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2010.11.30

TREKKING BIKES

ウィンブルドン(Wimbledon Bicycles)ServiceAceが届いた。

さっそくリヤフェンダー用テールランプワイヤー錠を追加した。


この自転車は、クロスバイクと言うよりはトレッキングバイクというカテゴリーのモデルらしい。

トレッキングバイクは欧州でもっとも売れている自転車の種類で、日本のクロスバイクとほぼ同じ車種ではある。

しかし、いわゆるママチャリと呼ばれるシティサイクルが実用自転車のデファクトスタンダードとなっている日本とは違い、ヨーロッパではママチャリのような圧倒的シェアを誇る定型な自転車は無いようだ。

クロスバイクがスポーツサイクリング用としてのニーズに絞られている日本とは違い、欧州ではスポーツ用自転車がシティサイクルとしても使われる。

そのため、トレッキングバイクにはフェンダー(泥よけ)や荷台が標準装備されていることが多い。

また、日本ほどに舗装路が整備されていない国も多く、旧い町では石畳も残っている。路面の補修サイクルも長いため、舗装路面が荒れている。
サスペンションが装備されているモデルが多いのも、日本のクロスバイク事情とは異なる点だ。


さて、届いた自転車は、典型的なトレッキングバイクの特徴を備えている。
しかも、シマノがトレッキングバイクのために開発したアルフィーネ(Alfine)コンポーネントをフル装備。

アルフィーネのディスクブレーキは油圧キャリパーで、すごく引きが軽く効きも良い。長女はこのブレーキがとても気に入ったようだ。
メンテナンスフリーなら、電動アシストモデルの様な重量のある自転車に標準採用して欲しいブレーキだ。

さらに砲弾型のヘッドライトは3wLEDが前輪ハブ内蔵のダイナモで給電されるオートライトで、コンデンサーにより停車時でも一定時間明かりが灯く。

チェーンステイ直結のアルミ製サイドスタンドが変わっていて、スタンドパイプを反時計方向へ捻るとロックが弛み、伸縮できるようになっている。時計方向へ捻ればロックされる。
工具なしで簡単にサイドスタンドの長さが変えられるので、少々斜めな場所でもスタンドを使うことができる。

フロントサスペンションは、エアサスペンション、オイルダンパーシステム。ロックアウトは手元操作できるようになっていた。

本革のサドルは、皮の伸びに応じて先端からアーレンキーで引くことができるようになっていた。
ハンドルグリップも、同じ本革のエルゴノミック形状なモデル。

台湾製の表示だが、フレーム自体は溶接が汚く塗装の仕上げも悪い。組み立てが台湾で、フレームは中国製かも知れない。

元々14万円の定価設定だけあって、使われているパーツも価格相応だ。
パーツに対してフレームの仕上げが悪いため、あまり高そうに見えないのは残念だ。

肝心の走りだが、内装変速機のためかギヤのかかりが悪い。そのため、軽快感に欠ける。
しかし、泥よけもダイナモライトも付いているし、サイドスタンドもある。ママチャリ兼トレーラーとして使い倒す予定だ。

附属のサスペンションシートポストでは、BB中心からサドル面まで660mmまでしか下げられなかった。
フレームC-T:500mmは、女性陣にはやっぱり大きすぎたな。
シートポストを一般的なもの(リッチータイプ)へ変えて、長女H氏がなんとか乗れそうな高さ(BB中心からサドルまで600mm)。彼女が普段使いできるようにするには、サドルをもう20mmほど下げる工夫をしないと駄目なようだ。

フレームのトップ長はホリゾンタル換算で560mm、ステム長は約125mmと、ロードバイク基準でみると随分大きいと思ったが、シティサイクルのポジションでは、むしろ短いと思ったほどだ。
身長152cmの長女も、ハンドルが遠いことは無いと言っていた。短いステムへ換えて、ハンドルもスワロータイプにしたいと思っていたが、そんな必要はない様だ。

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2010.11.27

飯田 南アルプスを眺めて、温泉サイクリング!

