食べるラー油とネギだれ
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ニンニクやタマネギの素揚げを、唐辛子メインの調味料で味付けしたごま油で絡めた商品だ。
海苔の佃煮のようにご飯にのせて食べると最高に美味しいと評判だったが、それほどのものとは思わなかった。
むしろ、油のべちょっとした質感が美味しいご飯をスポイルしている感じ。油の甘みもご飯の甘さには負けていて邪魔。
どうしてこんなものがもてはやされるのか、よくわからない。
ところが、やっぱり流行した「ちょい足し」で使うと、最高に便利な調味料だと知った。
主体がごま油なのだから当然だろうが、炒め物にとてもよく合う。
料理のちょい足しに具合が良いことを知ってからは、いつも一瓶冷蔵庫に入っているようになった。
この地方には、食べるラー油のコンセプトにちょっと似ているご当地グルメがある。
それは、ネギだれ(ネギたれ、ねぎタレ、ねぎダレ)というもの。昨年、テレビのバラエティ番組で紹介されたそうで、知っている方もいらっしゃるかな?
それは大量の刻みネギを、ダシ入り醤油で絡めたもの。ネギから出るアリシンで、醤油にとろみがつく程度にネギを入れる。
食べるラー油は、旨味成分をもつニンニクやタマネギを素揚げにしてラー油に絡めている。
長ネギも旨味成分が多い。そして、ネギの粘りがラー油と同じような粘性を作る。
ネギだれを、薄味の出しで炊いたおでんにかけて食べるのが飯田風。
このネギだれ、食べるラー油と同じように、いろいろとちょい足しに使えるのは想像に難くない。
しかも、食べるラー油よりもご飯とよく合うと個人的に思っている。ご飯にかけて食べても最高に美味しいのだ。
しかし、とても深刻な欠点も(苦笑)。醤油で絡めようが、生ネギだからネギ臭い!刻んでいるから、なおのこと。
ネギだれを食べたら、その人の息は最高にネギ臭くなるのであった。
ネギの匂いが苦手な方はちょっと駄目らしく、次女を妊娠中にネギの匂いが苦手になったみーちゃん氏は、ネギだれを食べられません。
それでも、食べるラー油がこれほどヒットするなら、同じ素質の「ねぎだれ」もイイ線ゆくんじゃないでしょうか。
是非、お試しあれ。
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