2009.07.20

遠い海

海まで走ろう!

昨年、日本海までの往復400kmを一日で走りきったフライフィッシャーさんのお話を聞いて、せめて太平洋まで走りへ行こうか。ってな希望はあった。

南へ下れば、浜名湖に出る。海の日なら、休みが取れる。鰻を食い散らかそう!(笑)ってな提案もあって実現した坂道自転車通勤隊『海の日うなぎサイクリング』。


平岡駅で輪行組と合流し、浜松ではお出迎えまであるとても賑やかなサイクリング。

足軽隊の皆さんが東京から参加するというサプライズ付きで、JR飯田駅前をスタートした。

長野県から愛知県内は県道1号線を使用したこともあって、峠越えも無くまったりと走ることができた。


スケジュールの関係で、ボクは途中で別れて復路をとった。うなぎも海水浴にもありつけず。残念?

本隊は、本場の鰻を堪能して、海へ入ることもできたそうだ。さすが初志貫徹。


ろくに挨拶もできずにおいとまいたしました。同行いただいた坂隊のメンバーはじめ、足軽隊の皆様、まゑ様、ありがとうございました。


走行ログはこちら

海まで行かなかったので、270kmにとどまった。お陰で、まだ景色が見える間に新野峠を下れたのは幸いだった。

もっと早い時間に往路へ入っていたら、豊根で夕立に出遭っていたことだろう。路面が随分と濡れていた。新野峠へのアプローチで少し降られたものの、丁度よいタイミングだったようだ。

国道沿いの豊根の集落で井戸水をいただいた。両手や顔を洗い、洗車までさせてくださってとても助かった。
ご主人のご厚意がとてもありがたかったです。


さて、今回のサイクリングは走行も10時間を超えた。

サイクルコンピューターとして使用しているガーミンのForerunner 305 (ForeAthlete305)の内蔵バッテリーでの動作時間は、約10時間となっている。
手持ちのものは、7時間半程度でローバッテリーアラームが出る。その後1時間程度は持つが、完全に電池切れさせてしまったことはないので、実際には何時間持つのかわからない。気温や使用するオプションでも変わるだろう。

今回は途中から外部バッテリーを使用した。
Forerunner 305(FR305)付属の専用クレードルを介して、ミニUSB端子で電源供給できる携帯電話用の電池式充電器でエネループを使って給電する。
グランフォンド吉野のために用意したこちらの装備だ。

FR305は、外部電源を接続した状態で電源を入れると、外部電源からの給電で動作するようになる。
この時、内蔵電池の充電も同時に行われる仕様らしい。

単三形エネループ2本でどの程度稼働するかは未確認だが、今回は走行時間8時間15分の地点までを内蔵バッテリー、その後は外部電源を使用した。

外部電源駆動では、FR305のバックライト用オートディマーがオフになる。
闇に包まれてからは、FR305のバックライトを灯し続けていた。いちいちバックライトスイッチを入れなくて良いのはとても便利だった。

もちろん、内蔵バッテリーでもバックライトを常時点灯状態にすることは可能だ。
しかし、普段は外部バッテリーキットなど持ち歩かないので、電池の消耗を抑えるために1分で自動消灯する設定にしている。

尚、今月になってForerunner 310XTの出荷が始まった。

FR305に対して内蔵バッテリーでの動作時間が20時間と倍増し、防水性能も向上してアイアンマンレースに完全対応した模様だ。

ナビ機能からルート設定が省略され、コースナビのみとなった様だが、登録できるバイクプロフィールはFR305同様に3つあり、FR305の後継としてなんら問題なく使用できそうだ。

但し、外部インターフェイスがANT+となったため、GARMIN USBドライバーに加え、GARMIN Training Center Ver 3.4に付属するANT+サポートユーティリティーが必要となり、Windows 98やMeではデータ管理が行えなくなったと思われる。

