2008.07.19

自転車人 Vol.012 Summer 2008

7月14日に発行された『自転車人 12号』(山と渓谷社刊ムック誌)へ記事と写真を提供した。

17日の木曜日に見本誌が届いたので、最終校正用に送られてきたPDFの校了ページ以来はじめて内容を確認することができた。

提供した記事は、「この夏走りたい信州ツーリングガイド」の南信エリア紹介文と「秋葉街道~しらびそ峠~下栗の里絶景ルート」の文章すべて。

提供した写真は、P64左下の「中央アルプスと伊那谷」、P67の南信エリアの3枚の写真「TOJコースから望む飯田市街」、「陣馬形山山頂からの眺望」、「東山道神坂峠から伊那山地を望む」、それにP77のコース紹介用7枚。以上の計11枚。

フルカラーページでないのが残念ってほど綺麗な写真ばかりを集めたつもりwink


ブレアサイクリングの山崎店長のご仲介で当方が寄稿した。
ありがとうございました。

コースは「秋葉街道~しらびそ峠~下栗の里絶景ルート」と「大平街道~木曽路妻籠・馬籠~東山道神坂峠」の2案を紹介して、「しらびそ峠」が選ばれた訳だが、見本誌をいただいて吃驚!巻頭特集でいきなり「秋葉街道」で、かなりかぶってたcoldsweats01

まぁ、それだけ素晴らしいコースなのです。


さて、紙面の都合でお伝えできなかった情報も多い。
この場にて補足。

とにかく、山中は人家どころか車の通りも疎らです。
トラブルはすべて、サイクリスト自身で対処せざるを得ないのです。

尚、公共交通機関は路線バスが上村上町周辺からJR飯田線の飯田駅と平岡駅方面へ、大鹿村から伊那大島駅方面へとありますが、便数も僅少かつ自転車の持ち込みをさせてもらえません。

起こりがちなトラブルは、タイヤのパンク。
南信州の山間は法面から剥がれ落ちた転石が多く、小石は角張っている。そんな石を踏んでしまうと、タイヤチューブにピンホールを穿つような生やさしいパンクではなく、ナイフで切ったようにタイヤごとチューブが切れて、いわゆるカットパンクが起こる。
カットパンクしてしまったら、チューブの補修はまず不可能。予備チューブは必須だ。
また、タイヤの穴も塞がないと、チューブがそこからはみ出てパンクしてしまう。タイヤパッチ(パークツールのタイヤブート等)という商品や、古タイヤを短冊状に切ったお手製のタイヤパッチも携行を推奨する。
ケブラービートの折り畳み可能なタイヤなら、予備タイヤを携行することができる。

以下、箇条書きにて。

1.タイヤのパンクに対してセルフリカバリー可能な装備を携行する。
 ・携帯用空気入れ
 ・タイヤレバー
 ・チューブ用パッチ(冬季以外はイージーパッチでOK)
 ・予備のタイヤチューブ
 ・カットパンクリカバリー用タイヤパッチ(布ガムテープでも代用可)
 ・携帯工具(基本サイズのアーレンキーとプラス・マイナスドライバー)

2.幅員が狭い
 国道といえども、山中は道幅が狭いことも多い。
 普通乗用車と離合するのに、自転車を法面へ寄せる必要があるほど狭い箇所もある。
 交通量が少ないからといって、対向車を忘れて走ることのないようにしよう。

3.安全装備は必須
 厳しい坂道が続く山深いルートなため、自動車のドライバーはそんなところを自転車で走る酔狂な人間がいることを想定していない。
 安全な靴、グローブ、そしてヘルメットの着用を強く薦めたい。
 また、トンネルなどは照明が少ない。日中のサイクリングでも前照灯と尾灯は必須だ。

4.水とスポーツドリンク
 清流は多く水の確保はそれほど難しくない。しかし、その水は安全かと問われれば、体調や個人差によるとしか…。
 真夏でも涼しいルートを紹介したつもりだが、登坂での消耗は尋常じゃないと思われる。
 最低でも500ml超のボトル2本に水とスポーツドリンクをそれぞれに入れて携行し、補給食も充分持ってサイクリングを楽しんで欲しい。

