神坂山の紅葉
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近所の路地の石垣に外来植物のアメリカスミレサイシンが根付いていて、毎年そこへツマグロヒョウモンが卵を付けてゆく。
しかし数株しかないために、孵化した幼虫はすぐに葉を食い尽くし、餌を求めて移動をはじめる。
商業地区の込み入った街路の中で、すぐに駆除されてしまうだろう。
あわれに思って、箸で集めて、河原の土手に放している。
一昨日、路地に数十匹のツマグロヒョウモンがうごめいていた。
集めるものがなかったので、素手でつまんで掌にのせ、土手まで運んでやった。
刺すことは無いと聞いていたが、意外とチクチク軽い痛みがあった。
案外、刺すこともするらしい。刺したわけではなく、棘が固いだけかも知れない。
さっき路地を通ったら、茎だけになったアメリカスミレサイシンにツマグロヒョウモンの幼虫が2匹だけ残っていた。
この辺りにツマグロヒョウモンが現れるようになったのは、ここ二十年ほどのことだそうだ。
果樹園の標高が上がるように、この蝶も温暖化の例として話題に上る。
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陣馬形山山頂の山ツツジが咲き出した。
田圃は代掻きを終えて、田植え真っ盛り。
水鏡となった田が陽の光を反射して、陣馬形山から見るこの時期の伊那谷の夕景はいつになく幻想的だ。
山頂キャンプ場で、茅野からいらしたサイクリスト二人組にお逢いした。
陣馬形山のあとは中沢峠を上って152号へ出て、杖突峠を越えて帰宅するのだそうだ。
御歳60超だそうで、その健脚と壮健さに吃驚してしまう。
しかも、先週は雨の中を麦草峠から八ヶ岳周辺の四つの峠を制覇されたとのこと。
獲得標高は4千メートルを超え、雨の中、平均速度も18km/h以上と、けっしてスローペースではない。
と、その方のウィンドブレーカーの下には坂隊ジャージがあった。
フライフィッシャーさんのお友達だそうで、サイクリストはどっかしら繋がっている。
当方のブログで陣馬形山の展望を知って、いらっしゃったとのこと。お役に立てて幸いだ。
天蓋のように雲が空全体を覆っていたが、中央アルプスも南アルプスもよく見え、うっすら白馬も確認できた。
陣馬形山の眺望を堪能いただけたのではないだろうか。
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先月は全般に天気が悪く、12月にしては雪も多かった。
そのため、干し柿の出来やハウス栽培のイチゴに影響があったそうだ。
年が改まり、今月は平年に比べて晴天続きに思える。そして、里の雪がとても少ない。
国道はおろか、県道や市道でさえ雪は無い。村道でも、よほど日陰がちな場所でなければ、しっかり乾いている。
陣馬形山の登り口となる中川村の美里地区でも、例年ならすっかり凍結している場所が乾いている。
標高千メートル未満であれば、それほど雪を気にしなくても大丈夫な感じだ。
昨シーズン同様に、この冬も陣馬形山へ登っている。
自転車へリュックと防寒具を積み、登山道の入り口まで走っていって、そこから山頂まで歩く。
初日は地面に倒れ込むほど酷い痙攣に見舞われたりと、最近の運動不足が露呈した。
しかし、今はすっかり慣れて、以前のペースでこなせるようになった。
登山道は標高1050メートルあたりまで雪が無い。
ところが、1100メートル近辺まで中途半端に雪が残っていて、アイスバーンになっている。
雪の無い場所もあるので、足の運びを工夫して滑らないように歩いているが、簡易アイゼンを使いたくなる。
標高1300メートルを超えると、林の中でも一面の雪景色。積雪は20センチメートルほどか。
登山道の雪は踏み締められているが、凍ってはいないので歩きやすい。
林を抜けて山頂に近付くと、積雪は40~50センチほど。
陣馬形山には携帯電話アンテナ基地局が複数あるため、メンテナンス用に軽自動車が走れる幅だけ山頂までの林道が除雪されている。
しかし、除雪されていない場所は雪が深いので、踏み締められていない場所に足を置くと雪に嵌ってしまう。
いつも注意して歩いている。
だいたい上りに80分、下りで40分というペースになる。
自転車は往路90分、復路60分なので、休憩時間も含めて5時間弱。
登山口までの道程が雪に埋もれるまでは、陣馬形山へ通いたいと思っている。
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昨日、今日と素晴らしい秋晴れ。南信州中川村の陣馬形山へ上ってきた。
ロードバイクで走るのを半年間休んでいた。
もともと力不足なのに加齢を放置した報い。登坂はもちろん、平坦でもスピードが上がらない。
