迎撃成功なれど大破
桜、花桃、躑躅に花水木、そして藤。花の季節がやってくると、虫たちも活発に飛び回るようになる。
蠅が一匹まよいこんできたので、いつも出窓に鎮座しているハエ叩きを使ったら、写真の通りの有様に・・・。
十年程前に青山のALESSI SHOPで購入して、いつも出窓に置いていた。
柔軟性のある樹脂製なのだが、紫外線で硬化してしまったのだろう。
このハエ叩きは、フィリップ・スタルクがデザインしたもので、網の部分が人の顔のように抜かれている。
柄の先には小さな三脚があって、出窓へ飾り物のように立てて置いていた。
スマートなシルエットにもかかわらず、経年で歪んで自立しなくなるなんてこともなく、年に数回ほど、侵入を許してしまった害虫の駆除に役立ってきた。
名前の由来であろうスカッド・ミサイルには遠く及ばず、きわめて原始的な殺虫用具だが、使用した後は丸洗いできるし、オブジェを置くように保管できて気に入っている。
たしかアイボリー色の同じものをストックしていたはずだと納戸を探したのだが見あたらなかった。
そう言えばアマゾンでもアレッシィを扱っている。検索してみると、今でもディスコンになることなく販売されていた。
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