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2011.05.12

中央リニア新幹線長野県区間ルートを妄想する

JR飯田線飯田駅に中央新幹線の長野県中間駅を併設する場合の長野県内ルートを想像してみた。

地図中央を横断する赤線が予想ルート。中央付近の赤丸がJR飯田駅にあたる。オレンジは中央自動車道だ。
左端(始点)は岐阜県中津川市のJR中央線中津川駅、右端(終点)は長野県下伊那郡大鹿村釜沢のJR東海ボーリング調査地点とした。

地図は国土地理院の『ウォッちず』と基盤メッシュ標高を用い、カシミール3Dを使用して作図している。

断面図には、リニア新幹線の最大勾配40‰(パーミル)以内でルートを朱書きしてみた。

中津川駅と飯田駅の間はおよそ30km。
L01系リニア車両は発車から500km/hの営業速度までの加速区間として7kmを要するそうなので、減速区間も同じく7kmとしても、16km間は営業速度運転が可能だ。

また、上図のように岐阜県の中間駅をJR中津川駅付近と想定した時、このルートは意外にも長野県を横断する最短距離になるようだ。

このことは、軌道の敷設費用に大きく影響する点であり、事業主体であるJR東海の理解を得やすい最も重要な要素である。


飯田駅周辺の拡大図は以下。紫線がフルーツライン(県道15号)にあたる。
中央赤枠(斜線部)が飯田駅候補用地かな。もちろん、勝手な妄想で記入している。リニア中間駅に必要とされている長さ1kmの敷地は、なんとか大丈夫。変電施設などの用地もいけそうだ。


さて、喬木村源道寺の丘から対岸の飯田市上郷桜畑の下へは、実に5キロメートルという巨大な架橋で天竜川を跨ぐことを想定した。

飯田盆地(伊那谷)を横断するこのような巨大建造物の建設に対して、住民の理解を得られるかが一番の課題かな。

中央新幹線の巨大架橋が横切る飯田盆地を、下條村の極楽峠から眺めることを想像してみたり???


妄想ついでに。

JR飯田駅周辺の水道水はとても美味しい。
中央アルプス山岳地帯の花崗岩質の地層から流れ出る水は軟水の甘露で名高く、飯田市風越山山麓に湧出する「猿倉の泉」は、環境省選定(昭和の)名水百選のひとつでもある。

飯田市は周辺町村との合併で、現在では約660平方キロメートルという広大な面積をもつが、昭和12年に飯田市として発足した当初は、飯田駅がある河岸段丘の一つに収まった小さな町だった。
今でもこの地区は、地元で「旧市内」と呼ぶ。もっとも旧市外からは、衰退する市街の様子を哀れむニュアンスをもって「丘の上」と呼称されるようになっている。

さてその丘の上は、旧市時代に整備された水道を利用している。
砂払浄水場より給水されるもので、この浄水場は中央アルプス山岳地帯を流れる黒川の標高1400メートル地点から取水している。

取水地は中央アルプスの雪解け水からなる豊富な湧水により、年間を通して安定した水量が確保できると共に、花崗岩層の浄化作用に加えて高い標高の恩恵により非常に良好な水質を誇っている。
さらに、荒天においても汚濁が発生しない。

しかしながら、取水地から砂払浄水場までの設備が古く、現在の1日最大で15400立方メートルの取水量を増やすことは出来ないだろう。

リニア新幹線の長野県中間駅がJR飯田線飯田駅に併設されると、水道系統の割り当てが変わり、水道の質が変わってしまうのではないかと気がかりだ。
砂払浄水場の能力を超えてしまい、新設されるだろう浄水場などの水道水が混ざって、現在の美味しい水を失うのではないかとか(苦笑)。

まぁ、なんてみみっちい悩み。しかも妄想したことに対して、危惧するなんて(苦笑)。
しかし、飯田旧市内地区の水道水の美味しさっていうのもまた、かなりなセールスポイント。ちょうど温泉地で温泉配管を各家庭へ通しているように、あたかもブランド名水が水道によって各家庭へ配られているようなもの。
スーパーで水を買うなんて気にはなりません。
水道水を沸かす一般家庭のお風呂でも、お湯がやわらかい!なんて感想を聞くことも良くあるのです。

もっとも、都会に比べて水道料金は高いです。160人/km²という人口密度の低さが主な原因でしょうけどね。
ライフラインは人口密度が高くなるにつれて費用対効果が急速に高まる次第です。

脱線失礼・・・。

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