クリスマスツリー(ファイバーツリー)のランプ交換(LED化)
昨日の朝、クリスマスツリーにスイッチを入れたのだが光らない。
耳を澄ますと、カラーフィルターを回転させる交流モーターのかすかな音は聞こえる。
ランプが切れたのだろう。
わが家のツリーはファイバーツリーと呼ばれる製品で、基部に電灯とカラーフィルターが仕込まれていて、光ファイバーでツリー全体へ行き渡り、色とりどりに明滅する仕組み。
基部とツリーとを分離して確認すると、MR11 12V(20W)というハロゲンランプが切れていた。
購入から延べ500時間ほど点灯させただろうか。少々短い寿命だが仕方ない。
新しいものを探したが、意外に高価なランプだ。
このツリーは、ランプの交換がやり難い。タッピンネジ4本を外して基部を開け、カラーフィルターをモーター軸から外して、やっとランプへアクセスできる。
ランプ自体も2本のタッピンネジと金具で固定されている。都合、6本のネジと1つのナットを外す必要がある。
しかも、力の入れ具合を誤ると、すぐに壊れてしまいそうな構造だ。できるなら、ランプ交換はしたくない。
そこで、フィラメント切れの心配が無いLEDランプを探すことにした。
MR-11ランプは端子間4mmのGZ4口金で、直径35mmのリフレクター付きスポット電球だ。
長さは端子込みで33mmだった。
白色系のハロゲンランプなので、色温度は4000Kあたりだろうか?
互換性がありそうなLEDランプを探したところ、LS5104Nという温白色(4500K)の製品を見つけた。
GZ4互換なので、交流直流両用の定格12V入力用駆動回路が内蔵されたLEDランプだ。
リフレクター付きMR11ハロゲン20W電球は、全光束160ルーメン程度の明るさがある。
LS5104Nは110ルーメンなので若干暗くなるだろうが、クリスマスツリーの照明用だから我慢しよう。
ただ、サイズφ35x33mmとあるが、長さは端子込みなのだろうか? 商品写真だと本体は長く見えるのだが・・・。
販売店の素早い対応で、LEDランプはもう届いた。
開梱すると、危惧した通りランプが長い。と言うか、33mmってどこのサイズだ? 本体だけで39mmあるぞ(苦笑)。
幸い、カラーフィルターとランプとの間は十分に空いている。
LEDランプの放熱フィンにリング状の部分があるので、アルミワイヤーでランプ押さえ金具と固定した。
光源とカラーフィルターとの距離は詰まったが、LEDなのでハロゲンランプに比べると発熱は少ない。
熱でフィルターが溶けることもないだろう。
距離が詰まった分、少しは明るさを稼げたかも知れない。
消費電力は20Wから1.5Wになった。オーディオアンプ同様に、省エネ化は歓迎すべきことだ。
ツリースカートで廃熱が阻害されるのを心配する必要もなくなった。
以前はハロゲンランプの発熱で基部が温まったが、LED化して熱をほとんど感じない。
ランプ切れの心配もほぼ無くなった。それに、心配していた異常な電波の出力も無さそうだ。
駆動回路が入ったLEDランプは、UHFの発信源になることがある。
自動車のキーレスエントリーの電波を妨害したり、無線LANの利得が減少したりすることがある。
LEDランプLS5104N点灯中の近くで、それら機器の不具合は起こらなかった。
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