5.天気予報を確認
 事前にインターネットの天気予報サービスでピンポイント予報を確認し、荒天を避けて欲しい。
 山の天気は変わりやすいことに注意。

6.携帯電話
 エリア外の多いコースだが、auは比較的繋がりやすい。しかし、ソフトバンクは絶望的。
 しらびそ高原のハイランドしらびそロビーに無線式の公衆電話はある。
 ちなみに、ハイランドしらびその食堂営業時間は10時~15時。ティーサーバー、ウォーターサーバーあり。

7.下り坂は特に注意
 林道区間は特にガードレールがなかったり、横断側溝のグレーチングに隙間があったり、それでいて急坂と、下りは危険が一杯。
 ブレーキを多用する。ブレーキシューは充分か?ブレーキワイヤーに劣化はないか?は、最低限チェックしてからコースに臨んで欲しい。
 また、ブレーキの摩擦熱でリムが加熱し、リムテープが融解してニップルホールが露出してしまいチューブを傷つけてパンクといったことも起こり得る。
 特にリムが加熱しやすい小径車は融点の高いリムテープを試すなど、リムの加熱によるパンクを回避する装備を考慮して欲しい。
 尚、チューブレスタイヤに対応したホイールならニップルホールが無いのでリムテープ不要だ。リムの加熱によるパンクリスクも無い。

8.スズメバチ
 無闇に藪へ入ったりしないこと。
 マムシは少ないが、スズメバチなどの蜂には注意して欲しい。
 刺されてしまったら、安全な場所まで逃げてから毒を吸いだして。ポイズンリムーバーという携帯用専用器具もある。ファーストエイドキットと一緒に携行することをお薦めしたい。

以上、ロングライドに臨む最低限の注意事項として補足した。


| | トラックバック (0)

2008.03.26

Forerunner 305とスピード・ケイデンスセンサーGSC10

ライフスタイルマガジン「男の隠れ家」5月号(3月27日発売)は自転車特集。
坂道自転車通勤隊が紹介されています。是非、ご覧ください。


ローラー台でもForerunner 305(FR305)でトレーニングログが取れるように、スピード&ケイデンスセンサーGSC10をTITANIOへインストールしている。

FR305では3台分の自転車を登録することができるので、それぞれにGSC10をインストールして使い分けることも可能だ。
GSC10の日本での流通価格は高価だが、米国のオンラインショップなら$35程度で購入できる。
国際送料や関税を入れても、随分安く買えそうだ。しかも円高だし。注文しちゃおうかな。

FR305とGSC10とは、心拍計と同じくANTプロトコルのワイヤレス伝送で繋がる。
固有IDを持ったデジタル伝送なので、混信はまず無い。
デジタル方式のお陰か、電波が届かないといった問題も少ないようで、インストールはとても簡単だった。

ワイヤレスセンサーだから、見た目もすっきりしている。

TITANIOは練習でよく使用するバイクだが、細身のフレームでしかもポリッシュ仕上げということもあって、有線のケイデンスセンサーを付けなかった。
FR305とGSC10の組み合わせならワイヤーを結線する必要もなく、外観もそれほどスポイルされない。

フロントフォークにキャットアイの旧いコードレスサイコンのセンサーが付いている。
大きさはGSC10とそれほど変わらない。
とりあえずサイコンはそのままにしておくつもり。

GSC10をインストールしたことでケイデンスを表示、記録できるようになっただけでなく、GPSをロストしても速度が正常に表示されるようになった。
GSC10で取得した速度データは、専用のフィールドに記録されるようだ。しかし、ガーミンの専用ソフト以外では反映されないみたい。

速度はGPSのログデータを使って算出されるのが一般的なようで、汎用フィールドに速度データがあっても、そのデータを使うようにプログラムができていないと活用できない。

尚、GSC10に付属するマグネットはキャットアイのそれによく似ている。
しかし、キャットアイのそれと違って速度用のマグネットとスポークとの嵌合部分に滑り止めのゴムシートが無く、ネジをきつく締めても振れやすい。
マグネットがなにかに軽く当たっただけで取り付け角度がずれて、センサーブームに触れることがあった。


さて、昼から3時間ほど空いたので、TITANIOで一回りしてきた。
梅やこぶし、そして桜も咲いている。
今年初めて、ウグイスの声も聞いた。
珍しい景色があると、ついつい脚を止める観光気分なサイクリングになった。
春にうかれている次第だ。

| | トラックバック (0)

