« 2013年5月 | トップページ | 2013年7月 »

2013.06.12

Contour ContourROAMハンズフリーHDビデオカメラを試す

Contour ContourROAMという使い勝手の良さそうなウェアラブルビデオカメラが、型落ちセールとなっていたので試してみた。

固定マウントが一切付属しないパッケージであったため、カメラ三脚穴を利用して、次の写真のように手持ちの機材で自転車に固定した。

ContourROAM自転車マウントキャットアイのライト用フレックス・タイト・ブラケットとスリックSBH­-60自由雲台
キャットアイのライト用フレックス・タイト・ブラケットとスリックSBH­-60自由雲台キャットアイのライト用フレックス・タイト・ブラケットとスリックSBH­-60自由雲台

キャットアイのライト用フレックス・タイト・ブラケットとスリックSBH­-60自由雲台を組み合わせて、自転車用のカメラマウントにしている。

| | トラックバック (0)

2013.06.11

ずぶ濡れ行

台風3号の影響で梅雨前線が活発化したそうで、やっと梅雨らしい空模様となった。

体重が減少傾向を示してきたのでサイクリングの日課を休みたくはなかったが、今日は走りへ行くのを取り止めた。

昼ごろに幾度も雨はぱらついた。しかし、小雨程度で済んでしまった。
天気予報をネットで見ると、雨マークが消えている。

久しぶりに固定ギヤのロードバイクを引っ張り出して、ソースかつ丼でも食べに行こうと走り出した。
心拍は大して上げないが、3時間程度の有酸素運動にはなるだろう。

梅雨空の下、月夜平にて

ショート丈のカーゴパンツにTシャツ、かろうじてシューズは自転車用という出で立ち。

汗をかきたくなかったので、まったり走って一時間。そろそろ目的地というあたりでポツリポツリと小雨が降り出した。

振り返ると、南方面は雲に霞んでいる。さっきまで山が見えていたのにな・・・。

雨宿りできる庇を見つけて、パニアバッグから内蔵のレインカバーを引っ張り出し本格的な雨に備えた。

ライトも尾灯もパニアバッグに入っているが、固定ギヤの自転車で雨の中、しかも暗くなってから走るのはちょっといただけない。

ソースかつ丼はあきらめて、帰路につく。

小雨はやがて本降りに。顔に当たる雨粒が痛い。

綿素材の衣服は、重く水を含んで身体にまとわりついている。

大平街道と違って、気温がそれなりに高いことだけは幸いだった。濡れ鼠なのに、寒くなかったからだ。

後ろからパタパタと、布がスポークに当たっているような異音がする。
振り返ると、バッグのレインカバーが外れていた。スポークに絡まなかったのが、不幸中の幸い。
面ファスナーをきちんと止めていなかったため、風をはらんでカバーが外れてしまったようだ。

雨宿りできそうな大きな軒を見つけ、そこでパニアバッグのレインカバーを付け直した。
意外にも、バッグは大して濡れていなかった。

雨が小降りになるまで待つか迷ったが、せっかくだから長女の帰宅時間までには戻っておきたい。

雨脚は弱まらない。意を決して走り出した。

市内へ入る頃、やっと景色が開けてきた。最後の丘を越えると同時に、雨も通りすぎた。

パンツ以外はびしょ濡れだ。シューズも思いっきり水を吸ってしまっていた。

レインカバーのお陰で、パニアバッグは大して濡れていなかったのはありがたかった。

| | トラックバック (0)

シャワートイレ(ウォシュレット)の交換

船橋ららぽーとにあったダイエーKou'sで15年ほど前に購入して自己設置したイナックス製のシャワートイレ(1000シリーズ)が水漏れするようになった。

水漏れはストレーナーと呼ばれる箇所で、ねじ込み部分から漏れ出している。

メンテナンスブックに従い、ストレーナーを外してフィルターの掃除を行ったが改善しなかった。

Oリングへの防水グリス塗布や止水テープの併用も試みたが、漏水は止まらない。

ストレーナーを新しいものへ部品交換すれば直るかも知れないが、その保証はない。

実は数年前にもストレーナー部から水漏れがあり、その際はサービスを呼んだ。
ストレーナーの交換だけで直らず、ストレーナーの配管ハウジング自体も交換した。
出張修理だったので、1万5千円を超える出費となった。