また、充電も端子式ながらクリップ形状となり、FR305+専用クレードルと外部電源といった使い方は難しいようだ。

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2009.07.18

梅雨空ふたたび

週末を狙い澄ましたかのように、全線が活発化した。

雨が降る。

昨夜のツール・ド・フランス第13ステージも冷たい雨だった。

雨の下りで抜群のパフォーマンスを発揮したハウスラーが単独ゴール。

思わず溢れた涙に顔を覆い、そして高々と上げた両手は、雨の山岳を越えたにもかかわらず素手だった。

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2009.06.24

ALAN TITANIO ポジション変更

ダンシング時や下り坂で腰が充分に入らないので、ステムを12mm上げた。

同時にハンドルをしゃくってみたが、微調整している内に元の位置へ戻ってしまった(苦笑)。

ハンドル水平部上端から地上までの高さは、アレーやアディクトとほぼ同じになった。

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2009.02.21

ミシュランPRO2レース

Pro 3 Raceを普段使いするのはもったいないかな?って思っていたら、ロードレース用クリンチャータイヤのベンチマークとされていたMICHELIN Pro 2 Raceの25cが随分安く販売されていたので購入した。

プロ2レースは濡れた路面のグリップが悪いと聞いていた。 エアボリュームが大きく乗り心地の良い25cが周囲でプチブームなこともあって、太めな25cなら多少でもグリップは有利だよなって思って使ってみることにした。

タイヤウォールカラーはグレー。センタートレッドもグレーで、サイドトレッドがブラックのツートンカラー。
水色のプロ3レースに比べると、見た目は地味だ。

23cのプロ3の推奨空気圧は6~8barだが、25cのプロ2は5~7barとなっている。
タイ製のプロ3に対し、購入したプロ2は“MADE IN FRANCE”の刻印が入っていた。

つるっと滑らかなプロ3のタイヤトレッドと異なり、購入したプロ2はシボ模様が入っている。
タイヤ幅は実測25.7mm。TITANIO、ALLEZ共に問題なく装着できた。チェーンステー他、干渉することはない。

フロント6bar、リア6.4barで空気を充填して、TITANIOを使って80kmほど山岳コースを走ってみた。
プロ3の時に感じた、ネトっと路面をとらえる感じはプロ2の方が弱い。装着前のタイヤ自体の触り心地も、プロ3の方がしなやかだ。だからといって、ドライ路面ではグリップの差はそれほど大きくない感じ。

振動収束性能は、23cのプロ3の方が上な感じ。しかし、25cのエアボリュームと1bar低い空気圧の効果は絶大で、突き上げはプロ2の方が少なく快適だった。
だからといって転がり抵抗が大きいとも感じない。普及価格帯の23cタイヤに比べたら、ずっと軽く転がる感じだ。

昨日の雪の影響で濡れた下りカーブもあったが、普通にグリップしていた。
霜が残っているような場所も、特に問題はなかった。しかし、プロ3レースに比べると不安を覚えるのも確か。
翻れば、いかにプロ3レースが改善されているかを感じることができる試走結果とも言える。

とは言え、1本2千円ちょっとでこの性能には大満足。
ミシュラン Pro 2 Raceの25cを常用タイヤにすべく、買い足そうと思っている。

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2009.02.15

ぽかぽかロングライド

今日も2月中旬としては異例な、最高気温18度。
薄靄が広がって朝は肌寒かったけど、風は無い。日が高くなれば、快晴の青空を期待できそうだ。
ちょっとばかり長いサイクリングをしてみたい。

昨夕、ロングライドのメンバーを募った。
うんげーさんに見送られ、坂隊のキタさんとはるさんとで、南へ走り出すことにした。

天竜川に沿って南下すると、途中でブレアサイクリングさんご一行とすれ違う。今日はどこへ行くのかな?
ぼくらは温田で小休止。天龍村からR418で売木村へと向かう。

売木村の食堂で昼食を兼ねた大休憩。売木川沿いに天龍村へと戻る予定だったが、昨朝の雨の影響で路面が濡れてる箇所が多そうで、平谷峠を越えてR153へ出ることにした。

今日の走行距離は119.7km、平均速度は21.7km/h。
午後から風が吹いた。横風から追い風に転じて、あまり影響がなかったのは幸い。

見晴らし良いカーブを曲がればピークが見える平谷峠(1160m)から売木村方面を望む道の駅「信州平谷」で小休憩
治部坂峠(1187m)ピークはシェルター潜って阿智村側治部坂スノーシェルター内はGPS受信可寒原峠(1073m)この先はずっと下り坂

