« 2012年8月 | トップページ | 2012年11月 »

2012.10.31

アンドロイドタブレットの外部スピーカー設置の効果

中華タブや中華パッドと呼ばれるアンドロイドタブレットを使っている。

グーグルが提供する無償のアンドロイドOSを使って安価に流通しているタブレット端末で、電話機能がなくWiFiだけで通信する他は、スマートフォンとほとんど変わらない。

アンドロイドスマートフォン用のアプリをそのまま使えることが多く、通信料やプライバシーの侵害を気にせずに沢山のアプリを試すことができる。

Adawayというアプリを入れてから使い心地が良くなって、パソコン代わりにインターネット端末として使うことも多くなった。

元々はホームサーバー上にあるビデオファイルを視聴したり、SDカードへコピーして外出先で見るために購入した。

購入したPloyer MOMO9 強化版は結構電池が持つ個体だったようで、ビデオ再生でも連続8時間以上使うことができる。

ただし、中華パッドは品質のバラツキどころか、仕様も一定ではないことも多いと言われている。
さらに、人気機種を模倣した海賊製品も当たり前なようだ。

Ployer MOMO9 加強版でも、OEM用にいくつか仕様があるそうで、主に電池の容量が違うようだ。
処理能力の低い個体も確認されていて、動作クロックの低いメモリチップを使った仕様もあるのかも知れない。
それらは選別されることなく、混在して流通している。


さて、MOMO9にはモノラルスピーカーが内蔵されていて、AMラジオ程度の音質は期待できる。

また、タブレット用として設計されたバッテリー内蔵のコンパクトなステレオスピーカーがロジクールからリリースされている。
内蔵スピーカーでは最大音量が足りないし、ロジクールのものはタブレットスタンドとしても使えるので購入した。


MOMO9加強版にはHDMI出力があって、大画面テレビにつなげられる。

ホームサーバーのMP3ライブラリを再生させるには、テレビのDLNA機能を使った方が便利だし、MOMO9で再生させるよりも音質が良かった。

HDMIはデジタル出力なのに、条件によって音質が変わってしまう仕様らしい。

テレビ内蔵のMP3プレーヤーで再生した方が音質は良いのだが、ギャップレス再生ができないので、ライブ音源やギャップレス再生できないことを考慮していない録音は違和感があるので、ギャップレス再生できる機器が欲しいとは思っていた。

最近、手持ちの音楽CDをFLAC形式のファイルにしてライブラリ化している。
液晶テレビを外部スピーカーとして、試しにFLACファイルをMOMO9で再生したところ悪くなかった。


以上の結果をデモ映像にしたので、ここでご紹介します。

また、2002年頃のNEC VALUESTARシリーズ付属スピーカー「AUTHENTIC NEC HBS-2」で再生している映像もついでに撮影。

HBS-2は、タイムドメインスピーカー理論で設計された小型アクティブスピーカーのひとつとして知られた製品。

定格12vの製品だが、9v出力のエネループでバッテリー駆動させている。

液晶テレビのすぐ前に設置したためか、ずいぶん耳障りな高音が出てしまった。
セッティング次第で、もっと素直な音になるのだけれど、絶対的な音質はこんなものです。

| | トラックバック (0)

2012.10.30

iPad miniサイズ(7インチ)タブレット用スタンド三態

LOGICOOL タブレットスピーカー TS100
7インチタブレット用スタンド兼外部スピーカーとして、ロジクールのタブレットスピーカーを使っている。

写真の様に使うには、スピーカーアンプのスイッチが床に触れない様に、ゴム足を追加してやればよい。

ビデオや音楽の鑑賞に使うには、ちょうどよいスタンドだ。意外にバランスも良い。

しかし、タブレットの固定部はスプリングクリップなので外れやすい。

タブレット操作する時は、本体を押さえて倒さないよう注意する。

ストリートダンスのレッスンビデオチェックに使っている次女は、このスタンドをよく使っている。

なお、TS100は本来タブレット上部裏面にクリップして利用することを想定しているため、写真のような使い方では左右逆転する。


7インチタブレット用縦置きスタンド
左は縦置き専用のスタンド。

ゲルシート用のメタルプレートを加工した。

車載用に購入したスタンドだったが、ほとんど使っていなかった。
ゲルシートは車の中で使うには最適だろうが、安定した場所で使用できる家庭内ではべたつく分、使い勝手が悪い。