こ~ぢ~こと相沢康司(旧姓:福島康司)さんのこ~ぢ倶楽部主催の『飯田 南アルプスを眺めて、温泉サイクリング!』のお手伝いに行ってきた。

初中級者中心のメンバーとお聞きしていたのに、結構厳しいアップダウンをものともせず走り抜けるこ~ぢ倶楽部の面々だった。

さすが、日頃こ~ぢさんの指導を受けている倶楽部メンバーの皆様。
実業団ロードレース天竜峡大会で多くのJツアー選手たちを苦しめたリンゴ園を上る急坂も、誰一人足を着くことなくするすると上って行ってしまった。

全然、初中級じゃないじゃん・・・。

迎撃するつもりが、撃墜されちゃった感じ。

途中、予定コースが通行止めで、ちょっとした峠越えが追加されたりしましたが、そこも難なくクリアーと、秩父の山々で鍛えられているサイクリストは、ひと味もふた味も違うと感心しきりでした。

今度は、もっと南アルプスや中央アルプスが眼前に迫る絶景の激坂へご案内いたします!
是非また来春、当地へサイクリングへいらしてくださいませ。


- 11月28日 追記 -
登坂もさることながら、こ~ぢ倶楽部の皆さんは下りのフォームがきれい。
安全でいて速い下りの基本がしっかり指導されていて、だからこそ、アップダウンの激しいコースでもとても安心してグループライドができた。
坂道を上れば、次は当然ながら下ることになる。安全に気持ちよく下るための基本を知ることは、スポーツライドの楽しさを知る近道だよね。

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2010.11.26

極小径自転車は公道走行に適さない、のか?

既にテレビニュースや新聞で取り上げられているし、多くのブロガーが記事にしたり自転車関係の掲示板などでも話題に上っているお話し。

発端はシンクレア・リサーチのA-Bikeというとても小さくて特殊な折り畳み自転車の海賊商品が市場に安く出回ってしまったこと。

オリジナルのA-Bikeは5万円近くもするのに、海賊版は1万円未満という、ホームセンターで売っている特価のシティサイクル並みな価格で出回った。
そして、フォールディングバイクや極小径車の様な特殊自転車には大して関心を持っていなかった購買層が、安易に購入して普通の自転車と同じように使ったと思われる。

自転車として販売されていれば、自転車として使おうとするのは当たり前なことだ。
5万円もするものなら、その変わったフォルムも手伝って、購入の際には十分な検討をするだろう。
ところが、1万円程度になると、使えなければ押入の肥やしでも良いか的な気軽さがはたらく。

右上の写真は、直径20cmほどの8.25inchタイヤを採用しているキャリーミーという自転車のフロント部分。
ちょうど4cmの高さの段差の前に止めている。

A-Bikeはもっと小さい、直径15cmほどの6inchタイヤを採用しているモデルが一般的だ。
8.25inchモデルも販売されるようになってはいるが。

そんなA-Bikeの海賊商品を公道で使用して、写真のような段差に引っかかり、前転するように転倒して怪我をする事故が相次いだ。
しかも、例外なくフロントフォークが折れていたため、製品の欠陥が疑われ、国民生活センターが本格的に調査した。

写真で見れば明らかだが、4cmの段差は、直径20cmのタイヤにはとても高く思える。
直径15cmのタイヤであれば、なおのことだ。

走行中に4cmの段差に気付かず突っ込んでしまったら、タイヤが乗り上げられないことは容易に想像付くだろう。
フロントホイールが支点になって、車体は前転してしまう。


さて、A-Bikeのフォークはガラス繊維を混入して強化したガラス繊維強化ポリアミド樹脂製で、フレームはアルミ材の伸縮可能なチューブで支えられている。
アルミ材は冷間引き抜き加工によって成形され、軽量でしかも高い強度を持たせている。

ところが、海賊商品は形こそA-Bikeに酷似しているが、各部品の材質も寸法精度も同一ではない。
安く売るには、それなりに粗悪な材料で成型され、歩留まりを上げるために寸法精度もそれなりであることも、物作りを知っている方なら容易に想像できるだろう。
100gが200円のステーキ肉を100g数千円のブランド和牛のステーキと同じ見栄えに仕上げることはできても、同じ味にすることはできないのだ。

実は、A-Bikeは各部を強化して改良されたA-Bike Plusに変わっている。
自転車として実用するには、当初の仕様では足りなかったようだ。

前述の事故を受け、A-Bikeの海賊商品は、オリジナルまで十把一絡げにしてAタイプ自転車と呼称されて国民生活センターの調査を受けることになった。

そして、このような調査結果が報告された。

・6インチや8インチのような小さなタイヤの自転車は公道走行に適さない

調査では、海賊商品のほかにオリジナルのA-Bike Plusも対象となっている。
A-Bike Plusも同じように転倒したが、破損はヘッドチューブがわずかに歪んだ程度で、一般の自転車が高い段差を乗り上げられずに転倒した際にフォークが曲がる程度と大差ない、常識的なレベルである。

