Louis Poulsen PH5 旧型のLED化 その2 (LEDフィラメント電球利用)
昨年、ルイスポールセンPH5を中国製LEDフィラメント電球を使ってLED化した。
わが家ではパナソニックの調光器と組み合わせていたため、当時探した中では調光器対応で一番明るかったこちらの6WフィラメントLED電球を利用した。
最近、100W白熱電球サイズで100W相当電球色LED、しかも調光器対応のLEDフィラメント電球が販売されているのを知って購入した。
E26口金で、電球サイズは写真の通り100W白熱電球と変わらない。
写真中央のLEDフィラメント電球が、昨年から使っている6Wのもの。
LEDフィラメントが6本、クリアガラスの中へスパイラル状に収められている。
左は今回新調した10Wタイプで、LEDフィラメント10本が筒状に配置されている。
現在販売されているLouis Poulsen PH5は、シェード中央のボトムカバーと呼ばれる箇所をフロストガラスにして、ダウンライトの機能を加えている。
オリジナルのPH5はボトムカバーが金属で、しかも100W電球サイズぎりぎりまでカバーが迫っている。
デザイナーのポール・ヘニングセン (Poul Henningsen) は、青と赤で塗られたシェード内で補色されたシリカ電球の間接光のみを取り出すデザインとしていたが、ダイニングテーブルのペンダントライトとして好まれる器具なため、近年メーカーによりボトムカバーが透過光を演出するフロストガラスへ変えられた。
その際、ボトムカバーが下がったことで、150Wサイズの電球も利用できるようになり、LED化も容易となっている。
当方で使っているのは、写真のようにボトムカバーが金属製のオリジナルモデル。
使える電球は100W球相当のサイズまで。そのため、シェードを加工することなくLED化するのは困難だった。
LEDフィラメント電球の登場により、問題は解消した。
左が10WLEDフィラメント電球で、右が今まで使っていた6Wのもの。
100W電球相当になり、充分な明るさが確保できるようになった。
フィラメントLEDの配置の違いで、シェードに映る縞模様に違いが見られる。
6Wモデルはスパイラル状にフィラメントLEDを並べているのが効果的にはたらき、より電球っぽい配光だ。
LEDフィラメント電球は現状クリアタイプばかりで、電球自体にもデザイン製が見られ、場合によっては器具の価値をスポイルすることもあるだろう。
PH5の場合、外部から電球がほとんど見えないデザインなので影響は少ない。
調光器対応のLEDフィラメント電球は色味や調光した際の振る舞いも従来の電球に酷似しており、省電力、長寿命、高信頼性という特徴と相まって、PH5には最適な電球と思っている。
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