ストレーナー自体は2千円程度で入手できるが、前回のように配管ハウジングまでとなると面倒だ。
しかも、操作ボタンにも不具合があって、停止ボタンを押してもシャワーがすぐに止まらないことが多くなっている。


とりあえずストレーナーの下に洗面器を置いてしのいできたのだが、いい加減になんとかしてくれとの家族の声が無視できなくなったので、修理ではなく新調することにした。

調べたところ、イナックス製は現行機種でも1000シリーズと配管が共通で、工具すら必要なく交換できそうだとわかった。

また、ローエンドモデルでも必要十分な性能な上、袖部が小さくなり、しかもシャワートイレ全体がワンアクションで外れ、トイレの掃除が随分とやりやすくなっていることも知った。

価格的には東芝製が魅力的だったが、信頼性に疑問を投げかけるレビューが散見されるため、無難なイナックス製品で落ち着いた。


購入したのは、INAX温水洗浄便座シャワートイレRKシリーズ。

事前調べ通り、1000シリーズ用の配管から固定クリップまで流用可能。
お陰で、シャワートイレの取り換え作業よりも、開梱と故障品の片付けの方が時間を要したほどに簡単だった。

1000シリーズに比べて便座の長さが大きくなり、トイレのタンクとシャワートイレの間がずいぶんと詰まって一体感が増している。

シャワーブームの前後調整が無いことを心配したが、実際には不満を感じない。
水勢調整が無段階から3段階(「温水」ボタン+「強」ボタンを2秒以上同時押しすることで、シャワー「強」よりもう一段階強くすることができるので、水勢調整は実質4段階)になったことだけが、ちょっと不便と思う程度だった。

むしろ、とても掃除しやすくなっているのに感心した。

新しいシャワートイレになって十日ほどとなるが、家族からの不満は無い。

こんなことなら、もっと早く買い換えてしまえばよかった。

| | トラックバック (0)

2013.06.10

リチウムコイン電池 CR2032

リチウムコイン電池 CR2032

リチウムコイン電池CR2032は、定番のボタン電池だ。

わが家の自転車用アクセサリーの多くに採用されていて、欠かせない電池となっている。

今までは、三菱電機ブランドの製品をダイソーで購入していた。

ダイソーで販売されている三菱電機のCR2032は、2個入りパッケージだった。
電池のもちは、1個105円の日本ブランドのものと変わらなかったので、とてもお得感があった。

三菱リチウム電池CR2032の2個入り105円って、ダイソーでしか見たことが無い。

さて、上の写真のパッケージ品は、ノンブランドの中国製リチウムコイン電池CR2032。
電池本体に生産地やブランド表示は無く、中国製であることはパッケージ後ろに印字されている。

一緒に写っている三菱電機製には、ブランド名と生産地も刻印されている。


容量表示が無いノンブランドの中国製電池は、日本ブランド品と比べて容量が極端に少ないことで知られている。

ガーミンのスピード&ケイデンスセンサの電池が切れたので、試しに写真の電池を使ってみた。

ダイソーで2個105円の三菱リチウム電池CR2032は、3千キロメートル使った頃に電池切れとなったが、写真のノンブランド品は、150キロメートルで使えなくなってしまった。
電池を入れ替えて3日しか経っていない。

取り出して電圧を測ったところ、定格3Vに対して2.41Vになっていた。
ちなみに、残っている未使用品の実測電圧は3.36Vであった。

CR2032の容量は225mAと決まっている筈なのだが、この電圧の低下具合を見ると、リチウム電池なのかも怪しいと思えてしまう結果だ。

アマゾンでも日本ブランドのCR2032が安く買えるので、次回からはマクセルのものを使ってみようと思っている。

大平峠(木曽峠)「大平街道」道標

午後からにわか雨の予報だったが、西に暗い雲はなかったので大平街道を走った。

大平高原から先は雲の中。冷たい霧にまとわりつかれて、とても寒かった。

| | トラックバック (0)

