ペンタックスのデジ一なら、アストロトレーサーが便利
4時前に目が覚めたので、ラブジョイ彗星を撮ってきた。
今朝も、ただ写しましたってだけなもの。
中学校の時に、ビクセンのニューポラリス赤道儀を、クーデ式ガイド鏡付きのポータブル赤道儀へ改造して使っていた。
現在はステッピングモーターで水晶発振同期のオープンループが主流みたいだが、当時はDCモーターで可変抵抗
を使った電圧制御でコントロールはガイド鏡を覗く人間ってなスタイルが普通で、やっと安価なモータードライブセットが登場したころだ。
ステッピングモーター自体は新しいものではないが、コントローラーの小型、軽量化、低価格化を実現する半導体の登場に時間が掛ったのだろう。
ペンタックスのデジタル一眼レフは、イメージセンサー(CMOSやCCD)をリニアモーター(圧電素子?)で上下左右に駆動して手ぶれ補正を行っている。
この機構を利用して、GPSユニットを追加することで地球の自転を検出し、それを相殺する方向へイメージセンサーを動かすことで星を点像として捉える「アストロトレーサー」という機能が標準装備されている。
GPSユニットは、カメラのホットシューに取り付けられる小さなもの。ホットシューのマルチ端子を利用しているので、別途結線する必要もない。
カメラ三脚とGPSユニットがあれば、赤道儀がなくても星像を点に写し撮ることができる。
2012年の金環日食と金星の太陽面通過が撮りたくてポータブル赤道儀を新たに買い求めたが、今のような使い方なら、アストロトレーサーが手軽で便利だろうと思っている。
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