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2013.01.10

焙煎機能付き全自動コーヒーメーカー

全自動エスプレッソメーカーが欲しいけど、とても高価だ。

普段ドリップコーヒーばかりだからエスプレッソである必要はないのだけど、スタバで飲むようなコーヒーを作れると聞くと欲しくなる。

いっそ、ユーラでもなんて半年ばかり悩んでいたら、フリマで焙煎機能が付いたコーヒーメーカーの中古品が2千5百円で売っていた。
エスプレッソメーカーとは違うが、普段飲み慣れたドリップコーヒーを生豆から淹れられるとは興味ある。
生豆は安いと聞くから、美味いコーヒーが手軽に安く飲めるのならこれで良いじゃん。

取扱説明書が付属しなかった。ネットで探せば何とかなるだろうと思って、買ってしまった。

ところが、使い方も製造メーカーすら見つけることはできず、代わりに販売会社とその来歴がわかった。

なんと、ネットワークビジネス商材として開発された製品のようだ。


焙煎したコーヒーは賞味期限が短い。一般に半年とされているようだが、愛好家は2週間を目安とするそうだ。

ところが、焙煎前のいわゆる生豆は、カビなどを発生させなければ常温で3年間は品質が変わらないとされている。

また、焙煎したてから2週間までの間、味の変化を楽しめるのだそうだ。

焙煎時間の長さ(焙煎の度合い)でも大きく味が変わるし、コーヒー豆の種類によって適切な焙煎度合いがあるという。

そして、生豆は焙煎済みのコーヒーに比べて格段に安価とされている。


そこで、焙煎機能が付いた家庭用のコーヒーメーカーを会員に提供し、毎月いろいろな種類のコーヒー生豆をオートシップする商材を開発したのだろう。

コーヒーメーカーの末端価格は、7万円~12万円だったとわかった。

さすがにそんな値段で店頭販売できるような作りには見えないが、機械自体は専業メーカーが開発し製造した製品であることは一目瞭然だった。


インターネットで詳しい使い方を知ることはできなかったが、レビューを見つけることができたので、ダイヤルと焙煎度合いの関係がある程度把握できた。

しかし、手元にコーヒーの生豆はない。
自家焙煎をしているコーヒー豆の専門店は、中川村のスーパーマーケットに入っている。
生豆をわけてもらえるかも知れない。

また、市内の比較的近所に自家焙煎の喫茶店もあるそうだ。

ネット通販はどうだろうか?
アマゾンや楽天のほか、コーヒー豆専門の通販業者をいくつも見つけることができる。


そんな中、石油ファンヒーターのダイニチ工業が半業務用のコーヒー豆焙煎機と、焙煎機能付きコーヒーメーカーを製造販売していて、併せてコーヒー生豆をネット通販で小売していることを知った。

折よく正月セールで半額になっていおり、まだ売れ残っていた「ブラジルNo.2」と「タンザニアAA」を発注した。
ネット通販のセオリー通り、送料無料で翌日到着、しかも代引き手数料も無料だった。


そうこうして焙煎から抽出までを動画で撮影したのが、巻頭の映像。


60Hz地区の場合、室温16度でコーヒー生豆40gはダイヤル目盛4でシティローストって感じ。

1目盛2分。クールダウンは2分と5分を選択可能で、5分としている。ミルと抽出は5分程度。
都合、18分で5カップ分の焙煎から抽出までが完了する。

ちなみに生豆40gというのは、ジョグ一杯でちょうど良いと思えた分量。ブラジルN0.2では、シティロースト程度でちょうど良いと思えた。
タンザニアAAは酸味が飛んでしまうのだが、目盛3.5では酸っぱすぎる。結局、ブラジルと2対1でブレンドして飲んでいる。

良質な豆ということもあって、味も香りも申し分ない。
普段は西友の500gで298円という格安レギュラーコーヒーなのだから、美味しいと感じて当然かも。
ちなみに、西友のはブラジル・ベトナム産ミックス品。値段の割には、まずまずな品質で妥協できている。

このコーヒーメーカーのミルは結構細かく挽かれているが、ドリップは早い。ペーパーは一般のもので、特別に透過のよいものを使ってはいない。

ドリッパーが上手く作られているのか、雑味のないすっきりしているが、豆の特徴はきちんと味わえるコーヒーになった。

機能も出来上がるコーヒーの味も、かなりハイレベルなものだった。


焙煎時に出るチャフ(薄皮・シルバースキン)は、そのほとんどがトレーに落ちる構造となっている。

しかし、豆の油分とドリッパーの水蒸気とで、コーヒーの粉がドリッパーやミルの蓋の内側にかなり付着する。

コーヒーを作るごとに、ミルとドリッパーは洗う必要がある。パーツがそこそこ多い上に大きいので、結構な手間だ。

そして、一番の問題は焙煎時の臭い。
わが家の換気装置はフードが無いためか、換気しててもきな臭さが部屋に残ってしまう。

今後は焙煎をベランダで行って、ミルとドリッパーはいつも使っているものという使い分けになりそうな予感。
しかし、同じ味で淹れられるかは、試行錯誤が要りそうだ。

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