Hi-uni(ハイユニ)
長男が、「(担任の)先生から誕生日には早いけどプレゼントをもらった」と、ランドセルを投げだしながら、うれしそうに三本の海老茶の鉛筆を差し出した。
10Bのハイユニ。
書き取り用にと、彼の先生が生徒にプレゼントしてくださったようだ。
入学時にも一本くださって、ちびても鉛筆ホルダーで使っている。
次女もお世話になった先生で、学校で作った図画なども、作品ケースを用意して各々の生徒毎まとめ、年度末に子供たちに託してくださった。
ハイユニは、言わずと知れた高級鉛筆。長男が使うのは、すこしもったいない気もする。
この鉛筆を見ると、いろいろなエピソードを思い出す。
小さい頃、とても欲しかったユニボール。そして、新井素子さんのエッセイとか。
ハイユニは、文章書きのプロしか使っちゃいけない、そんな憧れの鉛筆。とエッセイにあった。
その滑らかで極上な書き味に吃驚する幼い頃の素子さんへ、彼女のお母様がそう諭した特別な鉛筆という一節。
ドリフの首チョンパも思い出すのだけど、それは三菱鉛筆ハイユニのライバル、トンボ鉛筆のMONOの景品。
ユニボール消しゴムが、ハイユニの景品でした。ボウリングの球をモチーフにした、直径5センチほどの丸い消しゴム。
指を入れる穴にあたるところには、ハイユニを挿すことができます。意味は無いけど。
水色と黄色に赤があったような。ハイユニを使える身分じゃなかったので、ユニボールを持っている子がうらやましかったな。
長男くん、しっかり良い字を書きましょうね。
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