ところが、海賊商品は、ことごとくフォークが破断するかヘッドチューブがくの字に曲がってしまっていた。

にもかかわらず、同じように段差を乗り越えられずに転倒した点だけをとらえ、オリジナルのA-Bike Plusと海賊商品とを区別することも、海賊商品である点さえも指摘することなく、「極小径自転車は危険」という結論にまとめている。

報告書の詳細は「[報告書本文(PDF)] 小径タイヤの折りたたみ自転車の安全性(788KB)」を参照されたい。


自転車で段差を乗り上げるとき、フロントタイヤを持ち上げるようにハンドルを引っ張ったり、後方へ体重移動する動作をとったりして、前のタイヤに体重をかけないようにすることを知っているだろう。

このようなテクニックを使って、本来乗り上げられないような高い段差もクリアーできることも、スポーツサイクリングをする多くのライダーは知っている。

自転車自体に十分な強度とコントロールできる性能があれば、乗り上げることができる段差の高さは自転車のタイヤサイズだけで決まるのではない。

だからこそ、世の中には携帯時の利便性を重視して、乗り上げ性能が低いと思われても、敢えて6インチや8インチタイヤを採用した極小径自転車が商品化されているのだ。


国民生活センターの調査で、ことごとく大破したA-Bikeの海賊商品は、極小径タイヤがもつ危険性を乗り手のテクニックで回避することができる強度と操作性があるのだろうか?

その点をもっと明確に調査して、コピー商品が安易に市場へ蔓延することの危険性に警鐘を鳴らして欲しかった。

どういったニーズを想定し、どのような思想で製品が作られているのかまで踏み込まなければ、商品の正当な評価はできないし、そういった姿勢で市場の製品が評価されなければ、将来の発展はスポイルされてしまうだろう。

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2010.11.25

ちゃんと乗れるじゃない

長男S氏を自転車に乗せてみた。

長女や次女が初めて乗ったのと同じ、12インチのマングースだ。

すっかり忘れていたけど、彼女たちは2歳になってから乗せてたんだよね。

彼はもう4歳。だけど身体が小さいから、ちょうど良い感じ。

フレームとおそろいのピンクのヘルメットをかぶせても、デザインにけちを付けないのは、お姉ちゃんたちで見慣れているおかげだろうか。

年齢が高いからか、ペダルを踏むことも、ハンドル操作も、バック踏んでコースターブレーキ使うことも、すぐにできるようになった。

抵抗の大きい芝生の上やグラウンドではまだ上手に進めないけど、コンクリート舗装の場所はちょっとしたアップダウンもちゃんと走ることができていた。

トレーラーバイクにも乗れるようになれば、ポタリングに連れ出してやりたいな。

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2010.11.24

トラクターバイク

ウィンブルドン(Wimbledon Bicycles)というブランドの2009年モデル自転車を、メーカー直販店が在庫処分している。

ミニベロとクロスバイクのラインアップで、いわゆる問屋企画物だろうが、シマノのシリーズコンポを奢っているのが魅力的だ。

仕様に見合った定価に対して、65~79%オフプライスで販売されている。

フレームデザインはいかがなものかとも思ったが、ハブダイナモと3WLEDランプ、そしてフルフェンダーにサイドスタンド付きなモデルが多く実用的だ。デザインはイマイチだが、鍛造エンドやハイドロフォーミングのチェーンステーといったアルミフレームは、コンポーネントの選ばれ方同様、真面目に作られているように思われる。

子供やみーちゃん氏と共用してママチャリ代わりに使おうと、CenterCourt20という内装3速のミニベロを注文するつもりでいた。
ところが、サイズの割に14kgと重量級で、小径のメリットが活かせない気がする。

最近、Yahoo!オークションで再販されているトレーラーバイクの牽引車で使ってきたシクロクロスバイクの代わりが欲しいと思っていたこともあり、CentreCourt26にした。

しかし、以前からわが家にある3段変速のふらっかーずでは、この辺りの坂道を登れないと言う。そのため、3段変速は嫌なのだそうだ。

700cは女性陣に大きすぎるとも思うのだが、外装9段変速器のデオーレを採用しているAdvantage700なら、登坂もそこそこ楽に上がれるだろう。
700cモデルはフレンチバルブチューブを採用しているのも、好感を覚える。