2007.06.21

京極夏彦の新刊とか

今更ながら、巷説百物語の最新刊を購入した。
ってか、刊行されたことを知らず、みーちゃん氏につきあって久しぶりに大型書店へ行ったら平置きされていた。
ゴールデンウィーク頃に出てたみたいだね。

京極夏彦さんの作品もちょっとマンネリな感じに思えるけど、まぁご祝儀と思って2100円払って買ってきた(苦笑)。

そう言えば、森博嗣さんもXシリーズって新シリーズが始まったのね。
いい加減にミステリーは止めてしまうと思っていたけど、まだまだ試したいことがあるのかな?
Gシリーズも文庫落ちしてないからXシリーズが文庫化されるのはまだまだ先だろうけど、やっぱり読みたくなるのだろうね。

でも、四季のラストは気に入らない。家政婦に扮したエピソードは洒落だったのだろうけど、エピローグとしてるからなぁ…。混乱するな(苦笑)。

数日ブログを更新していないが、月、火とネタ不足で。
ってか、それなりに時間も取れたし、梅雨だというのに雨降って無かったのに自転車にも乗らなかった。
昨日は流石にやばいと思って朝練で50kmほど流したけど、峠は避けてしまった。
朝練の途中でサクランボ狩りの農園があったから料金とか訊ねたら、30分2千円だって。本止めてサクランボの食べ放題も良かったかも(笑)。あ!一人頭の料金か…。
実はみーちゃん氏からさくらんぼ狩りへ行きたい!って要請があったので、探していたのだった。この辺りの農園は大概先週には終わっていたのだけど、ちょっと標高があるところだから時期がずれるのかもね。
家族で行ったら、幼児半額って言っても全員で9千円だもんなぁ。

先週末に遊びへ来ていたステファニーは、日曜日にホームステイ先へ戻って行った。
日本語合宿も夏期休校になれば、また遊びに来るだろう。彦根まで遊びに行くのも良いかも。
自転車積んで行って、ボクは一人で琵琶湖一周とか…って、駄目かな?

日曜の夕方から坂隊のキタさんと極楽峠まで。
キタさんは午前中にzoolooさんたちと青芥子の花を見に行ったそうで、結構な激坂を登坂してお疲れ気味。
ボクもあまり脚が回らず、峠越えは断念して展望台で折り返した。それでも60kmほどのサイクリング。

舊振南の贅沢なパッケージ
この紫を撮るのに、旧いIXY DIGITAL 200を持ち出した。Caplio R3やDMC-FZ2では青く写るばかりだった。
昨日の早朝ってか一昨日の夜、NHK BS1でツアー・オブ・ジャパンの放送があって、録画したものをみーちゃん氏と一緒に見た。
みーちゃん氏に言わせると、テレビ朝日版ではレースの解説が乏しくよくわからなかったけど、NHK版はレース解説がしっかりしていて、レース展開や選手の行動の意味がよく理解できて面白かったとのこと。
この番組のお陰で、またモチベーションが上がって走りたくなった。
惜しむらくはスタンダード放送ってトコかな。モザイクノイズが気になりました。ワイド映像はハイビジョンで見たいものです。地デジで良いので、ハイビジョンで再放送して欲しいな。

そう言えば、19日には石垣島のITUトライアスロンワールドカップの模様を放送していた。
眠くなるまで見ていたけど、あのレベルになると自転車も迫力あるね。

さっき、アリスが台灣土産を持ってきてくれた。ありがとうございます。
舊振南餅舗(Jiu Zhen Nan Food)の鳳梨酥(パイナップルケーキ)でした。大分の「ざびえる」に似た触感で、味も結構似ている。
舊振南はバターの風味濃厚で、パイナップル餡だからフルーティ。とても美味しいお菓子です。
ネット検索したところ、舊振南餅舗は高雄の老舗。パッケージには“SINCE 1890”とある。台北のSOGOにも出店してるとのこと。

| | トラックバック (0)

2006.09.27

邪魅の雫 大磯・平塚地域限定特装版

京極夏彦さんの最新刊「邪魅の雫」が発売された。

この本には大磯・平塚地域限定特装版があるそうだ。

ネット通販を使えば全国どこからでも購入できるが、初版は限定地区の書店でないと購入できない。

こういった差別化もまた面白い試みだと思う。

ボクはコンテンツ、つまり中身を読みたくて本を買う。
京極作品は文庫落ちを待たないが、文庫落ちを待って買う小説も多い。
それでも古本になるまでは待たない訳で、同じ購入するなら初版でとか、限定装丁があればそちらを選びたくなる。
と、読み終えた本って処分せずに後生大事にとってあるんだよね…。
結局、蒐集家でもある訳だ(苦笑)。