タブレットをオーディオのヘッドユニットに使うのに便利な形状。

スタンド基部をテレビ台抽斗に挿しこんで、HDMIケーブルやUSB、電源ケーブルを下出しできるようになっている。

タブレット本体を受けているステンレス金具には、ウレタンシートを貼っている。
おかげで、タブレットが左右に滑ってしまうことは無い。

このメタルプレートは板金製で、ヒンジは樹脂のブッシュを入れてカシメられている。
意外と角度の保持力があり、まずまずの作りだ。


7インチタブレット用横置きスタンドメタルプレートは2セットあったので、横置き用のスタンドも作ってみた。

実は、縦置き用に最初に試作したタブレット保持用フレームを横にして、メタルプレートへビス止めしたもの。

百均のケーブルカバーを加工して、ジェル状瞬間接着剤でフレームに組み立てた。

接合部に穴を開けてタイラップで補強するつもりだったが、接着剤固定で十分だった。

フレームは、使用しているPloyer MOMO9 加強版にぴったり合うように組んでいる。

横から滑り込ませるようにタブレットを挿れる。

ボリュームボタンや電源ボタンは隠れてしまうが、横置きスタンドよりも、下の写真の様に三脚へ固定しても、タブレットが落下しないことを優先した。

このスタンドを見た家族は、絶句して呆れてしまっていた。

7インチタブレット用横置きスタンド7インチタブレット用横置きスタンド

| | トラックバック (0)

2012.10.29

アンドロイドタブレットによるFLAC形式音楽ファイルのギャップレス再生

手持ちの音楽CDはMP3ファイルにしてDLNA対応のホームサーバーに置き、パソコンやPDA、そしてDLNA対応テレビで再生している。

パソコンやPDAではローエンドのヘッドフォン、スピーカーで聴きたいときはテレビを使う。

真空管のモノラルパワーアンプのセットやLuxmanのA級トランジスタステレオアンプ、スピーカーは同軸2ウェイの平面振動板といった前世紀購入のバブリーなオーディオセットもあるのだが、設置スペースの問題と経年劣化もあって仕舞い込んでしまった。

4か月ほど前にアンドロイドタブレットを購入したので、最近はそれで音楽を聴くことが多い。


手持ちのタブレットは、Ployer MOMO9加強版というもの。中国メーカーの深圳市普耐尔电子有限公司が、中国国内向けに販売している製品。いわゆる中華パッドの一つ。

PDAのバッテリーが駄目になったこともあって、7インチディスプレイと少し大きいMOMO9をポケットに突っ込んでヘッドフォンで聴く。

あくまで部屋用なので、少しくらい大きくても不満は無い。

MOMO9 加強版にはHDMI端子が付いているので、テレビに繋いでみた。

DLNAを使ってテレビで再生するMP3の方が、はるかに音が良かった。


手持ちのCDの中には、購入から四半世紀経つものがある。
一部の欧州プリント版の外周部に劣化が見られるようになった。そこで、音質変化のない可逆式圧縮を採用したファイル形式を使って、改めてライブラリ化することにした。

可逆式圧縮の音楽用ファイル形式は、FLACがメジャーだそうだ。

SONYが無償配布している"Media Go"というWindows用アプリで、FLAC形式のライブラリを簡単に作ることができる。

時間があるときに、少しずつ、音楽CDをFLACファイルでライブラリ化している。


さて、ネットワークドライブ上に構築中のFLACライブラリを、アンドロイドタブレットのMOMO9で再生することはできるだろうか。

FLACを再生できるアプリは多い。どうせなら、、ギャップレス再生で聴きたい。

"WINAMP PRO"ならば、FLAC形式の音楽ファイルをギャップレス再生できることがわかった。

しかし、ネットワークサーバー上にあるファイルを、WiFi経由で再生できるとする情報は見つけられなかった。

一旦microSDカードへファイルをダウンロードして再生しても良いだろう。WINAMP PROを購入してみた。


結論としては、FLACライブラリを構築したネットワークドライブを"CIFS Manager"でマウントしてやれば、WINAMPでギャップレス再生できることがわかった。

また、MOMO9でFLACファイルを再生するならば、HDMIでデジタル接続してテレビのデジタルアンプとスピーカーで再生しても、テレビ内蔵のデコーダーで再生するMP3より高音質であった。


なお、使用しているテレビは、ソニー製"BRAVIA X1000"。

MOMO9のOSバージョンはAndroid ICS 4.0.3。Ployer公式のもので、画面スリープが働くとHDMI出力が切れて内蔵スピーカーへ切り替わってしまうため、"KeepScreen"というアプリで"Winamp Pro"使用時は画面スリープさせないようにしている。

ちなみに、Winamp Pro for Androidのギャップレス再生はプレーヤー標準の機能なようで、ファイル形式に関係なく機能するため、ギャップレス再生用に特別にファイルを生成する必要はない。

| | トラックバック (0)

