« 金星と三日月 | トップページ | MONGOOSE 07 SABROSAフレーム利用のシティバイク二態 »

2013.12.06

飯田盆地の霧

三日月と金星長野県の南部に位置する飯田市の冬は、太平洋岸のような晴天率の高い年が比較的多いが、時に日本海岸のような鈍色の空が続くこともある。

当地の雨雲も雪雲も、伊勢湾から中山道に沿って渡ってくる湿った空気が、恵那山から神坂山にぶつかって湧き上がるイメージだ。

冬型が強ければ、雲は阿智駒場から山本までも覆い、そして飯田市街も雪雲に覆われる。

今日は晴がちの予報だったが、西南西からの雲がはり出して午後から小雨になった。

夕方、南南西に晴れ間ができて、昨夕に引き続き金星と三日月との共演を眺められたのは幸いだ。


さて、伊那谷の南、初冬の飯田盆地は朝霧に沈むことが多い。

快晴の翌朝、マイナス気温近くまで冷え込むと、まだ水ぬるい天竜川の各支流の川面から霧が沸き立ち、低地へ低地へと流れ込んでゆく。

アイソン彗星を撮りに上った月夜平からも、刻一刻と飯田盆地を満たしてゆく霧の姿を眺めることができた。

飯田盆地の霧5時10分

11月22日 午前5時10分

飯田盆地の霧5時30分

11月22日 午前5時30分

飯田盆地の霧5時45分

11月22日 午前5時45分

飯田盆地の霧6時3分

11月22日 午前6時3分

飯田市街の霧 午前6時25分6時25分には、天竜川河川敷より100メートル近くの標高差がある丘の上まですっかり霧に包まれていた。

この霧は日の出の少し前に現れて、2~3時間も居座る。

空は晴天なのに、冬の日照はこの霧のために短くなるのだ。

清流の水温が十分低くなる12月の上旬から中旬まで、冷気が山間を下る朝は川霧が起って陽の光を遮り続ける。

日照時間が減れば、地表が蓄える熱量も減って、寒さはより厳しくなる。

反対に暖冬であれば、山間の大気も温み、川霧はあまり起らない。
そのため、朝から陽光が大地に注ぎ、夜間でも地表は冷えにくく、底冷えを感じることがない。


今冬は早朝に氷点下近くまで下がると、街は決まって朝霧に包まれている。

厳しい寒さが続くとの予報の兆しを実感する、朝霧の景色だ。

|

« 金星と三日月 | トップページ | MONGOOSE 07 SABROSAフレーム利用のシティバイク二態 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/28297/58709982

この記事へのトラックバック一覧です: 飯田盆地の霧:

« 金星と三日月 | トップページ | MONGOOSE 07 SABROSAフレーム利用のシティバイク二態 »