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2016.10.09

キャリーミーのリヤアクセルシャフトの中空化 その2

先日、キャリーミーDSのリヤホイールアクセルを中空軸へ交換した。

キャリーミーのリヤホイールはオーバーロックナット寸法が100mmで9mmのシャフト。
エンドの厚みを考慮すると、スポーツ自転車のフロントホイールアクセル(ハブ軸)を使用して中空軸化ができる。

但し、キャリーミーの軸受けは内径9mmのシールベアリングなので、中空軸化する場合はベアリングの内輪が当たる部分までネジが切られているものでないと軸径が足りなくなる。

M9のハブ軸のほとんどは、ネジが切られた部分はネジ山の外径の9mmだが、ネジのない部分はネジの谷の外径に合わせられているため、直径は9mm未満である。

そのため、ベアリングの内輪がハブ軸のネジが切られていない部分に当たると、そのベアリングはハブ軸からわずかに浮いた状態となってしまう。


さて、フロントの中空ハブ軸を流用すると、チェーン引きは内側(オーバーロックナット寸法内)にしか付けられない。
そのため、ロックナットやワッシャーの厚みを薄くして、チェーン引きを入れるスペースを確保する必要がある。


シマノのM9で厚さ3mmのロックナットと、内径9mmで厚さ1.5mmのアルミワッシャーを通販で手配した。

ところが、シマノのロックナットの在庫が無く、納期は早くても今月末との回答。

仕方ないので、使っていないホイールから2枚だけ誂えることができた。

そこで、1.5mm厚ワッシャーと5mm厚のロックナット、そして3mm厚のロックナットを左右へそれぞれ一枚ずつという構成にした。

内径9mmのアルミワッシャーとキャリーミーのコグ

ひとつ問題があり、コグ側はベアリングの外径が小さいため、ワッシャーを削り込まないとベアリングの外輪に当たってしまう。

そこで、写真のように泥縄な加工でワッシャーの外径を小さくしている。

中空軸化したキャリーミーの後輪

手配したワッシャーとロックナットで組み付けをし直し、キャリーミーのリヤアクセルシャフトの中空化を終えた。

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