-10月1日追記-

読了。
皆がうしろめたい気持ちのまま、誰一人冴えない。
皆が皆らしくない言動な上に、魅力的な登場人物がいない。
読者はかなり早い段階で連鎖の構造に気付けるよう配慮されている。しかし、あまりにもきっかけが非日常的すぎて感情移入が難しく、すべてがつまびらかになっても、「了」の文字を眺めても、「ああ」といった感じだった。
どうもモリアーティ的人物登場以来、このシリーズの魅力が減じたように思う。

| | トラックバック (1)

2006.06.15

ベッドサイドに

気が向いたときに、ぱらぱらと眺めるのが良いと思う。

「ふとふり返ると」は、アニメージュに連載されている当時に、一冊にまとめられたらじっくり見たいと思っていた。
ふと思い出して、一緒に注文した。

気持ちがすさんでいるようなとき、ページを開くときっと落ち着けるだろう。
月並みな言い方だけど、やさしさに溢れた素敵な画集だ。
やっぱり、もっと早く手元に欲しかったな。

| | トラックバック (0)

2006.03.17

スバル360

駅前のスーパーマーケットの書籍売場に残っていたので、「国産名車コレクション」創刊号を購入。

スバル360のノレブ社製ミニチュアカーは、昨年に少量がノレブのパッケージでリリースされた。
実は前期型と後期型が同時販売されたが、とても少量だったのでミニカー好きの友人もそれぞれ1台しか入手できず、ボクにも捜索依頼が来たくらいだ。藁をも掴むってヤツだな(苦笑)。

その時、場末の模型店で、この雑誌が日本でも販売されるからもっと安く入手できるよと聞いていた。

結局、後期型が創刊特典となった訳だが、実車ならともかく、ミニチュアカーは子供に壊されるのがオチだからなぁ…。

しかし、これも何かの縁(笑)。みーちゃん氏が一緒だったから、お願いして今更ながら買っちゃいました。

ちなみに、近所ではレッド×クリームカラーツートンなヤングSSやアイボリーのデメキンが未だ現役だったりする。

| | トラックバック (0)

2005.03.15

森博嗣の「浮遊研究室」 最終回

森博嗣の「浮遊研究室」

『森博嗣の浮遊研究室』が最終回を迎えました。

森博嗣さんが作家デビュー前から氏のホームページで日記(近況報告)を公開されていましたが、マンネリ化を嫌って(厭きたとも言う)記録は終了。
やや前後するが、商品性が認められ書籍化され、やがてネット上からは削除されました。

またウェブ日記を!って要請を受けはじめられたのが、週刊『森博嗣の浮遊研究室』かな?

こちらは書籍化予定で連載されて、既刊分はネット上から削除されています。

それでも最終刊行分はネット公開中なので、お試しに読んでみては?
なかなか楽しめるし、なるほどな論調を体験できますよ。


勿論、ネット公開されたものはどこかにクローンが残っているものです。
それがインターネットを利用するリスクの一つでしょう。

| | トラックバック (0)

2005.03.12

配信再開

ひっそりと配信しておりました過去のアーカイブですが、昨年夏あたりから完全に放置状態でした。

何度も繰り返しの配信となっておりますので、既にその存在意義はかなり薄いものとは感じております。

それでも新年度を迎え、ちょっと仕切直して、手持ちデータを初出順に再配信してからページをクローズしようと考えました。

と言うことで、『ひとめあなたに…』の第一回と第二回をMicrosoft Windows Media形式で配信中です。
高速回線も随分普及してるみたいだし、帯域を36kbpsまで拡張しました。
以前の配信時に比べると、音質が改善されたと思います。


尚、一連のアーカイブすべてに言えますが、やはり原作本を読む方が愉しめると思います。
初春の夜長、久しぶりに懐かしい本を手に取ってみては?

| | トラックバック (0)

