ANT+が省略されたXperia XZ1 CompactでGarmin ANT+ Watch Uploader PROを使う
サイクルコンピューターはランニングコンピューターと兼用のGarmin Forerunnerシリーズを愛用しています。
2007年12月にForerunner 305を使い始め、7年近く愛用したものの防水性の低下で310XTへ買い換え。ところが310XTは早々のバッテリー劣化のため910XTへと更新してきました。
Forerunner 305はANT+で心拍計とスピードケイデンスセンサーならびにフットポッドとペアリングでき、ウェアブルながら当時のEdgeシリーズと性能に差はありません。
充電しながら使えたためとても重宝しました。
スマートフォンの普及とスマートウォッチの登場で、時計型のForerunnerシリーズは近年スマートウォッチ機能を積極的に実装しています。
そのためスマートフォンとの親和性が高く、サイコンやランコンのログを管理するウェブサービスとの利用や連携も、かつてのようにPCを介さずにスマートフォン上ですべて完結できるようになりました。
しかしながら多機能化に伴う高価格化は甚だしく、Forerunner 910XTラインの最新モデルであるForeathlete 945は8万円近くもします。
自分にとって、サイコンやランコンは910XTで充分です。
しかし、910XTはBluetoothに対応していないため、ANT+が搭載されていないスマートフォンとはペアリングできません。
以前使用していたSONY Xperia Z3 CompactはANT+搭載で、以前のエントリー「スマートフォンからANT+でガーミンのデータをGARMIN CONNECTへアップロード」のようにスマートフォンとペアリングできました。
Xperia Z3 Compactはバッテリーの寿命でXZ1 Compactへ更新しています。XperiaシリーズはZ5を最後にANT+の搭載を止めてしまっています。
そのため、XZ1 CompactとANT+しか搭載していないランコンやサイコンとペアリングするには、ANT+センサーを取り付ける必要があります。
上図のように、USBハブとOTG機能を持つUSB type CのカードリーダーへガーミンのUSB ANT+ドングルを挿すことで、Xperia XZ1 CompactへANT+を追加できました。
デバイスドライバとして、ANT Radio ServiceとANT+ Plugins Serviceに加え、ANT USB Serviceをインストールしています。
また、Ant Uploaderの開発が止まっているようなので、ANT2net PROへ乗り換えました。GARMIN Connectの仕様変更などで発生する不具合対応も早いのです。
以上で、Garmin Forerunner 910XTなどBluetoothを内蔵しないサイコンやランコンから、Xperia XZ1 Compactを利用してGarmin Connectへ直接データログをエクスポートできるようになりました。
ANT2net PROはアクティビティログのアップロード機能しかないため、コースのダウンロードやANT+体脂肪計で取得したデータのアップロードはできません。
ガーミンのBluetooth内蔵モデルに比べれば制約はありますが、実用上問題なく満足しています。
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