と、フルアルフィーネのServiceAceに目が行ってしまった。

フレームサイズが500しかないのだから、女性陣には厳しすぎる。しかし、3万円そこそこでシマノ内装コンポーネントの最高峰アルフィーネ8のハイドロリック・ディスクブレーキモデルをフルコンポーネントで採用している。
近々11速の新型アルフィーネが登場するらしいが、超お買い得であることには変わりない。

マグネシウムレッグでロックアウト付きなフロント・エアサスペンションは大袈裟だが、メーカーHPによれば、500サイズで車重14kgというのも驚異的だ。
もしかしたら、販売ページに書かれた15.5kgという方が正しいかも知れないが。

そんな訳で、女性陣も使えるという当初の予定が満たされない気もするが、ママチャリ代わりにもなりそうなトラクター用バイクを注文してみた。

シートポストとステムは換えてしまうだろうけど、概ね写真のように牽引できるだろう。

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2010.11.21

寒い寒い

まだ11月。よく晴れた日の午後にもかかわらず、標高1200mの峠道は凍結していた。

法面からの水が、路側に吹き寄せられた落ち葉のダムで車道に溢れている場所。例年、寒くなると凍結している。

何年か前、峠から下ってきたバイクが転倒していたこともあったけど、それは12月も半ばの事だった。

そう言えばちょうど4年前、ここで上って来たもってぃとぶつかったこともあったな。
こっちだけ転がったっけ(苦笑)。

沖縄ではしっかり仕事してきたみたいね。晋一さんは優勝したし、祝勝会ってあるのかな?

晋一さん優勝の報は、当日にみはげさんに教えていただいたのだけど、その後また急に寒くなって、なぁ~んとなく走ってないなぁ。

昨日も素晴らしいお天気だったのに、陣馬形山へも登らず。こう寒いと、モチベーションも冷え込むんだよね。

風邪気味のままぐずぐずしてると取り返せなくなると、今日は午後から大平街道を往復してきた次第。

先週は38分で走れたのに、今日は41分。GPS2PowerTrackによると平均パワーは先週の314W276.6Wに対して326w253.8wって、嘘くせぇ~。
風向きと風速が効いてるみたいだけど、気象データの観測地が100km以上離れてるし、かなり怪しいな。

まっきーにパワートレーニング勧められたし、パワーメーター欲しいよね。

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幻のたい焼き

白山町、大平街道の入口にあたる所、そこに一軒のたい焼き屋さんがある。

ほんのりと甘く、ほっこり炊かれた小豆餡が、尻尾の先まで詰まっている。薄い皮は、まるでお焼きの様。
お菓子と言うよりも、お昼代わりにいけちゃうぐらいに砂糖は控えめで、噛むほどに甘みを感じるパンみたいな鯛焼きだ。

幻と言うのは、いつ開店しているのか分からないから。

お店が開いていても、たい焼き屋さんだと知っていないと気付くこともない佇まい。
看板も幟もなく、屋号すら掲げられていない。

晩秋とは言え、よく晴れた日曜日の午後なのに、今日もそのお店は閉まっていた。

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2010.11.14

アジト

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2010.11.13

Xacti修理中

SANYO Xacti DMX-CA65の代わりにSONY DSC-HX5Vを購入したが、サイクリングに持って行くには都合が悪い。

CA65は防水モデルだったこともあって、自転車ジャージのバックポケットに本体をそのまま突っ込んでおけた。
撮りたいときはバックポケットからすぐに取り出せ、液晶パネルを起こせば電源が入って、すぐに撮影スタンバイとなった。

ワンハンドグリップなデザインってこともあって、片手操作もしやすい。

一方、Cybershot DSC-HX5Vはオーソドックスなスクエアデザインの正当派コンパクトカメラなデザイン。
枕頭レンズなので電源オフ状態ではコンパクトだが、汗が染みるジャージのバックポケットで持ち運ぶには、水を通さないケースに入れておきたい。

HX5Vは電源スイッチが小さめで、片手操作で起動するにはホールド感もイマイチ。
モードスイッチはダイヤル式なので、その点の使い勝手は悪くない。
しかも、動画は60fpsのフルハイビジョンで、手ぶれ補正も強力だ。マイクの性能がショボイのはXactiも変わりないし。
但し、ズームの動作音がとても小さいにもかかわらず、意外にもジーという気になるノイズになって録音されてしまう。