2013.06.09

VOLVO BM A30 Heavy Duty Dump

大平街道の入り口に、Volvo BM A30 ヘビーデューティダンプが2台も停まっていた。

Volvo BM A30 Heavy Duty Dump

現在、松川ダム再開発事業として、洪水バイパス施設を数年がかりで建設している。

その工事車両だろう。6輪駆動で、河床も泥濘地でも難なく渡って行けるらしい。

前輪を含めたキャビン全体を左右に振って、方向変えるんだね。
一人乗りで、ステアリングがセンターにある。TB2のコンテナから出てきても様になるデザインです。


朝から晴れの予報だったので、早起きしてしらびそ高原までの予定だった。
ところが、深夜に幾度となく起きる羽目になって御破算。

夕方になって、いつも通り大平街道を往復した。
今日も男女二人組みのサイクリストとすれ違う。今月三度目。ご夫婦かな?

| | トラックバック (0)

2013.06.08

斜塔の礎が…

ウェザーニュースは午後から雨予報。

日曜日、午後から降られたことを教訓に、今日は午前中に大平街道を往復した。

坂道自転車通勤隊のブログで幾度となく紹介された、飯田峠にある「大平街道」の道標
ピサの斜塔よろしく傾いている姿が趣深かった。

今年、大休(おおやすみ)から飯田峠までの三十三観音が整備されたのを機会に、傾いていた道標も礎が施されて真っ直ぐになっている。

傾いていた飯田峠「大平街道」道標礎が施された飯田峠「大平街道」道標

安全には代えられないけど、ちょっと寂しいかな。


今日もタイム振るわず。
体重が増えた割合分、きっちりタイムも掛っている。

天気は日射しあり、小雨ありって感じ。

ニセアカシアの花や若葉を目当てに、ニホンザルの群れが道路に集まっている。

今月は木曽見茶屋も臨時休業中なため、茶屋の周りにも猿の群れが居た。

三時間弱のサイクリング中、出遭ったサイクリストは二人組のみ。オートバイのグループは二組で、自家用車も少なかった。

結局、午後も街中では雨は無し。
明日は好天の予報だから、出遭うサイクリストも増えるだろうか。

| | トラックバック (0)

2013.06.07

自由雲台とアルカスイス互換L型ブラケット

35年前に購入したスリックのバル自由雲台を使ってきたが、レバーで固定すると構図が動いてしまう不具合がある。

バル自由雲台は200mm程度までのレンズを付けた35mm一眼レフカメラを固定するのに最適な大きさの中型雲台で、星の写真を撮る際の機材として当時から定番の品物だった。

中一の時に自作したクーデ式のポータブル赤道儀用に2つ購入した内の一台で、上京する際に持参したものだ。
もう一台のバル自由雲台は、実家の改築時にポタ赤と一緒にどこかへ紛失してしまった。


最近の雲台のトレンドは、ドイツのARCA-SWISS(アルカスイス)が開発したクイックリリースプレートと互換性をもつアリミゾ・アリミゾガタを搭載した新興メーカー製品のようだ。

とくにSIRUI(シルイ)やVANGUARD(ヴァンガード)、BENRO(ベンロ)といった、中国メーカーの製品が高性能かつ安価と聞いた。

オリジナリティが希薄で低品質という理由による中国製品のバッシングを巷ではよく目にするが、かの国は広く多様だ。

機械式時計、オーディオアンプやスピーカー、鉄道模型やフィルムカメラといった趣味性の高い製品メーカーには、創業時から意欲的な仕様で品質も十分なものを低価格で提供して話題になるブランドも多い。


SLIKバル自由雲台とSIRUI G-10

購入したのはSIRUI G-10というモデルで、シルイのラインナップでは一番小さなマグネシウム製の自由雲台。

外観サイズはバル自由雲台よりほんのわずか小さい程度だが、倍以上の耐荷重がある。

G-10はパン軸が独立していて、パノラマ撮影用に角度メモリも振られている。

ボールヘッドの摩擦抵抗を増減させるツマミもあって、載せるカメラの重さによってツマミを調整することで、動きの固さを簡単に最適化できる。

肝心のボールヘッドの動きはとてもスムーズで、固定は迅速かつ堅牢。
一番大きなツマミが固定用。軽く締めるだけで、十分な固定力が発揮される。

ボールヘッド固定時の画面シフトはゼロではないが、35年前のバル自由雲台に比べればかなり小さい。

パン軸に関してはガタがゼロと言っても良いほどの精度で、固定時のシフトは全く気にならない。

ちなみに、バル自由雲台はワンレバーですべての角度が解放されるが、SIRUIの自由雲台は90度の切り欠きの位置がパン軸に依存するため、厳密には旋回軸に自由雲台を載せた構造となっている。