2005.01.16

『ガラスの仮面』最新刊と『扉を開けて』改訂版

家族揃って郊外のスーパーマーケットへ出掛けた。

書籍売場で本を物色していたら、みーちゃん氏が『ガラスの仮面』の新刊を見つけた。42巻だそうだ。
41巻以来、何年振りの新刊だろう?って言うか、まだ描かれていたことに驚きを感じる。

ストーリィはアレなんで、まぁ置いといて、アシスタントさんが優秀になったのか、パソコンも使うようになったのか知りませんが、風景やメカ、小物などの描き込みがリアルになってるね。
今風の背景画に、美内キャラがなかなか…。
『ガラスの仮面』と言えば、ついつい第1巻の横浜~って画が心に残ってて(笑)。

え~と、姫川亜弓の失明はどうなったの!?って、単行本化で、また話変えちゃったのか?
単行本化にあたり、主に辻褄合わせで、美内さんは連載から大幅に改稿する作家。しかし、姫川亜弓の失明を無かったことにしたら、あまりに陳腐すぎるだろうと思うのだが…。


書籍売場では、新井素子さんの『扉を開けて』を見つけた。

文庫だが、装幀が記憶と違うので手に取ると、あとがきが2004年になっている。
読むと、改稿しているとある。これにも吃驚!
何せ、四半世紀ぶりの改訂版だからね。

久しぶりに再読してみることにした。

| | トラックバック (0)

2004.09.04

恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

森博嗣さんの講談社文庫版『恋恋蓮歩の演習』読了。

Vシリーズ第6作が文庫落ちしたことを知らなくて、昨日あわてて買って来た(笑)。

森ミステリーは、とても合理的に構築されているので、犯人探しはかなり楽。
登場人物は頭脳明晰な面々で、行動原理がかなり明確である場合が多い。
従って、トリックや動機を探ることに注意が向く。

とてもレトリックに優れていて、かなりミスリードされる傾向。
確信していた答えも、物語が進むほどに不安感が募ることもしばしば。
読了後、自分が辿った思考は、作者の意図した通りだったのでは?と感じる事が多く、そこが堪らないのかも?

ボクにとってはとても読みやすい文体で、読み始めればあっという間に読了させられる。
森作品はとてもビジュアルで、読み進む事に情景が鮮明な映像として脳裏に浮かぶ。
困ったことに、言葉でしか伝えられないが為に成立していたトリックも、脳内で映像化されてトリックにならないことがあったりして…(苦笑)。

尚、「暗闇でラップトップPCのディスプレイ照明を使わない不思議」的非合理な箇所があり、気になった。

| | トラックバック (0)

2004.08.11

同人用語辞典

《ぱら☆あみ》的 同人用語の基礎知識秀和システムより書籍版で登場。

その名も同人用語辞典って、なぁ~んかタイトル地味くない?>うっ!さん

とまれ、とっても便利な一冊。これがあれば、同人用語をはじめ2ちゃんねるからコミケまで、オタク文化における専門用語のすべてを理解できちゃいますよ。

一家に一冊、窪田光純著同人用語辞典」を是非!
備えあれば憂いなしっすよ!ねぇ、そこの奥さん♪

| | トラックバック (1)

2004.08.01

シェエラザード

昨夜、NHK総合で放送された浅田次郎さん原作のドラマ『シェエラザード』。
二週間ほど前にBSハイビジョンで先行放送されたのに、最後の10分間しか見られなかった『シェエラザード』。
ずぅっと文庫落ちを待ってて、今春やっと読了できたけど、期待ほどじゃなかった『シェエラザード』。

ってことで、実は昨夜20分ほどリアルタイムで観てたけど、急用で続きをHDDレコーダに録画。
さっき、見終えました。

2時間半、上手にまとまっていましたね。
原作の読了感よりも満足度が高いのは、題名の『シェエラザード』がコルサコフの交響組曲の名を指しているからかもね。
だって、そんなにクラシックを知ってるわけじゃないんで、原作読んでるとき頭ン中に『シェラザード』が鳴り響かなかったもので…。

以前NHKの番宣を見た時、反町隆史ぃ?って思ったけど、彼って意外にもああいった演技ができるのね。
仲村トオルは当然ながら、反町隆史の演技は特に印象に残りました。

惜しむらくは、主人公?!「弥勒丸」の描写。
CG技術は高いけど、実船の航行映像と合成したり、一部ミニチュアを使うとか、もっともっと本物らしく見せないとシラケてしまう。
沈没シーンも一瞬で、その後の宋の言葉が浮いてしまった感じ。
『タイタニック』とは言わないが、沈没シーンはもう少し魅せても良かったのではないか?
二千人もの乗員の死という事実(ドラマ自体はフィクションだが)を、ドラマチックに描くことは不謹慎と考えたかも知れないが…。

