三洋の砲弾型LEDランプ
ウィンブルドン(Wimbledon Bicycles) ServiceAceのダイナモランプを交換した。
この自転車には元々、マジックワンSR600HD相当のハブダイナモ用LEDライトが付いている。
なお、SR600HDは取り付け金具がアースになっている単線モデルだが、サービスエースに付いているのは複線モデル。
600カンデラという大光量ライトなはずだが、保護回路に難があったのか、いくつかの峠を越えるサイクリングに使った後、ポジションランプ程度にしか光らなくなってしまった。
そこで、昨年後半に保守部品として流通するようになった三洋電気製の砲弾型LEDランプへ交換することにした。
1W LEDを採用した小型軽量のランプながら、千六百円程度という安価なところ気に入った。
このランプも、金具がアースになっている単線モデルだ。
外径50mmで全長は60mmと、フェンダーの先端やフロントキャリアのランプ台座にちょうど良いサイズ。
明らかに、ランドナーの様な外観の自転車で使われることを意識したデザイン。ランプ本体がアルミ絞りだったら最高なのだが、LEDであると同様に現代風な樹脂製だった。
Alfineのハブダイナモはアースも配線する必要があるため、レンズを外してアース線を追加している。
アース線は回路へ直接ハンダ付けするつもりだったが、台座へ短絡させている端子へハンダ付けする方が作業は簡単なので改めた。
LED回路を露出した写真を掲載する。このランプのレンズは結構脆く、内部へアクセスするためにレンズを外したところ、固定爪を受けるレンズ側のへこみが欠けてしまった。レンズを外した時の気温が低すぎたのが悪かったかも知れない。
欠けた部分は接着剤で補修して組み直した。普段は力が加わるところではないので、問題はないだろう。
取り付けには元々の台座を流用した。
ランプが小さいため、取り付け金具も小さく、台座とランプが干渉した。台座の取り付け穴を棒ヤスリで縦長にすることで、ランプを逃がしている。
このランプは6V 2.4W仕様らしい。マジックワンのものも同じ仕様のようだが、Alfineのダイナモは3W出力だ。
また不具合が起こるかも知れないな。しかし、もう高速走行をするようなことは無いだろうから、このまま壊れずに使えるだろうと高を括っている。
交換したランプの明るさは、1W LEDとしては十分なものだ。また、ランプが軽くなった分、振動にも強くなったように思う。
ヘッドランプが小型になって、却って無骨な印象になってしまったかも知れないな。
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