そのため、ある角度以上構図をチルトさせる必要がある場合は、同時にパン軸も解放させる必要があり、2アクション操作となる。

極軸と並行に雲台を固定するタイプのポータブル赤道儀では、パン軸が独立していた方が使いやすい。

ボールヘッドの動きの固さを調整できるし、精度も高く堅牢、それでいて軽量。
これが350元というのだから恐れ入る。
製品に対する情熱と明確な経営理念をもったメーカーは、どこの国にも興るものなのだろう。

なお、中国メーカーの雲台や三脚は、ラインナップを欧州メーカーに倣っているため、ネジは大ネジと呼ばれるU3/8インチネジが一般的だ。

日本製品はカメラ本体のネジと同様に、小ネジと呼ばれるU1/4インチネジが多い。

こうもり傘の石突きを外すと、U1/4インチネジが現れたりする。傘を一脚代わりに使うなんて人は見かけないけど。

そんな訳で、SIRUI G-10も、中型雲台ながら三脚取り付け部はU3/8インチネジになっている。

日本製の三脚と組み合わせる場合、U1/4インチネジをU3/8インチネジへ変換する小物が必要な場合がある。


さて、せっかくアルカスイス互換のアリミゾを採用した雲台にしたので、カメラにL字型のアリガタブラケットを付けて、縦横構図の切替をやりやすいようにした。

この種のプレートは、Really Right Stuff(リアリー・ライト・スタッフ)のカメラ機種別に設計された製品が有名だ。

残念ながらペンタックスK-r用にはリリースされていないため、比較的安価な汎用品Desmond L型クイックリリースプレート DAL-1という製品を使ってみた。

この種のプレートとカメラとの接合は、カメラ三脚取り付け用のネジ穴ひとつで行う。

そのため、カメラ機種別の専用品が意味を持つ。
L字型プレート接合面をカメラの外観フォルムにぴったり合わせて造形することで、たった一つのボルトだけでカメラと一体化し、カメラ本体を捩じってもプレートが緩んでしまうことが無い。

汎用プレートをカメラに一体化させることは、ほとんど不可能だ。

Desmond L型クイックリリースプレート DAL-1DAL-1とゴムシート

DAL-1の場合、底部接合面がフラットに見えても、実際にはL字角に0.5mmほどの段差がある。
この段差のため、L字立ちあがり部をカメラの側面にぴったりと付けて固定しようとすると、底部にこの段差分だけの浮きが生じる。

汎用なために固定ボルトが左右にスライドできる構造もわざわいし、L字プレートが固定ボルトに対して捩じられると、すぐにスライドできる方向へずれて回転してしまう。

これら問題の対処として、底部の段差を埋めるように1mm厚のゴムシートを挿入した。

写真右がゴムシートを挟んだ状態。

固定ボルトのねじ込みはコインで行う。六角穴付きボルトでないのが残念だ。

Pentax K-rとDAL-1Pentax K-rとDAL-1

ペンタックスK-rとDAL-1との相性はなかなかのもので、電池蓋にも干渉せず、赤外線通信用の窓も機能する。

ゴムシートを挿入したことで、捩じる方向に力が加わっても実用上問題がない程度まで緩みにくくなった。

なお、Desmond L型クイックリリースプレートDAL-1は、アルカスイス互換のアリガタとしては幅が狭い部類らしく、一部のアリミゾでは固定しきれない場合がある。

SIRUI製のアルカスイス互換アリミゾでは、問題なく固定可能だった。

| | トラックバック (0)

