自転車に乗れず
一ヶ月ほど前からサドルの乗り方によって臀部に激痛が走るようになった。
痛みのある場所を触ると、しこりになっている。
きっとニキビのようなものができたのだろうと高を括っていたが、日を重ねても痛みはいっこうに治まらない。
そうこうするうちに腫れが酷くなって、ついにあまりの痛みで椅子や床に座ることも出来なくなってしまった。
仕方ないので皮膚科を受診する。
「皮膚が巻き込まれて袋が作られ、そこに老廃物が溜まって腫瘍になっているようだ。」
しかも質の悪いことに、化膿もしてひどく腫れてしまったのが今回の激痛の原因のようだ。
化膿が治まれば痛みはほとんど無くなるだろうが、腫瘍は残ったままになるとのこと。
完治させたいなら、腫瘍を外科的に取り除くしか無いと説明された。
自転車に乗るのに支障があるので手術も厭わない旨を申し出たところ、総合病院の形成外科を紹介された。
今月はそんなこんなで自転車にまったく乗れていない。
臀部を切るとしばらく車も運転できなくなりそうなので、和田サイクルさんの創業百周年記念パーティーが終わってから手術を受けることにした。
そして先週の水曜日に臀部の腫瘍を取ってもらった。
腫瘍は粉瘤(ふんりゅう)と呼ばれるものらしい。
診察室の処置台で局部麻酔後、使い捨ての筒状メスで腫瘍までの経路を作り、メスで抜いた皮膚組織ごと腫瘍を抜き出すという方法で取り除いてくださった。
町医の紹介の上に事前予約もあって、病院を訪れてから会計終了まで30分というスピード手当てだった。
取り除かれた腫瘍を写真に撮ってくればよかったのだが失念した。
直径10mmほどのきれいな球形をした乳白色の塊で、軟骨のような硬さのものだった。
意外と大きくて吃驚した。
腫瘍に毛が巻き込まれていることから、いわゆるニキビからなんらかの原因で腫瘍化したもののようだ。
傷口は二針縫い、今週末に抜糸する。
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