キャリーミーのブレーキ交換 その1
前回、キャリーミーのブレーキをTEKTRO 800Aへ換えた。
アルミ合金製のデュアルピポットキャリパーながら、価格が安く入手性も良い。その上、下引き改造も容易。
しかし、残念なことにアーチ長が大きい。
フロントは大丈夫だが、リヤは5mm長い。シューの40%程度しかリムに掛からない。
また、下引きへ改造したため可動域が狭くなり、シューとリムとのクリアランスが小さい。
キャリーミーを折り畳んだ時、ハンドルを取り外してフレームへくくりつけるためケーブルアウターが曲げられ、ブレーキが少し引かれた状態になる。
リヤブレーキはクリアランスが小さいため、シューがリムに当たってしまうのだ。
オフセットブレーキシューを使えば解決する問題だが、意外に高価だ。
リヤブレーキだけオリジナルへ戻すのが手っ取り早い。
それならフロントブレーキも、アーチの短いアルホンガ HJ-714AGにしようか。
色も純正品と同色だ。
逡巡して、Carrera Rollで使っているTektro R725を移植してみることにした。
元々、キャリーミーのブレーキ交換用に手配したものだったし。
Tektro R725はOEM専用モデルで、リテールにはチタン製ピボットボルトとキャリパーアームのシェイプアップで軽量化されたTRP T925がリリースされている。
R725のOEM品としては、OVAL A700やカンパニョーロのTT Uブレーキ Lateral Pullがある。
キャリパーアーチ長が39~49mmと、キャリーミー用には短めだが、少なくともリヤブレーキは使用実績を知っていた。
問題はフロントブレーキだが、駄目ならTektro 800Aのままとすれば良い。
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