日曜日に届いたWS003SHを翌日サイクリングに持ち出した。
横幅が大きいため、シーコンのセルラーフォンケースには収まらなかった。
仕方ないので、チタニオのボトルケージにシーコンのチューボを付け、そこへソフトケースごとWS003SHを無理矢理つっこんだ。
振動や衝撃にも問題なさそうで良い収納方法だが、ボトルが必要な時期になったら使えないな。
PHSだから田舎では通話圏に期待していなかったけど、なんとなく普段使っているソフトバンクよりも広い感じ。市街地の建物内はauよりもよく電波が入るし、これは本来の携帯電話としても活躍しそうだ。
反面、デジカメの性能は前世紀の専用品よりひどいな…。
左の写真が冬晴れのもと撮った写真だけど、夕方とは言えあまりにぼやけた画なので、リサイズせずシャープネスフィルタをかけた。
さて、Widowsに標準搭載されているエクスプローラーに対し、W-ZERO3のそれは簡単なファイル閲覧程度の機能しか無くファイル操作がとてもしづらい。
そこで、W-ZERO3では定番のGSFinder+ for HTC Universalをインストールしている。
これでほぼエクスプローラーライクなファイル閲覧と操作ができ、ウィンドウズと同様に特殊フォルダとショートカットファイルで構成されているスタートメニューやSend toなどのカスタマイズも容易になる。
併せて、MSネットワークサーバーに接続すれば、クライアントとして簡単に機能させられる。
これで、アクティブシンクやminiSDを介さなくても、PCとW-ZERO3とのファイルのやり取りをLAN経由で行える。
尤も、データのやり取りならマスストレージドライバを使ってUSB接続し、直接W-ZERO3のminiSDへアクセスしてしまった方が手っ取り早いけどね。
ネットワーククライアント機能を使えば、サーバーに置いたビデオファイルやオーディオファイルの閲覧用クライアントとして活用できるかも知れない。
W-ZERO3にプリインストールされているWindows Mediaは対応フォーマットが少なくあまり役立たないらしい。
そこで、やはり定番らしいTCPMPを利用する。本家のサーバーは繋がらなかったので、こちらから tcpmp.pocketpc.0.72RC1.pack.cab をダウンロードして利用した。
CAB形式なので、miniSDへダウンロードしてクリックしてやればインストールできる。
大抵の動画コーデックに対応しているらしいが、噂通りH264の再生は遅い。
DivXがスムースの様なので、MPEG2のビデオファイルをPocketDivXEncoderを利用してPDA向けに再圧縮。すると、サーバーに置いたビデオファイルを無線LAN経由でW-ZERO3からストレス無く再生することが出来るようになった。
ちなみに、TCPMPの設定を試行錯誤した結果、ビデオは「スムーズズーム(50%のみ)」、「通常画質」、「ビデオドライバー:インテル XScale」、「拡張設定:『ビデオメモリが遅い場合』、『D-Padを画面方向に対応』のみチェック」、「DirectDraw:自動、他は未チェック」ってのが一番もたつき少なく再生できる。
尚、aac.ARM.CABは必要なければインストールしない方が良いみたいだ。
バッファの取り扱いが変わるのか、ストリーム再生途中で映像が止まることが多くなったのでアンインストールした。
また、サーバーからビデオファイルをminiSDへダウンロードすれば外出先でも視聴できるが、無線LAN経由でのダウンロードではスピードも遅くハングアップすることが多い。
これは、miniSDへのアクセスのタスク順位に問題があるためらしい。
わが家では、マスストレージクラス設定したUSB経由でメインPCと繋いでminiSDへダウンロードしている。こうすれば、メインPCのOSからのコントロールになるので、W-ZERO3がハングアップしてしまうこともない。但し、USB1.1だからスピードはそれなりだが…。