帰宅後、次女Y氏のリクエストに応えて、公園で彼女のMTBライドを手伝った。
長女H氏も飛び入り参加。なかなか上達しているな。

思いがけず暖かな冬の日曜日。朝から夕方まで、自転車三昧の楽しい一日だった。

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2009.02.12

ミシュランPRO3レース

今更だが、評判の良いロードレース用クリンチャータイヤMICHELIN PRO 3 RACEをチタニオに履かせ、やっと初乗りした。

山岳コースを前後7barで30kmほど走ったが、舗装路面に吸い付くようなグリップにもかかわらず走行抵抗を感じない。
ちょっと痛んだ路面でも、跳ねるような振動はあまり無く、安心して走ることができる。

前に使っていたマキシスFUSEも気に入っていたが、こちらは軟らかいコンパウンドでグリップする感じだった。実際、尖った小石などでトレッドが切れやすい。かといって、ベースまで切れてしまうことは無かったけど。

PRO3レースのトレッドは、FUSEの様な軟らかさではない。コンパウンドの性能とタイヤウォールの剛性とのバランスが絶妙なのだろうな。

PRO3レースのお陰で、チタニオの乗り味が少しマイルドになった。
荒れた路面で跳ねることも少なくなり、跳ねた後も自然にグリップする。横断側溝を跳び越えたとき、着地の衝撃もまったく感じない。

懸念していたチープなサイドカラーも、こう見るとなかなか良いね。車体も明るい感じになった。
あまりに気に入ったから、スペア用にもうワンセット発注してしまった。

新しいバイク用に発注していた分も本数追加してイエローへカラー変更したし、届くのが楽しみだ。

-追記-
格好いいなぁと悦に入って写真眺めてたら、フロントホイールがひっくり返って入っているのに気付いた(苦笑)。
早速直しましたとさ。

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2009.01.31

タイヤ交換

自転車の場合、タイヤのフラットスポットはブレーキをロックさせてしまった時に発生する。

フロントをロックさせてしまうことはまず無いが、リアタイヤはたまにある。

後輪駆動だから、タイヤはリアの方が減る。
適当に前後をローテーションして、出来るだけ前後同時に寿命が来れば幸いだ。

Allezのフロントタイヤが変形しだした。
後輪に履かせていた時に出来たフラットスポットが集中的に摩耗して、カーカスの一層目が切れてしまっている。
こうなると、ローラー台で振動が出るようになる。
更に集中的な摩耗が進み、穴が空いてバーストしてしまうだろう。

このタイヤは3千7百kmほど使った。
20cと細めだってことも影響してか、いくらフラットスポットを作ってしまったからと言っても、ちょっと早い寿命だ。


TITANIO用に注文していたタイヤが届いたので、TITANIOのタイヤをAllezの前輪へまわすことにした。
このタイヤも、あと千kmもつかどうかって摩耗状態だけどね。


TITANIOに履かせた新しいタイヤを見たみーちゃん氏曰く、「なんて安っぽいタイヤ!」だって。
確かに、ちゃちな感じの色だ。
デジタルブルーって事なのだが、水色だよな…。ダークブルーが適当だろうが、在庫を優先した結果だ。

実は、Allezのホイール用にも同じタイヤを注文したのだが、タイミング悪く在庫が切れたそうだ。
色はやっぱり在庫優先で、黄色系から選んでイエローフラッシュ!って、どうもイエローフラッシュは黄緑色の様だ。
妥協したのに在庫待ちになってちゃ駄目じゃん…。

それにしても、自転車の競技用タイヤは高価だね。
1本5千円とか、結構普通。TITANIOに奢った安っぽい色のタイヤは、日本で買うと7千円もする。
性能に関しては折り紙付きなのだけど、国内価格ももう少し見直されると良いのにな。

