2011.01.04

2011年新春ポタリング

正月3日は恒例の和田サイクル新春ポタリング。
今年は「武蔵野吉祥七福神めぐり」でした。

小径車主体でまったりと神社仏閣を巡り、ファミリーレストランでおしゃべりと、こういった自転車の楽しみ方も最高です。

白い息を弾ませてストイックにパワーを競うのも楽しいけど、工夫に富んだ色々な自転車と一緒に走ったり、それを眺めたり、オーナーさんに苦労話や自慢話を聞くのも面白い。毎年楽しみにしている新年の行事になっています。

あまりに多種多様で素敵な自転車ばかりなので、こういった凄い自転車でもあまり目立たないのは玉に瑕?

| | トラックバック (0)

2010.11.26

極小径自転車は公道走行に適さない、のか?

既にテレビニュースや新聞で取り上げられているし、多くのブロガーが記事にしたり自転車関係の掲示板などでも話題に上っているお話し。

発端はシンクレア・リサーチのA-Bikeというとても小さくて特殊な折り畳み自転車の海賊商品が市場に安く出回ってしまったこと。

オリジナルのA-Bikeは5万円近くもするのに、海賊版は1万円未満という、ホームセンターで売っている特価のシティサイクル並みな価格で出回った。
そして、フォールディングバイクや極小径車の様な特殊自転車には大して関心を持っていなかった購買層が、安易に購入して普通の自転車と同じように使ったと思われる。

自転車として販売されていれば、自転車として使おうとするのは当たり前なことだ。
5万円もするものなら、その変わったフォルムも手伝って、購入の際には十分な検討をするだろう。
ところが、1万円程度になると、使えなければ押入の肥やしでも良いか的な気軽さがはたらく。

右上の写真は、直径20cmほどの8.25inchタイヤを採用しているキャリーミーという自転車のフロント部分。
ちょうど4cmの高さの段差の前に止めている。

A-Bikeはもっと小さい、直径15cmほどの6inchタイヤを採用しているモデルが一般的だ。
8.25inchモデルも販売されるようになってはいるが。

そんなA-Bikeの海賊商品を公道で使用して、写真のような段差に引っかかり、前転するように転倒して怪我をする事故が相次いだ。
しかも、例外なくフロントフォークが折れていたため、製品の欠陥が疑われ、国民生活センターが本格的に調査した。

写真で見れば明らかだが、4cmの段差は、直径20cmのタイヤにはとても高く思える。
直径15cmのタイヤであれば、なおのことだ。

走行中に4cmの段差に気付かず突っ込んでしまったら、タイヤが乗り上げられないことは容易に想像付くだろう。
フロントホイールが支点になって、車体は前転してしまう。


さて、A-Bikeのフォークはガラス繊維を混入して強化したガラス繊維強化ポリアミド樹脂製で、フレームはアルミ材の伸縮可能なチューブで支えられている。
アルミ材は冷間引き抜き加工によって成形され、軽量でしかも高い強度を持たせている。

ところが、海賊商品は形こそA-Bikeに酷似しているが、各部品の材質も寸法精度も同一ではない。
安く売るには、それなりに粗悪な材料で成型され、歩留まりを上げるために寸法精度もそれなりであることも、物作りを知っている方なら容易に想像できるだろう。
100gが200円のステーキ肉を100g数千円のブランド和牛のステーキと同じ見栄えに仕上げることはできても、同じ味にすることはできないのだ。

実は、A-Bikeは各部を強化して改良されたA-Bike Plusに変わっている。
自転車として実用するには、当初の仕様では足りなかったようだ。

前述の事故を受け、A-Bikeの海賊商品は、オリジナルまで十把一絡げにしてAタイプ自転車と呼称されて国民生活センターの調査を受けることになった。

そして、このような調査結果が報告された。

・6インチや8インチのような小さなタイヤの自転車は公道走行に適さない

調査では、海賊商品のほかにオリジナルのA-Bike Plusも対象となっている。
A-Bike Plusも同じように転倒したが、破損はヘッドチューブがわずかに歪んだ程度で、一般の自転車が高い段差を乗り上げられずに転倒した際にフォークが曲がる程度と大差ない、常識的なレベルである。

ところが、海賊商品は、ことごとくフォークが破断するかヘッドチューブがくの字に曲がってしまっていた。

にもかかわらず、同じように段差を乗り越えられずに転倒した点だけをとらえ、オリジナルのA-Bike Plusと海賊商品とを区別することも、海賊商品である点さえも指摘することなく、「極小径自転車は危険」という結論にまとめている。