コンパクトデジタルカメラは、この3年で受光素子の主流がCCDからCMOSへと移行して、高速化と低廉化が一段と進んだ観がある。

最新お買い得モデルの急先鋒と言えるHX5Vに比べると、Xacti最後のCCDモデルでもあるCA65の動画はハイビジョンではないし、手ぶれ補正もイマイチだ。しかし、現行Xactiと比較して静止画性能は高い。
また、片手操作のためのスイッチデザインがよく練られていて、2箇所に過ぎないがユーザー設定可能なボタンも設けられている。
現行のハイビジョン対応モデルDMX-CA100よりも、操作性は高いのではなかろうか。

ともかく、HX5VはCA65のようなワンハンドグリップデザインの防水Xactiと比べると、サイクリングで持ち歩くにはあまりに使い勝手が悪い。

そんな訳で、CA65を修理することにした。

ビデオ撮影時に音声が撮られなかったり、液晶モニターの画像が反転したりする不具合は、フレキシブルケーブルアッシィの断線によるものらしい。一、二週間ほどで直してもらえるとのことで、最寄りのサービスステーションへ持ち込んだ。
来週はじめには修理完了する模様。

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2010.11.11

晩秋の小渋渓谷と陣馬形山

ギヤ飛びするようになったシクロクロスバイクだが、取り敢えずリヤディレーラーをXTへ換えた。
9s化するために購入しておいたものだ。STIは65アルテグラのトリプルをストックしているし、XTRのスプロケットもチェーンもあるから、あとは取り替えて調整するだけなのだが、8sのチェーンにルブを注したから、もう少し使ってやろうってことでディレーラーの交換でしのぐことにする。

ギヤ飛びの大きな原因は、チェーンが長すぎること。
33SORAからDeore XTになって、ディレーラーケージが長い分、チェーンを詰める必要がなくなった。
8sのSTIとの相性は完全ではないが、少し変速スピードがもっさりする程度の問題だ。

試走を兼ねて、四徳温泉から折草峠を経由して陣馬形山まで上ってみた。

シフトダウンでギヤが入らない時もあるが、シフトアップでは問題ないので良しとする。
適当に距離を重ねたら9s化して、今度は完璧に調整したい。

途中、ブレーキブラケットの位置が高すぎると感じ、ハンドルをしゃくって、ブラケットを下げてみた。
手首が寝るので違和感を覚えるが、すぐに慣れる。ブラケットの位置が低くなった分、ダンシングはしやすくなった。

今日は素晴らしい秋晴れで、紅葉がとても美しかった。
特に陣馬形山東から赤石山脈まで続いているかのような、紅葉した唐松のオレンジ色は圧巻だ。

小渋ダム湖から赤石岳を望む
折草峠から陣馬形山へのアプローチ陣馬形山から木曽駒ヶ岳を望む
陣馬形山から続く唐松のオレンジの絨毯

折草峠から陣馬形山までの林道は、3kmほどアスファルトではなく砕石舗装が続く。しかし、斜度が緩いから、ロード用のタイヤでも問題なく上って行けた。
あまりトルクをかけすぎると滑るものの、39-25でも不都合はないだろう。