サブタイトルと軽部が最後に見た幻は蛇足だったと感じた。

台灣海峡に沈む財宝の引き上げは、対中国外交的に困難で消極的になっていた点は説明が必要だったな。

過去を総天然色に、現代の映像は彩度を落としたモノトーン調って演出は、皮肉っぽくて良い感じだった。

それにしても、テレビドラマでこの完成度は流石。
BBCやグラナダTVに対抗できるのは、NHKしかないよな。

| | トラックバック (0)

2004.07.16

王妃の館

昨夜、次女Y氏のオムツを買いに行ったら、同じフロアーのブックスタンドに浅田次郎さんの「王妃の館」を文庫で見つけた。
先月文庫落ちしたらしい。ラッキー!

一昨日は「シェエラザード」の最後の10分間に遭遇してしまった…。
NHKハイビジョンで放送されたのだ。やるのは知ってたけど、日付を把握してなかった(苦笑)。
総合で今月末日に再放送されるので、今度は見逃さないようにしよう。っていうか、録画しよ。

待望だった新井素子さんの新刊「チェックメイト」を読止のまま、「王妃の館」のページを繰る。

上下巻、一気に読了。読ませるねぇ。

| | トラックバック (0)

2004.07.02

チェックメイト

ぎゃ~!新井素子さん、新刊出てたのね!
しかも1月発売だったなんて!!

そいや、酒見賢一さんの「陋巷に在り」もいつの間に最終巻まで出てたんだ?
持っていない単行本が、既に文庫で出てて驚いたよ…。

せめて月一程度はチェックしないとダメだね。

通勤ルートに本屋が無くなって以来、新刊情報にホント疎くなってしまった。

折角インターネットが自由に使えるのに、そっち方面で活用してないなぁ…。

明日、本屋へ行ってみます。

ブラックキャット」かぁ、怪盗ものだっけ?
ちょっと、昔にトリップだなぁ。


こっそりとラジオドラマ配信やってます。

| | トラックバック (0)

2004.05.26

十二国記

十二国記にはまったのは昨年のことだが、今年度はETVで水曜深夜に再放送していることもあって、今更ながら十二国記にはまったという話題をよく聞く。

週末に友人T氏と会ったときも、十二国記の話題が出た。
元々奥さんに勧められてたらしいが、ファンタジーは読まないので手をつけなかったそうだ。
ところが、ETVの放送を見てはまったらしい。

原作に関して、彼が詳しく教えてくれた。
講談社文庫で刊行されている十二国記だが、集英社文庫にサイドストーリィがあって、TVはこのサイドストーリィもプラスアルファした脚本になっているそうだ。
また、そのサイドストーリィはホラー仕立てなのだとのこと。
興味があったので、早速買って読んでみた。

魔性の子というタイトルで集英社文庫から刊行されている書き下ろし作品で、内容は高里が現世に帰還し、再び十二国記の世界へ帰って行くまでが書かれている。
アニメでは杉本が関わってくるが、魔性の子では登場しない。
代わりと言えるか微妙だが、広瀬という教生が終始関わることになる。

魔性の子でも、高里は泰麒なのだが、この小説は十二国記の世界観はあまり関係がない。
高里の役割は人間世界に紛れ込んだ異物であって、その混入のために禍禍しい災厄が起こるというお話の種として描かれる。
どうして高里が現世に再び現れたかの説明はされず、まるで災厄を振り撒くためだけにやって来たとしか思えない。
理不尽な意趣返しの犠牲となって多くの血が流される。
結局、十二国記の仕組みを使ったホラー作品という訳だ。

| | トラックバック (0)

2004.04.19

脳男

首藤瓜於さんの『脳男』を読了。
人物描写が淡泊で、読み応えを感じない。
地名にしろ人名にしろ、意図的に読みづらく珍しいものを使っているのはどうしてだろう?虚構であることを強調するかのような演出。ペンネーム同様、単なる趣味かも知れないけど…。
結局、主人公同様にクールってことかもね。

| | トラックバック (0)