| Cyclocross Disc | Carrera Roll | Specialized Allez E5 | ALAN TITANIO | Pacific Carryme DS | total | |
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Apr-08 | 685.21 | 0.00 | 403.12 | 63.73 | 85.62 | 1237.68 | km |
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ツール・ド・フランスに出走するチームはUCIプロツアー参加チームが主体になるが、主催者推薦枠(ワイルドカード)で出場するプロフェッショナルコンチネンタルチーム(プロコン)も2~3チーム選ばれる。
UCIプロツアーチーム、プロコンチームが選手へ支払うべき最低固定報酬は、UCI CYCLING REGULATIONSで規定されている。
UCIプロチームの場合、新プロフェッショナルが24,000ユーロ、その他ライダーが30,000ユーロ。
プロコンチームの場合は、新プロフェッショナルが21,500ユーロ、その他ライダーが25,000ユーロ。
休日については、『「競技者」は最少年間35日の休日をとる権利を有する』と規定されている。
『競技とトレーニングにより決まる休暇期間を、「チーム」との合意によりとらなければならない。』との付記がある。
詳しくは、UCI規定の「競技者の労働条件」を参照。
UCIプロチームは、チームポリシーなど厳しい審査が課せられ、保証金も徴収される。
さて、ツール・ド・フランスの出走するチームは基本的に招待で、ツアー参加に必要な経費は主催者(ならびに大会スポンサー)が負担する。
しかし、近年のドーピング問題対策として、UCIプロチーム登録同様な保証金が必要となるらしい。
プロコンチームがワイルドカードを期待するとしても、3億円程度の資金が無いと出走は適わないようだ。
野球やサッカーなどのメジャープロスポーツから見れば、3億円という金額は随分安いものと見られるが、自転車のロードレース競技となると、これほどのスポンサードを集めるのは至難。
バブルの頃ならいざ知らず、当時の企業メセナの反動か、日本ではマイナー競技への資金提供はなかなかしぶいものがある。
ツール・ド・フランスは、比較的知られたスポーツ・イベントではある。
ヨーロッパでは、人気イベントと言っても過言ではないと思う。
スポンサーをアジア圏に拡げて募るとしたら、韓国のメーカーが有力なのだそうだ。特に家電。
例えばサムスン電子は、ノキアやモトローラと携帯電話の世界市場を争う企業だ。プロサッカーのスポンサードに年間数十億円も費やしている。
韓国企業に関わらず、こういったアジアの力ある企業のスポンサードを期待したいところだが、その企業の国籍の選手がチームにいないと難しい。
また、チームオーダーに口を出したり、結果を国家宣伝に利用されたりする可能性もあって、資金提供まで漕ぎ着けても、更に困難な駆け引きを征する必要もあるだろう。
今年、別府史之選手が宮澤崇史選手に替わってロードのアジアチャンピオンとなった。
彼が所属するスキルシマノはプロコンチームで、このチームは今シーズン、随分目立った活躍をしている。
ワイルドカードでツールの出場を果たす可能性が高まっている。
昨年のツール・ド・フランスでは、ワイルドカードで出場したプロコンチームが随分活躍した。
バルロワールドのソレル選手が山岳ジャージを獲得したし、同チームのハンター選手はステージ優勝も飾った。
また、近年のドーピングスキャンダルを嫌い、UCIもASO(ツール・ド・フランス主催者)もクリーンなイメージを持つチームを積極的に応援する姿勢を打ち出している。逆に、過去にドーピングの疑いが掛けられた選手の排斥傾向が強く、そういった選手やスタッフが所属するチームをも排除する方向に動いている。
更にUCIとASOの対立もあって、ワイルドカード枠が増える可能性も高い。
スキルシマノはオランダのチームだが、日本のシマノがメインスポンサーで、日本選手が多く所属している。
このチームがツール・ド・フランスに出場することになれば、日本でもニュースとして注目が集まることだろう。
橋本聖子参議院議員が今年度から東京都自転車競技連盟の会長となった。
都心でプロクリテを開催するとか、ツール・ド・フランスのプロローグを東京へ誘致しようとか、夢のような話しを具現化すべくプロジェクトを発足させるかも知れない。
自転車競技により関心が集まって、日本人レーサーの活躍する場がもっともっと増えると良いな。