北に低い雲があって、飛騨山脈や頸城三山は見渡せなかった。伊那谷や木曽山脈も逆光でイマイチ。
やはり、陣馬形山からの大パノラマを楽しむなら、昼前後が一番だろう。

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2010.11.10

氷雨避け死処を探す狸かな

寒風の中、飯田峠まで上ろうと大平街道をシクロクロスバイクで走り出したら、アナグマの様な格好の動物がよたよたと行く手を横切っているのが見えた。

バックポケットに仕舞い込んだデジカメを出すのに手間取っていると、その動物は道端に蹲って動かなくなってしまった。

近づいてよく見ると、それはタヌキであった。

触っても逃げようとしない。随分弱っているようだ。

バックポケットに入っていた「かもめの玉子」という菓子を出し、周りのチョココーティングを取り除いて鼻面に置くと、少しずつだが食べはじめた。

少し経って、よろよろ立ち上がり歩き出す。後ろ足を引きずっている。車に跳ねられたのかも知れない。

車が来ているのもお構いなしに道路を渡ろうとするから、思わず遮って道路脇に寄せてしまった。

近くの農園主が近づいてきて「さっき山の方から歩いてきたよ。保健所にでも電話してよ。こんなところで死なれちゃ困る」なんて言っている。

ぽつぽつと冷たい雨が落ちてきた。再び道路脇の石垣の下に蹲っているタヌキを見て、どうすることもできず立ち去るしかなかった。

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晩秋の大平街道

朝、長男S氏を送って行く途中、西の山々に懸かった雲を眺めると、その下の稜線が白く輝いていた。
1500mあたりだろうか。うっすらと木々が雪をかぶっていた。

午後、日没までの僅かな時間に大平へ上ろうとしたが、西北西の冷たい風に小雨が混じっている。
ロードは止めて、ディスクブレーキを付けたシクロクロスにロードタイヤをセットしたホイールを履かせて走り出した。

夏物の重ね着にウィンドストッパーなベストじゃ寒かった。
日曜日のレースの時もギヤ飛びしていたのだが、今日もダンシングするとギヤが飛ぶ。チェーンが長過ぎて、リヤディレーラーが適正なテンションをかけられていないようだ。

ラップを計っていたが、脚を止め、飯田峠まで上るのも止めた。
道草を食ったこともあって、松川ダムまで下りてきた紅葉を楽しんでから帰ることにした。

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さようなら「英会話のジオス」

11月1日、ジー・エデュケーション社からジオスの11月分の授業料が返金された。

10月7日に急遽月末までに閉校することが告げられ、実際の閉校は10月28日。
次女Y氏の最終レッスンが28日に入っていたので、前日に繰り上げて、娘たちと妻が長く通ったジオス校とは慌ただしく別れを告げた格好だ。

4月の破綻時に実質負債を被ることがなく、新しい契約は新体制になってからのため、先月の閉校に伴う負債は現金で返金となった。これでジオスとは完全に縁が切れた。

存続校、そして新設校は、子どもジオスを除き今月からNOVAと同じカリキュラムになるのだそうだ。

ジオスで作られたテキストや副読本などは一切使われなくなる様で、閉校に伴い廃棄される書籍は本部の許可をいただいてマネージャーが希望者へ配布してくださった。

地方校なのでサンプル版が必要最小限あったに過ぎないけど、ささやかながらも気の利いた配慮だったと思う。

ジオスのテキストや副読本を眺めると、教育理念よりも利益を優先した経営幹部に創業経営陣が出し抜かれたというのが4月の破綻劇の真相だった気がする。
それなりに評判の良かったジオスのカリキュラムや指導体制は、顧客にとって質が高い分利益率は低かろう。
しかし、生徒たちのことを優先するなら、排除された創業者が言うように、破綻させなくとも教室の統合整理を試みるべきだった。

と言うか、NOVAの破綻を教訓として慮られるようになった受講生保護の指針を回避するため、ジー・コミュニケーションによる旧ジオス受講者の未受講分引き受けと僅か半年でのジー・エデュケーション社の売却は初めから仕組まれていたのではないかと思えて仕方ない。
そもそもジー・エデュケーション社の売却先は、元ジー・コミュニケーション代表の稲吉氏の投資会社な訳だ。

この方法で、関係省庁やマスコミが一夜にして負債を被った旧ジオス受講者保護に騒ぎ出すのを抑え、ニュースを忘れさせて徐々に被害者を切り捨てた格好となっている。

さて、娘たちは英語を続けたいそうで、次女は知り合いのアメリカ人が経営する英語塾へ行くことになった。
長女は中学英語を中心とした受験英語主体の日本人教師の塾を紹介されたが、体験入学の印象は芳しくないようだ。英語を習うより、長年一緒にジオスへ通っていたお友達とまた一緒に英語ができるのを重視している感じ。
まぁ、9年近くも毎週通っていた割には、大して英会話ができるようになった訳でもなく、子供たちが楽しんで通ってくれればそれで良いと思うようになっている。

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2010.11.07

K2 Bike Enemyのフォーク、ヘッドパーツ交換、他

長女につきあって上京したついでに、和田サイクルさんでシクロクロスバイクのヘッドパーツとフォークを交換していただいた。

ヘッドパーツはクリアランスセールになっていたトーケンのダートジャンプ用。
ごついデザインのアルミ合金削り出しオーバーサイズアヘッドモデルで、シールドベアリングタイプ。

