室内でヴァーチャルサイクリング
初冬。先週末の朝は今シーズン初の氷点下になりました。
紅葉もそろそろお仕舞いです。
昼間なかなか出かけられなくなって、最近はローラー台で自転車を漕いでいます。
スポーツサイクリングの室内練習では、Zwiftというヴァーチャルサイクリングアプリケーションが流行っています。
ローラー台に設置された自転車をパソコンやスマホへつなぎ、ヴァーチャルサイクリングのアプリケーションを動作させます。
漕いだ分だけアプリ内のアバターが進み、仮想的なサイクリングからレースまで楽しめます。
自転車にはアプリへ情報を送るためのセンサーが必要です。
クランクの回転数を計測するケイデンスセンサーと入力出力を検出するパワーメーター、それに加えて身につけた心拍センサーを使っています。
ヴァーチャルサイクリングアプリケーションではスピードセンサーの情報からパワーを計算する機能が備わっているので、パワーメーターが無ければスピードセンサーで代替できます。
サイクルコンピューター用にスピード&ケイデンスセンサーを付けていてヴァーチャルサイクリングでも使っていましたが、パワータップを安く手に入れることができたので、パワーに加えてケイデンスもパワータップを使うようになりました。
ヴァーチャルサイクリングアプリケーションは、対応するスマートローラー台の負荷をコントロールできるようにもなっています。
坂道の斜度を再現したり、路面の凹凸まで再現できるローラー台も登場しています。
スマートローラーはとても高価ですが、大抵はパワーメーターを内蔵しているので、パワーメーターとローラー台を一度に購入するなら、スマートローラーはお買い得かも知れません。
パソコンと各センサーとの接続は、ANT+という専用無線規格が主流です。
スマートフォンやタブレットの場合は、Bluetooth Smartでも接続できるようになっていますが、Windowsでは現状ANT+でしか使えません。
ヴァーチャルサイクリングのアプリケーションはZwift一強の状況ですが、月額1500円の有料アプリなため試用期間以後は使っていません。
今はまだベータテスト中で無料で使えるVirtuGOとRoad Grand ToursをWindows 7 64bit上で使っています。
また、KinomapというAndroidアプリもたまに使います。
中でもVirtuGOはトレーニングメニューが充実していて、トレーニングを目的とするならZwiftに比べても充分な機能です。
ちなみにKinomapは本サービス中の有料アプリですが、自分でアップロードしたビデオファイルを利用するのは無料です。
ローラー台トレーニングはサイクリングに比べて退屈なものですが、ヴァーチャルサイクリングの登場でなかなか楽しいものになりつつあります。
人気のZwiftでは、レースやエンデューロなどのイベントも盛んです。
現状は使用するセンサーによって、アバターがサイクリストの実力以上のパフォーマンスを発揮したり、その逆も多いため、eスポーツの様な公正さがありません。
しかし、レスポンスは充分で、室内の快適な環境でレースの醍醐味を味わえます。
ヴァーチャルサイクリングは怪我の心配も不要で、汗対策さえ充分ならとても快適なスポーツです。
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