追い込めないので、サイクリングと割り切って走っている。
そうは言っても、予定の時間には帰宅しなくちゃいけないのが救いか。
渡場(どば)の銀杏並木も色付いてきた。
高圧電線を避けて、南駒ケ岳と銀杏並木を撮る。
明日30日までは舗装工事のため、陣馬形山山頂から折草峠の間は通行止め。
そのため、アンフォルメル中川美術館から手取沢沿いに風三郎神社へと上る。
帰路は風三郎神社前の陣馬形林道を北に走って起点へ出、県道210号の四徳発電所北側へと下りて、小渋側沿いに戻った。
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長野県内で最初に咲くとされる桜の花は、天龍村の平岡にある。
JR飯田線伊那小沢駅(いなこざわえき)にあるカンザクラで、昭和11年に三信鉄道伊那小沢駅が開業した際に記念として植えられたものとのことだ。
一昨日の3月17日月曜日に開花したとのニュースを聞いた。例年より二週間ほど遅い。
サイクリング日和なので、午後から伊那小沢駅のカンザクラを目指して走ってみた。
コースは長野県道1号線を使う。
天竜峡から平岡までの約35kmの区間は広い二車線となっていて、適度なアップダウンとカーブが続く。
現在フランスのチーム・ヨーロッパカーで活躍中の新城幸也選手がエキップ・アサダ時代に飯田滞在中、自主練コースとしていたことで、当地のサイクリストに知られている。
泰阜村温田の下りで、上ってくる二人のローディに挨拶した。
温田から明島まで、標高差400メートルを一気に上ることになる。長野県道1号線は、サイクリストにとっては結構えぐいコースだ。
飯田市街から伊那小沢駅までは45kmほど。天竜川沿いに南下する。
南風がそこそこ強いので、帰路は追い風の恩恵を受けて温田の上りも少しは楽だろう。
快走して、14時半頃に到着。カンザクラは二分咲きほどか。
電車と一緒に撮りたかったが、15時52分の上り列車まで無いことを知って早々にあきらめた。
帰路も県道1号線をひたすら戻る。
平岡駅を過ぎてから風向きが北になった気がしたが、気のせいだった。
追い風のアシストもあって、温田から明島までの上りも順調。
回り道もせずに16時半には帰着した。
なお、鶯巣(うぐす)の梅園はほぼ満開だった。
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今日は朝から快晴。午後の気温は17度まで上がる小春日和。
近所にある、樹齢350年を数えるとされる「飯田城主堀公ゆかりの紅梅」も、日当たりの良い枝から開花して二分咲きとなっていた。
風も穏やか。サイクリングには最高の一日。
遠出したいところだが仕事がある。それでも、午後に3時間だけ走ってきた。
春なので、春夏用のロードシューズを使うべく、クリートに合わせてペダルを換えた。
シューズカバーは必要ない。抜ける風が気持ちいい。
途中、いすゞの117クーペを見かけた。
ハンドメイドモデルかは自分にはわからないが、ジウジアーロの端正な意匠は色あせない。
ピアッツァどころか、ジェミニでさえまったく見かけなくなって久しい。
霞もそれほど気にならない。中央アルプスが綺麗に見える場所を探して、中川村の丸尾の坂を上った。
その後、一昨日から気になっていたカフェに寄って帰宅した。
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小春日和。朝から春霞が出ているので、雪山を眺めるよりも春らしさを満喫しようと南へ行った。
県道1号線を天龍村まで南下して、R418、R151と繋いで戻る。
飯田より南でも、泰阜村や新野近辺はまだ雪が残っている。標高700メートルを超えているのね。
道理でアップダウンがきつい訳だ。
途中から県道83号で門島まで下り、そのまま天竜川左岸を上って喬木村へ出ようと思っていたが、すでに獲得標高が2000メートルを超えていて辛いので端折る。
R418沿いの飯田線旧線を眺めながら、天竜川に沿って南下する。
天龍村まで下ると、かなり春らしくなる。鶯巣では、白梅の花が咲いていた。
R418は、早木戸川沿いの上りに砂が多かった。雪道の滑り止めに撒かれた砂が残ったのだろう。
R151は新野からの下りの路面が雪解け水でかなり濡れていて、スピードに気を使った。
阿南町へと入り、国道沿いのサークルKで大休憩。
日当たりのよいベンチに腰をおろし、中華饅と菓子パンで補給する。
花粉が多いのか、喉がとてもいがらっぽかった。
下條村の東山で野菜ラーメンを食べたかったが、午後休憩でお休み中。
仕方なく、そのまま帰宅した。
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