フォークはTRIGONのMC01Aを持ち込んだ。

帰宅してからFDとチェーンリングを6503アルテグラへ交換し、受け付け時間までになんとか調整まで終えて信州シクロクロス天竜峡大会に出走した。

フロントだけでも6503アルテグラへ交換できたことで、変速性能はとても信頼性が向上した。
しかし、ヘッドパーツとフォークを換えた効果はそれほど感じなかった。350gほどの軽量化となった筈だが、その程度の重量減に時間を割くのなら、シケインや階段登りの練習でもした方が良かったようだ。

フォーク交換にあわせてステムを10mm上げた。
ところが、コース試走中にシートポストが下がってしまい、キャンパーズヴィレッジの鈴木さんにアーレンキーをお借りし、出走5分前にシート高を直した。後で計ったら、いつもより10mmサドルが高い状態で走っていた。
そんな訳で、ステムを上げた効果も大して確認できていない。

ステムを上げたため、ブレーキケーブルが足りていない。
STIも6503アルテグラへ交換して、リヤはXTRのスプロケットを使えるようにしたい。
パーツは既に揃っているので、休日なのに出掛けられないような時にでも作業しようと思っている。

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信州シクロクロス2010第3戦天竜峡大会

飯田市天竜峡で開催された信州シクロクロス2010第3戦天竜峡大会のカテゴリー3を走ってきた。

結果は1位の中学生に周回遅れとされて、6周回の11位。
今回のC3は、中学三年生がワンツーフィニッシュだった。どんどん強くなって、ジュニア世界大会代表になれる選手になって欲しいな。

テクニック不足が露呈した結果で、脚も心肺も全然問題なかっただけにもったいなかった。
せめて残り200mを踏ん張れば、7周回できたしな。

カテゴリー1のレースを、途中までだがDSC-HX5Vでビデオ撮影したので掲載。
聞くところによると、欧州では30分以上ビデオ録画できるデジカメはビデオカメラに分類されて4.9%の関税が掛かるそうだ。デジカメには関税が掛からない。そのため、HX5Vでは1カットあたりの動画撮影上限時間が29分30秒またはファイルサイズ2GBに抑えられている。

所用のため、準備等まったくお手伝いできず申し訳なく思います。

大会の企画、運営に携わった方々に感謝いたします。

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2010.11.06

BD-1、MEZZO Folding bike (Ori bike)、Brompton向けクイックカバー

ヘッドパーツを交換するため、和田サイクルさんへ伺った。

ちょうど居合わせた秀岳荘白石店の有森マネージャーが「秀岳荘オリジナル! クイックストラップ&EZラップ」の実演をしてくださったので、持参したカメラで撮影した。

秀岳荘Yahoo!店にて販売中。
汎用モデルですが、BD-1、オリバイク、ブロンプトンでの使用を想定して寸法決めされているそうです。

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2010.11.05

2010バイコロジー・シンポジウムin南信州を12月4日開催

来る12月4日土曜日に、長野県飯田市にて「2010バイコロジー・シンポジウムin南信州」が開催されます。

今回のテーマは、『自転車を通じて、地域づくりを考える!』。

ゲストには自転車プロロードレースチーム「クムサン・ジンセン・アジア」で活躍する元全日本選手権個人ロードチャンピオンで現個人タイムトライアルチャンピオンの福島晋一選手、自転車クロスカントリー元アジア選手権チャンピオン、元シクロクロス&MTB全日本チャンピオン、そして元シドニーオリンピック代表でもあるバイクランチ代表の鈴木雷太さん、元プロロード選手でアジア最大のレース「ツール・ド・ランカウイ」でアジア人初のステージ優勝を成し遂げたサイクルライフプロデューサーの相沢康司(福島康司/こ~ぢ)さん、このイベントをコーディネートされた朝生つぐみさんもポタリングに参加します。

(1)メインイベント(15:00~19:00 於:シルクホテル)
   ● 基調講演(15:15~15:45)
     演題/環境モデル都市飯田市の自転車のまちづくり
     講師/飯田市長 牧野光朗 氏
   ● シンポジウム(15:45~17:00 於:シルクホテル)
     テーマ/自転車を通じて、地域づくりを考える!
     パネラー/牧野光朗(飯田市長)
            福島晋一(かぶちゃん農園ボンシャンス飯田代表)
            鈴木雷太(バイクランチ代表)
            井村伸郎(自転車のまち推進会議座長)
            大平有華(財団法人日本自転車競技連盟3級公認審判員)
     コーディネーター/朝生つぐみ(自転車タレント)