報告書の詳細は「[報告書本文(PDF)] 小径タイヤの折りたたみ自転車の安全性(788KB)」を参照されたい。


自転車で段差を乗り上げるとき、フロントタイヤを持ち上げるようにハンドルを引っ張ったり、後方へ体重移動する動作をとったりして、前のタイヤに体重をかけないようにすることを知っているだろう。

このようなテクニックを使って、本来乗り上げられないような高い段差もクリアーできることも、スポーツサイクリングをする多くのライダーは知っている。

自転車自体に十分な強度とコントロールできる性能があれば、乗り上げることができる段差の高さは自転車のタイヤサイズだけで決まるのではない。

だからこそ、世の中には携帯時の利便性を重視して、乗り上げ性能が低いと思われても、敢えて6インチや8インチタイヤを採用した極小径自転車が商品化されているのだ。


国民生活センターの調査で、ことごとく大破したA-Bikeの海賊商品は、極小径タイヤがもつ危険性を乗り手のテクニックで回避することができる強度と操作性があるのだろうか?

その点をもっと明確に調査して、コピー商品が安易に市場へ蔓延することの危険性に警鐘を鳴らして欲しかった。

どういったニーズを想定し、どのような思想で製品が作られているのかまで踏み込まなければ、商品の正当な評価はできないし、そういった姿勢で市場の製品が評価されなければ、将来の発展はスポイルされてしまうだろう。

| | トラックバック (0)

2010.11.06

BD-1、MEZZO Folding bike (Ori bike)、Brompton向けクイックカバー

ヘッドパーツを交換するため、和田サイクルさんへ伺った。

ちょうど居合わせた秀岳荘白石店の有森マネージャーが「秀岳荘オリジナル! クイックストラップ&EZラップ」の実演をしてくださったので、持参したカメラで撮影した。

秀岳荘Yahoo!店にて販売中。
汎用モデルですが、BD-1、オリバイク、ブロンプトンでの使用を想定して寸法決めされているそうです。

| | トラックバック (0)

2010.10.25

小径自転車ラブ注入!?

和田サイクル本を献本していただいた。

和田サイクル様、ラピュータY女史はじめ関係者の皆さま、ありがとうございました。

そして、キャリーミーのページにあった僕の写真を見た家族の感想は、「きも・・・」。

なんか、小林克也さんと楽しんごさんとを足して二で割ったような感じで映ってるな。髪型は安穂野香さんの様だし。

と、自虐ネタは置いておいて、この本、和田さんは勿論のこと、小径車ラブな面々のあっちっちな情熱ムンムン(笑)に仕上がってます。

特に4名の「ウワサの超人」の記事は最高!おもしろかった。

取材による構成なため、いくつかのエピソードがごっちゃになって脚色された部分もあるでしょうけどね。

続きを読む "小径自転車ラブ注入!?"

| | トラックバック (0)

2010.10.16

和田サイクル本できました

8月に取材があったラピュータ社より刊行の「和田サイクル本」は10月25日発売となります。
10月23日土曜日より、和田サイクルさんでも先行販売されます。

多くの方にご覧いただいて、小径自転車の魅力を知っていただきたいなぁ。

ラピュータの本と言えば、大前仁さんの「クロモリ自転車の組み立てと調整」がロードバイクの整備のとても良い参考書です。
大前仁さん自身、ランドナーからUCIプロロードレースで活躍するロードバイクまで精通しているだけでなく、カメラマンやライターとしても多くのロードレースを取材し、沢山のプロロードレーサーと親交をもつという凄い方なのですが、自転車のハードウェアーに関する造詣も深いことを、本書で再確認しました。

この本、最新のシマノデュラエース79シリーズでの組立と調整を紹介していることもあって、これからシマノの新シリーズコンポーネントでロードバイクを組もうという方には特に頼もしい助っ人となることでしょう。お薦めです。

| | トラックバック (0)

2010.09.21

ステム一体ハンドル脱着式ジャイアントMR4

極小径折り畳み自転車から最初の700Cに乗り換えたとき、車載や輪行用としてGIANT MR4の購入を検討した。
結局、自転車に乗りたいときはロードバイク、移動手段に自転車を使う場合はキャリーミーという現在のスタイルに落ち着いて、MR4という選択はなくなったが、今でも気になる自転車だ。

そんなMR4を軽量化しつつ、使い勝手が良くなるようにカスタマイズしたものを和田サイクルさんで見かけたので、写真を撮ってきた。

軽量化のため、フロントフォークをミズノ製の24インチカーボンフォークへ交換している。
このフォークは既に生産終了して入手が難しい模様だが、数年前まではこのフォークへの換装とホイールのチューブラー化がMR4を軽量化するための定番だった。