2013.06.06

ボトルケージ交換

かれこれ7年間も愛用していたスペシャライズドのボトルケージが寿命を迎えた。

壊れたのは初期型のRIB CAGEで、樹脂製のケージを先端に設けられたシリコンゴムで締める構造のもの。
そのシリコンゴムが、経年劣化で裂けてしまった。

なかなか品質が揃っていたようで、ダウンチューブ、シートチューブどちらのケージも同時にシリコンゴムが裂けた。

SPECIALIZED RIB CAGEはボトルの保持がほどよく、脱着がとてもやりやすい。
しかし、ボトル底部の支えが小さいようで、大きな衝撃があるとボトルが斜めになって落下する不具合があった。

現在ではデザインが変わって、シリコンゴムは使われずに樹脂一体成型となっている。

SPECIALIZED RIB CAGELifeLine Titanium Bottle Cage

新しいボトルケージは、数年前にイギリスのWiggleという自転車ショップから個人輸入した、LifeLine Titanium Bottle Cageというモデル。

オーソドックスなデザインのケージで、ボトルを両側から挟み込むタイプ。
チタン製のためとても軽量ではあるが、ボトルを挟む力が強く、出し入れはしにくい。
ちなみに、TIOGAやOGKでも同じ製品と思われるケージが銘版違いでリリースされている。

買い置きのままではもったいないので、そのまま使うことにした。


入梅したが、日曜日の午後ににわか雨があった程度。

生涯で最も体重が重くなっている。五十肩が癒えたので、できるだけ自転車に乗るようにしたい。

昨日は昼間に時間が取れなかったので、夜に走った。

湿度が高く爽快とは言えないが、朝晩はまだまだ十分に涼しい。

七久保踏切にて

| | トラックバック (0)

2013.06.02

6月の雨

雨の大平街道一年以上五十肩に悩まされてきた。

ほんのちょっと手をついただけでも、激痛に呻くほどだった。
ところが、十日ほど前から痛みが和らぎ、違和感は残るものの、腕立て伏せができるほどに回復した。

自転車にも普通に乗れるようになったので、一週間ほど前から大平街道を往復している。

暫く乗っていなかったので、スピードは遅い。
調子が良かった頃に比べて体重も20kg増しになっているから、息が上がるのも早い。

それでも、2つの峠を越える距離30キロメートル弱の大平街道は、なんとか休憩を取らずに往復できる。


先週の水曜日に入梅しているけど、金曜日には天気が回復している。
今週も晴れマークが並んだ。

今日は夕方ににわか雨との予報だが、まぁ大丈夫だろうと、昼過ぎに飯田峠へと登りだした。

南西に黒雲。ところが、飯田峠をパスする頃には明るくなってきた。

気を良くして大平峠もパスし、今日も開いていない木曽見茶屋を過ぎて国道まであと3キロメートルほどのところで小雨がぱらついてきた。

夏の大平街道は緑が深い。少しの雨なら、木々が傘になってくれる。

さすがは梅雨と言うべきか、木曽見茶屋までまだ数キロもあるのに本降りになってしまった。

まだ上り坂だからいいのだが、大平峠から大平高原まで2キロちょっと、そして飯田峠からは18キロメートルも下りが続く。


大平高原への下りでウィンドブレーカーを着こんだ。
60キロメートル程度ならボトルは一本で十分なので、シートチューブのボトルケージにはウィンドブレーカーを括りつけている。

飯田峠からの下りは、横断側溝のグレーチングやマンホールの蓋に気をつけながら、いつもよりゆっくりと下っていった。

4キロメートルほど下って、たまらなく寒くなった。

胸の筋肉が痛くなる。指先の感覚も鈍くなってきたが、標高が下るとともに気温も少しずつ上がって、気持が楽になってきた。

雨は降り続いている。白山町まで下ってきても、降り止まず。

自宅に着いたころ、やっと小雨になった。


震えながらも自転車を洗い、ウェアの洗濯の準備をしながら牛乳をレンジで温め、エスプレッソをダブルショットで入れてぐっと飲む。

ヘルメットを洗ってシューズと一緒に物干し台へ。洗濯機を回し、風呂に入って一息ついた。

| | トラックバック (0)

« 2013年5月 | トップページ | 2013年7月 »