(2)関連イベント
   A 楽しく走ろう会(10:00~11:30)
      ① 電動アシスト自転車でまちなかポタリング(ナビゲーター:朝生つぐみ・ボンシャンス伊藤隼人)
      ② 自転車選手とサイクリング(ナビゲーター:福島晋一・相沢康司・チームNIPPO菊池誠晃 )
   B 自転車のことを知ろう(分野別自転車教室)(13:00~14:30 於:飯田文化会館 会議室)
      ① 自転車を活用した健康づくりへの取り組みと自転車のまちづくり教室(講師:飯田市)
      ② 本場ヨーロッパの自転車事情と日本人選手の可能性を知る教室(講師:鈴木雷太・福島康司)
      ③ プロによるメカニック教室(講師:ブレアサイクリング代表山崎嘉貴・クムサン・ジンセン・アジアメカニシャン横山彰吾)
      ④ サイクリングの楽しみ方と自転車生活のすすめ教室(講師:朝生つぐみ・キャンパーズヴィレッジ代表鈴木道郎)
   C 情報交換会(17:30~19:00 於:シルクホテル)

(3)「自転車市民権宣言」
     パネル展示とブース出展

2010バイコロジー・シンポジウムin南信州 2010年12月4日土曜日
長野県飯田市にて開催


シルクホテルで開催されるメインイベントは参加無料、飯田文化会館で開催予定の関連イベントの参加費は「走ろう会」が1000円、「分野別自転車教室」は3000円となっています。

申込方法    
① Eメール、ハガキ・FAXで参加者全員の郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、参加希望イベントを明記の上、11月20日(土)までに下記事務局までお申込みください。
ご記入の個人情報は大会運営のためにのみ使用します。

② 抽選で200人の方に参加通知書と振り込み取扱票を郵送しますので11月30日(火)までにゆうちょ銀行または郵便局から参加料をお振込みください(払込料金は参加者様のご負担となります)。期日までに振込が確認できない場合は参加を取り消す場合もありますのでご了承ください

問い合わせ・参加申し込み
   南信州観光公社   飯田市育良町1-2-1
                Tel 0265-28-1747
                Fax 0265-28-1748
                Eメール h_kumasanjp@yahoo.co.jp

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晩秋の陣馬形山

昨日、今日とSONY DSC-HX5Vの試し撮りも兼ねて陣馬形山までサイクリングをしてきた。


上の写真やビデオ画像のように、昨日は頸城三山まで遠望できるほどの好天。
今日は中央アルプスの2500mあたりに雲がかかり、北アルプスや頸城三山方面は雲に覆われていた。

帰宅しようと下りだしたら、チームNIPPOの菊池誠晃選手が上ってきた。クムサンジンセンアジアの奈良基選手も一緒とのこと。

「もってぃ」こと奈良選手は陣馬形山が初めてだそうで、山頂の景色を堪能してから帰路をご一緒させてもらった。

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2010.11.04

間ノ岳とC-130H

長野県下伊那郡中川村の陣馬形山山頂より、空自のC-130ハーキュリーズ2機が秋葉街道に沿って南下してゆく姿を見かけた。

持参していたSONY DSC-HX5Vにて撮影し、トリミングしたもの。

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2010.11.03

SONY DSC-HX5V購入

主に自転車で出かける時に愛用していた三洋電気のXacti DMX-CA65が調子悪いので、思い切って新しいデジカメを新調した。

ザクティは動画撮影がやりやすくて重宝した。新しいデジカメもザクティにしようと思っていたが、ソニーのDSC-HX5Vが静止画、動画ともに評価が高く、しかも高機能かつ安価なために購入した。

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2010.11.02

野ぎつねとランデブー

飯田峠からのダウンヒル中に野ぎつねと出遭った。

昨年の夏、ツキノワグマの子に遭遇したクヌギの木のすぐ近くだ。法面の下にちょこんと座っていた。

スピードを落として近づくと、大きな口を開けて威嚇するかのように牙を剥いたかと思うと、きびすを返して、てこてこと道路を下って行く。

夏に市ノ瀬橋の先のヘアピンカーブで見かけた子狐かも知れない。

慌ててデジカメを出そうとしたのだが、ロングジャージにウィンドブレーカーを重ね着したさらに下に着込んだ半袖ジャージのバックポケットにあって、手間取ってしまった。

すると、まるで待っているかのように立ち止まっていてくれた。

ずいぶんと懐っこい狐。ちょっとした奇跡の6分間だった。

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