEBBシェルが入って、クランクごとEBBシェルを回転させるとクランク軸はBBシェルに対して偏芯しているので、結果としてチェーンが引ける構造となっている。
EBBシェル自体は、写真のように二本のイモネジでフレームのBB内へ固定される。
EBBシェルの固定方法には、サブロサのようにイモネジで直接シェルを押して固定するタイプの他に、フレームのBB部の内径を絞り込むタイプ、EBBシェルに斜臼が仕込まれていて内側から押して固定するタイプがある。
EBBはシェル分の重量増となるが、ドロップエンドを採用できるので、リヤホイールの脱着が容易というメリットが大きい。
トラックエンドの場合、アクセルシャフトのボルトを弛めただけではリヤホイールは外せない。
左右のチェーン引きを十分に弛め、リヤコグのチェーンを外して、やっとホイールが外れる。
しかも、ギヤ比やチェーンステーの長さによっては、まずチェーンリング側からチェーンを外さないとリヤコグのチェーンが外せない場合もある。
その点、ドロップエンドはアクセルシャフトボルトを弛めれば、ホイールの自重で勝手に外れる。
トラックエンドの場合との手間の差は歴然だ。
また、EBBを上回しさせてチェーンを引くか、下回しにするかによって、BB軸と地面との距離(BBハイト)を変えることも可能だ。
更に、EBBシェルを左右に動かすことで、チェーンラインも調整できる。
(クランクやチェーンリングが、フレームのチェーンステイに当たらないように注意)
なお、シマノのホローテックIIタイプ互換のクランク専用になるが、通常のISO・JIS BB用のエキセントリックBBも海外では商品化されている。
Phil Woods Philcentric Outboard Bottom Bracket Cups
これらはインストールに専用工具が必要なのと、チェーンラインの調整はできないと思われる。
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