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2017.10.12

デロンギの全自動エスプレッソマシン

ドリップコーヒーもエスプレッソも、コーヒー豆の抽出液であることは変わらないが、作り方も美味しさも違うのがおもしろい。

焙煎されたコーヒー豆をグラインダー(ミル)で挽いて粉にし、お湯を加えて、フィルターで漉した物がドリップコーヒー。

ドリップコーヒーは、コーヒー豆の水溶性の成分が主に抽出される。

フィルターに紙や木綿のネルを用いると、コーヒー豆に含まれる不溶性オイルなど水溶性ではない成分は、ほとんどフィルターに残って抽出されない。

また、炭酸ガスなどの気体は、そのほとんどが空気中へ放出される。


コーヒー粉を金属製の容器一体となったフィルターに詰めて、そこへ9気圧ほどの高い圧力で一気にお湯を通して抽出液を得るのがエスプレッソ。

コーヒー豆の水溶性成分が抽出されるだけでなく、不溶性オイルなども乳化現象を起こしてエマルションが生成される。
さらに、炭酸ガスなどの気体がエマルションを発泡させ、クリーム状のクレマとなって抽出される。


つまり、ドリップコーヒーは主にコーヒーの水溶性成分を味わう飲み物であり、エスプレッソはコーヒーの全てを丸ごと味わう飲み物と言える。


エスプレッソでは、デロンギの全自動エスプレッソマシンを使っている。

今年で8年目。2年ほど前に故障のため、エスプレッソ側のボイラーユニットを交換した。

動画のように、クレマたっぷりで調子は良い。

現行機種と比べて抽出ノズルが低いので、氷を満たしたコップに直接ドリップできないのだけが不満。

せめてESAM03110Sのようにコーヒー抽出口高さが12cmまで上がると良かった。


デロンギの全自動エスプレッソマシンには多くのラインナップがあるが、エスプレッソの抽出機能に大差はない。

ミルクタンクの有無やコンソールのデザイン、最近ではスマホ連携などでラインナップの差別化を図っている。


エスプレッソの抽出では、コーヒー豆の挽き目(メッシュ)と豆量、そして湯量(抽出量)を設定出来るようになっている。

メッシュはグラインダー部で手動にて設定する。

豆量はグラインダーの動作時間で制御されている。
ダイヤル操作で可変するモデルと、プリセットで動作するモデルとがある。

湯量は流量計で電磁ポンプを制御する。
設定は下位モデルではダイヤル。上位モデルはプリセットとなる。

現行モデルは新型ボイラーで統一されて、最廉価モデルも含め抽出温度が設定できるようになった。
(但し、ECAM23260SBECAM23260SBNは抽出温度が可変できない)


抽出ユニットの形には2種類あって、型番がEAMならびにESAMではじまるモデルが5513227911、ECAMならびにETAMではじまるモデルは5513227891というパーツ番号が使われている。

EAMとESAMは筐体サイズと抽出機構やユニットレイアウトが共通で、ESAMはEAMの改良型との位置付け。
ESAMはグラインダーの駆動方式がギヤからベルトへ変更されて、静音化が図られているのが大きな特徴。

また、現行機種と異なり予熱の大きなボイラーが使われており、カップホルダーのトレーを温める機能がある。


ECAMとETAMも抽出機構が共通で、ESAMに対して小型化と静音化、省電力化、そして抽出口を14.2cmまで高くするため新設計されている。

全面新設計に伴い、抽出ユニットやボイラーが新しくなっている。

ETAMはECAMのスリムモデルで、右側面の水タンクを背面に移して横幅を小さくしている。
反面、奥行きは大きくなっている。

ボイラーは効率を高めて予熱をしない省エネモデルとなり、温度制御も可能となった。
反面、トレーのカップウォーマー機能が無くなった。上位機種では、電熱ヒーターを別途設置している。


尚、生産国はイタリアとなっているが、型番末尾にNが付くモデルはルーマニア製である。

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