エイリアンの軽量シートピラーとタイオガのスパイダーサドルを組み合わせている。この部分は300g台前半に収まっているだろう。

そしてハンドルステム一体のカーボンハンドルに換えられている。特別軽量なモデルではなさそうだが、それでも400g台に収まっているだろう。
MR4の軽合金製分割式ドロップハンドルは340gある。これにスチール製のステムが加わると600g近くになり、結構重い。

感心したのはハンドルの脱着方式。
サトリのステアリングコラムEASY-UPを利用して、クイックリリース一つの操作で脱着を可能にしている。
EASY-UPは精度も高く、それでいて部品点数が多い構造の割に軽量だ。
本来の使用方法ではないので、固定不足によるハンドルの脱落といったリスクは拭い去れないものの、アーレンキーを使わないとハンドルの脱着ができず、その都度ハンドルの上下角度を位置決めし直さないといけないオリジナルの仕様に比べると、実に使い勝手が良さそうだった。

写真の状態で、8kg台前半に収まっている感じだった。
コンポをSRAMやカンパの軽量モデルへ換えて、ホイールをチューブラーにすれば、もう1kgは軽量化できそうな感じ。
もっとも、費用対効果としては、写真の状態がベストだろう。とても好ましいカスタムがなされたバイクで、こんな仕様のMR4なら是非欲しいな。

尚、MR4は2010年モデルよりステアリングコラムが1インチスレッドからオーバーサイズのアヘッドへと変更され、分割ハンドルも廃止されている。

| | トラックバック (0)

2010.08.17

和田サイクル本

ラピュータ社からこの秋刊行予定の『和田サイクルがすすめる小径自転車の楽しみと改造テクニック(仮題)』という単行本の取材を受けた。8月12日のことだ。この記事はその日の夜に書いた。尚、写真は後日行われた方の取材の模様。

当ブログでもよく登場する東京都杉並区桃井の和田サイクルさんは、「日本一小径車が売れてしまう老舗自転車店」で、「小径車の聖地」と呼ばれて久しい。

にもかかわらず、驕りも衒いもなく、粋な江戸っ子の和田さんとその人柄を映すスタッフたちがてきぱきと仕事を進める店内は、自転車好きにとって居心地の良い雰囲気に満ちている。

和田サイクルさんの魅力語りは刊行される本に譲るとして、和田サイクル発の小径車オーナーの一人として紹介してくださったらしい。
車種別に取材できそうなカスタマーをピックアップされた様なので、キャリーミーオーナーで適当なのと白羽の矢が立ったのだろう。

和田サイクル本は、和田さんご自身が小径車・折りたたみ自転車の楽しみ方やカスタマイズを紹介する章、小径自転車オーナーが語る様々なエピソード、そして「まるまる和田サイクル」な3部構成の予定だ。

四六版で巻頭一部カラーの白黒180ページ、1500円となる見込み。

続きを読む "和田サイクル本"

| | トラックバック (0)

2010.07.24

epoVelo

近所の地区まつりへ子供たちを連れていったら、初めて見るミニベロの試乗をしていた。

アレックスモールトンとGIANT CLIPを掛け合わせたようなデザインだなと近づくと、さらに電動アシストユニットが付いていた。
この手の自転車で広く使用されているサンスター技研の電動アシストユニットなのだが、専用のバッテリーカバーが奮っている。

epoVelo(エポ・ヴェロ)という名の電動アシストユニット付き20inchミニベロ。

トヨタブランドのフォークリフト用部品を手掛けている大栄技研というメーカーが、ドバッツの監修を受けて完成させた自転車なのだそうだ。

モールトンのトラスフレームにインスパイアされてデザインされた複雑な形状のフレームは、カイセイ4130クロモリを使用してフォークリフト用部品の生産で培われた溶接技術を駆使し、日本国内で丁寧に手作りされている。
本業の合間を縫って生産されているためか、完成まで三ヶ月を掛けているのだそうだ。
ちなみに、Tig溶接じゃなくて銅ロウ付けで作られているみたい。

さて、気になるお値段だが、40万8千円とのことだ。

サックスブルーの試乗車は、かなり洒落た感じに見えた。
すでに夜のとばりが落ちていて、暗い照明の中だったにもかかわらず。

乗り味は、サンスターの電動アシストユニットを付けた小径の中でも特に軽快さを感じられる。
この手のモデルの中では軽量な割に、フレームがしっかりしているためだろう。

残念なのは電池容量。平地で20km程度だそうだが、ヒルクライムでは7km程度しかもたないとの事だ。
ローカルな話しだが、大平街道を上ったところ、つんぼ平までしか登れなかったそうだ。
専用のバッテリーカバーの型を起こすなら、大容量バッテリーを特注した方が良かったのではないかと思ってしまった。