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2009.01.25

サドル高


新しいバイクを組むにあたり、比較的いい加減に決定していたポジションを調整しなおしている。

今月になって、BBセンターからサドル座面までの距離を730mmとしてみた。

TITANIOとAllezそれぞれ200kmほど走ったが、ちょっと高いようで、右膝がつっぱる感じ。

先週から725mmへ下げた。今度はとても具合良い。

本来ならタイムやパワーを計って決めるべき数値だろうが、指標をもたないので感覚に頼る。
結局、今回もいい加減だな…。

ともかく、写真のポジションで決定。これに合わせて新しいバイクを組むことにした。

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2009.01.24

坂隊工具を使って自転車にカメラを固定するテスト

有志の方々が試作中の坂道自転車通勤隊オリジナル携帯工具をお借りして、あれこれと試用している。

今回はロードバイクのダウンチューブのボトル台座を利用して、小型のビデオカメラ(Xacti DMX-CA65)を車載してみた。

ボトル台座へ固定するために使ったM5ボルトが短すぎ、2本のボルトの内の1本が撮影中に外れてしまった。
次回は長いボルトを用意してテストしたい。

尚、試用したスリック製のSBH-60BK小型自由雲台でも充分だが、もうワンサイズ大きなSBH-100BKの方が使い勝手よさそうだ。

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2008.10.18

しらびそ高原と茶臼山の秋

午後から長野県売木村で行われるサイクリングイベントへお手伝いとして参加することになった。

この週末はすばらしい快晴が続く予報。
日曜日は幼稚園のバザーでサイクリングはできないから、しらびそへ登ってから売木へ行くことにした。

4時半起床。この季節特有の霧が出てきたけど、峠越えの間に消えてしまうだろう。
がっつり朝食をとって、6時ちょっと前に南アルプスへ向かって走り出した。

今日の脚の調子はまずまず。登坂も39-25tで充分。30tのフロントインナーはほとんど使うことがなかった。

しらびそ高原は紅葉が始まっている。高原の秋は短く、ここ一週間が見頃だろう。

お昼に売木村で落ち合う約束なので、それなりに踏んで走った。
御池山林道から下栗の葛折り、そして秋葉街道で南信濃和田へ出て、遠山名物「ふじ姫饅頭」殿町の茶屋で休憩。最高に美味しい蓬饅頭と蕎麦饅頭、そしてお漬け物をいただいた。
来週の10月26日日曜日、 恒例の「峠の国盗り綱引き合戦」が兵越峠で行われる。奇しくもジャパンカップサイクルロードレースと同日だ。今日のようにお天気に恵まれると良いね。

国道418号を売木村へと向かった。
早木戸川沿いを遡るコースは初めて走ったが、なかなか風光明媚。斜度も緩いし、サイクリングには良い感じ。

新野でコーラの500mlペットを買って補給。途中、走りながらアミノバイタルの200kcalタイプも1本飲んだ。
売木峠を越えようと山道へ入ったが、旧国道と間違えて林道へ入ってしまった。未舗装路になって引き返し、途中からコンクリート舗装の林道で売木峠方面へ抜けようとしたのだけど、途中から未舗装になり、更に熊笹が深くなって獣道の様相。自転車を担いで歩いたが、路肩を踏み外しそうで断念。素直に国道へ戻る。

トンネル内で坂隊のピエールさんとモトさんの車が追い抜いていった。
モトさんのピックアップトラックの荷台には、ロードバイクが積まれている。7台積載可能なバイクラックを自作されて、荷台に設置されていました。帰りは運んでくださるとのこと。

売木村の「ありがとう」で、今日のイベントをお手伝いするダイハツボンシャンス飯田の川村選手と坂隊メンバーとで昼食。
その後、売木村の村長さんをはじめとする主催の方々、そしてゲストの朝生つぐみさんと挨拶して簡単なミーティング。
イベントに集まった皆さんに混じって朝生さんの講演を拝聴してから、サイクリングコースを案内した。
電動アシスト自転車をはじめMTBやクロスバイクなど多様な車種で、のんびりと秋の売木村の風景を堪能。な筈だったでしょうね…。
愛知県側の林道を巡って茶臼山を周回するコースだったのですが、登り坂に慣れない方々には厳しかったようです。
10km/h以下のペースだったけど、平野部の丘越えとは趣が異なるヒルクライムは、初めての方には辛かったようだ。

特に長い下りは慣れないと大変らしい。下りのスピードを恐れて、必要以上にブレーキを掛け続けてしまう。その上、体重も普通以上にブラケットへ掛かってしまう。結果として、普段ではあり得ないほどに手が疲れる。
そう言えば、自分もそんな時期があった。でも、走り続けていれば。頑張れ!

結局、日没が迫って茶臼山周回は走れるメンバーだけとなった。

夜は慰労と懇親を兼ねて、皆でバーベキューを楽しんだ。
売木村最高!とても素敵な一日だった。

坂道自転車通勤隊隊長さんはじめピエールさん、モトさん、大変お世話になりました。ありがとうございました。

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