同軸2way平面スピーカー“Technics SB-RX50D”
1987頃に購入したテクニクスブランドの同軸2ウェイ平面スピーカー、SB-RX50D。
24cm径の平面同軸型2ウェイスピーカーユニットを使ったブックシェルフサイズのバスレフ型スピーカーで、写真のモデルは限定仕様のピアノフィニッシュモデル。
型番末尾の“D”は、限定仕様を松下電器産業へオーダーしたダイナミックオーディオの「D」だったと思う。
狭い部屋でも定位が保てると言うことで、同軸スピーカーを勧められて購入した。
とても気に入ったので、5年後にSB-RX100という上位モデルを購入したのだが、ウーファーのエッジがウレタンからゴムへ変わったためか、低音がもっさりしてしまってがっかりしたことを憶えている。
しかし、分解能はSB-RX100の方が高かった。
最近、アンドロイドタブレットで音楽を聴くようになった。
新品なのに、わずか9千円ほどで購入できた所謂中華タブレットと呼ばれる製品だ。
これが存外に音が良い。ヘッドフォン出力の他にHDMIからも音が取れるが、どちらの出力も家にある4台のノートパソコンのどれも敵わないほどに音が良かった。
数年前からオーディオセットを納戸へ仕舞い込んでいた。
ヘッドフォンだけじゃ物足りないので、SB-RX50Dを納戸から引っ張り出してきたら、エッジに穴が開いていた。
ウレタンエッジが加水分解して、硬化剥落したのだ。
湿度の高い日本では、ウレタンエッジの寿命はよくて15年程度と聞く。
購入して四半世紀経つのだから無理もない。それでも、鳴らしてみたら、記憶通りのフラットで伸びやかな中低音を聴くことができた。
SB-RX100も引っ張り出してきた。
SB-RX50Dと違ってアッテネータが無い。高音絞りたいんだよなぁ。
SB-RX50の方が好きな音だなぁ。補修しようか…。
アンドロイドタブレットのお陰で、オーディオ熱が再発しつつある今日この頃。
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