後付けのサイドスタンドもイマイチ。
BMWの自転車の様に、フレームにサイドスタンドを直付け(内蔵)して同色塗装するなど、利便性とデザイン性を両立して欲しかった。

サンスターの電動アシストユニットを採用しているため、アシストモードでは同じユニットを採用した自転車との差別化が難しい。
複雑な形状のフレームゆえか、ずいぶんと原価も高いそうだが、自転車を趣味としない富裕層以外へのアピールが難しそうなミニベロだなというのが率直な感想だった。

| | トラックバック (0)

2010.05.07

スターメイアーチャーの内装変速器用ハブナットはシマノと互換性が無い

STURMEY ARCHER S3Xの左アクセルのナットは袋ナットで、Sのマークが七宝焼で入った洒落たものだ。
ところが、材質が軟らかすぎるのかネジ山が嘗めてきた。

S3Xのアクセルシャフトは自転車用として一般的なφ10mm、1mmピッチだ。
シマノのトラックハブなどもφ10mm、1mmピッチとなっている。

ちなみに、ホームセンターのネジコーナーなどでM10用として販売されているナットは1.5mmピッチとなる。
ピッチが異なるため、自転車用の10mmハブナットとしては使用できない。自転車用のハブナットが必要な場合は、自転車売場のパーツコーナーをあたる。

さて、S3Xに付属のハブナットに予備は無いため、デュラエースのトラックハブ用ナットへでも換えようと思っていた。
NJS仕様で信頼性が高いし、ワッシャも一体となっていて使い勝手も良い。
和田サイクルさんで注文しようと相談したところ、スターメイアーチャーブランドの内装変速器のアクセルナットは他社製が使えないと教えられた。

シマノはJIS規格に則ったネジ形状と思われるが、スターメイアーチャーはそれとは違うネジ山の形状で、ネジ山の断面がシマノよりも大きい。
そのため、M10、1mmピッチのナットはスターメイアーチャーのアクセルには入らない。

スターメイアーチャーは元々英国メーカーだったが、10年ほど前に経営破綻してブランド名やパテント、製造設備一式が台湾のサンレース社へ売却されている。
現在もサンレース社がスターメイアーチャーブランドの内装変速器を製造販売しており、S3Xはサンレース社になってからの新作の内装変速器なのだが、アクセルシャフトのネジの形状は律儀に従来と同じものを踏襲しているのだそうだ。

そんな訳で、和田サイクルさんでブロンプトン用に在庫しているスターメイアーチャー用のアクセルナットを分けていただいた。

写真のナットをシマノのトラックハブに使ってみると、締めることはできるがぶかぶかしている。
反対に、シマノのナットをS3Xのアクセルシャフトにねじ入れようとしても、入っていかない。
スターメイアーチャーのアクセルのネジ山がシマノよりも大きいことを実感できる。

| | トラックバック (0)

AKI WORLD REAR WHEEL COVER

Carrera Rollの痛自転車化にと、和田サイクルさんでアキコーポレーションの700c用リアホイールカバーを購入した。

このホイールカバーは元々クリアタイプだったが販売終了して、今週からホワイトタイプで再販が開始されたようだ。

和田サイクルさんにはクリアタイプの在庫があった。
トラックハブ用とカセットフリー用、小径用や26インチ用と複数在庫があるようで、その中からスターメイアーチャーのS3Xハブに合った700cのものを選んでもらった。
現物合わせのため、トラックハブ用だったのかカセットフリー用だったのかは不明だが、コグが付く右側の穴径が大きいので、カセットフリー用なのかな?おちょこ量は左右同じなのだけどね。

カーボンディスクホイールを痛チャリのキャンバスに使う気合いの入ったものも多い中、ホイールカバーでゆる~くドレスアップしてみようと思う(笑)。

写真右上は、MDEBIKESMini 125の新作で、子供用にとホイールベースを縮めてトップチューブ長が小さくされたもの。

MDEBIKESはイタリアの自転車工房。実際に訪問した和田サイクルさんによると、アルミの精密機械加工がメインで、NC工作機が空いている時に、ダウンヒルバイクなどのフレーム製作を行っているような工房らしい。
さらに趣味的にMini 125を設計生産しているようだ。
仕事と趣味の両立を良い感じにしている経営者なんだろうな。製品も魅力的だ。

| | トラックバック (0)

より以前の記事一覧