2012.10.28

Ployer MOMO9 加強版 バッテリー性能など

中華パッド、Ployer MOMO9 加強版2台を、家族で供用している。

そろそろ購入から4か月になる。


先に購入した1台目は、スピーカーの調子が悪い。
ヘッドフォン端子にジャックを差し込んでも、スピーカーから音が出続けるようになってしまっている。

また、Ployer公式のICS 4.0.4へアップデートして使っていたところ、ある日システム再起動をしたら、起動アニメーションから先に進まなくなった。

LiveSuit.exeでシステムROMを再インストールしようとすると、システムイメージの転送途中でエラーが出て停止した。
その後は、PCへ接続しようとしても、USB機器エラーになって繋がらない。
音量ボタンを押しながら電源ボタンを幾度となくクリックしつつUSBケーブルをつなぐのだが、その都度PCからUSBエラーが告げられる。

HDMIとUSB端子の間にあるリセットスイッチに気づいて、ゼムクリップを伸ばしたものでシステムリセットをかけたところ、やっとLiveSuit.exeで復帰させることができた。

その後もカスタムROMなど試したが、結局、元々インストールされていたPloyer公式のICS 4.0.3に落ち着いた。
プリインストールも含めて、使わないアプリをすべてアンインストール。さらにAdawayというアプリを入れたら、システム全体がきびきびと動作するようになった。

Allwinner A10の動画再生支援のおかげで動画再生はとても調子が良いのに、タブレットとしては動作がもっさりしているのはシングルコアのCPUだからとあきらめていたが、広告配信のトラフィックがシステムにかなり負荷をかけていたのかも知れません。


二代目のMOMO9は、納品時のICS 4.0.3のままで、日本語フォントを入れてbuild.propを書き換えただけで、4か月ノントラブル。すこぶる調子が良い。

こちらもAdawayをインストール後、システム全体がきびきび動くようになっている。
以前はストレスを感じたネットサーフィンも、今ではPC代わりに使えるようになった。


Momo9さて、前述のように、MOMO9加強版は、4K動画再生支援機能搭載のAllwinner A10シングルコアCPUを搭載し、512MBのメインメモリに8GBのSSDという構成。
7インチ液晶ディスプレイの解像度は800x480で、5点マルチタッチ静電式パネルとなっている。

左の写真は、リアカバーを開けてみたところ。

メインチップは、名刺大のマザーボードに集約されている。
8GBのメインストレージとして、4GBのフラッシュメモリが2個載っている。8GBのものが1個載って、もう1方のパターンがブランクのロットもあるようだ。

なお、3GBほどシステム領域として確保されるため、ユーザー領域は5GB程度となる。


個体差といえば、MOMO9加強版のタッチパネルコントローラーはssd253xのものとft5xのものがあり、写真の個体にはssd253xが載っていた。そのため、カスタムROMのQware Pro3 7(ベースバンド1.2)が使えなかった。

電池の下側に見えるS字パターンのシートプリント基板が、感度の悪いと評判なWiFiアンテナ。

内蔵電池は1400mAhのリチウムポリマー蓄電池3枚で、トータル4200mAhとなっている。


Amazonのレビューでは、バッテリー持続時間が短いとのコメントもあるが、品質のばらつきが大きいのかも知れない。

上記2台のバッテリー性能は、使用期間4か月でも概ね次のような状況だ。

  • WiFi接続を維持した状態でのバッテリー放電:5%/4h

  • WiFi接続でのハイビジョン動画再生(内蔵スピーカー、バックライト輝度最小):55%/4h


今日は雨だったこともあって、一日自宅で所要を片づけていた。

MOMO9をHDMIでテレビにつなぎ、ホームサーバー上の音楽ファイルをWINAMP PROで再生してずっと聴いていた。

MOMO9がバッテリー切れでシャットダウンするまでの所要時間は、8時間36分58秒。

音楽ファイルはFLAC。無線LAN経由の再生で、ディスプレイも点いたままだった。

内蔵バッテリーで8時間半の連続使用ができれば、家庭用のタブレットとしてはまずまずだろう。

普段でも、使用中に充電が必要になったことは無い。


なお、2台ともに、WiFiが不安定な傾向にある。
ネット上の口コミでも、受信感度が低いとの指摘は多い。

自宅の場合、アクセスポイントは5メートルほど離れた別室にある2003年製のIEEE802.11g対応無線LAN API。
受信強度は-65dBmほど。たまに見失う。

また、勝手にリブートすることがある。不思議と、使用中にリブートしたことが無いので不便を感じたことはない。
内蔵WiFiを停止させている時にリブートしたことはないので、WiFi絡みの不具合と思っている。

| | トラックバック (0)

« 2012年8月 | トップページ | 2012年11月 »