TREKKING BIKES
ウィンブルドン(Wimbledon Bicycles)のServiceAceが届いた。
さっそくリヤフェンダー用テールランプとワイヤー錠
を追加した。
この自転車は、クロスバイクと言うよりはトレッキングバイクというカテゴリーのモデルらしい。
トレッキングバイクは欧州でもっとも売れている自転車の種類で、日本のクロスバイクとほぼ同じ車種ではある。
しかし、いわゆるママチャリと呼ばれるシティサイクルが実用自転車のデファクトスタンダードとなっている日本とは違い、ヨーロッパではママチャリのような圧倒的シェアを誇る定型な自転車は無いようだ。
クロスバイクがスポーツサイクリング用としてのニーズに絞られている日本とは違い、欧州ではスポーツ用自転車がシティサイクルとしても使われる。
そのため、トレッキングバイクにはフェンダー(泥よけ)や荷台が標準装備されていることが多い。
また、日本ほどに舗装路が整備されていない国も多く、旧い町では石畳も残っている。路面の補修サイクルも長いため、舗装路面が荒れている。
サスペンションが装備されているモデルが多いのも、日本のクロスバイク事情とは異なる点だ。
さて、届いた自転車は、典型的なトレッキングバイクの特徴を備えている。
しかも、シマノがトレッキングバイクのために開発したアルフィーネ(Alfine)コンポーネントをフル装備。
アルフィーネのディスクブレーキは油圧キャリパーで、すごく引きが軽く効きも良い。長女はこのブレーキがとても気に入ったようだ。
メンテナンスフリーなら、電動アシストモデルの様な重量のある自転車に標準採用して欲しいブレーキだ。
さらに砲弾型のヘッドライトは3wLEDが前輪ハブ内蔵のダイナモで給電されるオートライトで、コンデンサーにより停車時でも一定時間明かりが灯く。
チェーンステイ直結のアルミ製サイドスタンドが変わっていて、スタンドパイプを反時計方向へ捻るとロックが弛み、伸縮できるようになっている。時計方向へ捻ればロックされる。
工具なしで簡単にサイドスタンドの長さが変えられるので、少々斜めな場所でもスタンドを使うことができる。
フロントサスペンションは、エアサスペンション、オイルダンパーシステム。ロックアウトは手元操作できるようになっていた。
本革のサドルは、皮の伸びに応じて先端からアーレンキーで引くことができるようになっていた。
ハンドルグリップも、同じ本革のエルゴノミック形状なモデル。
台湾製の表示だが、フレーム自体は溶接が汚く塗装の仕上げも悪い。組み立てが台湾で、フレームは中国製かも知れない。
元々14万円の定価設定だけあって、使われているパーツも価格相応だ。
パーツに対してフレームの仕上げが悪いため、あまり高そうに見えないのは残念だ。
肝心の走りだが、内装変速機のためかギヤのかかりが悪い。そのため、軽快感に欠ける。
しかし、泥よけもダイナモライトも付いているし、サイドスタンドもある。ママチャリ兼トレーラーとして使い倒す予定だ。
附属のサスペンションシートポストでは、BB中心からサドル面まで660mmまでしか下げられなかった。
フレームC-T:500mmは、女性陣にはやっぱり大きすぎたな。
シートポストを一般的なもの(リッチータイプ)へ変えて、長女H氏がなんとか乗れそうな高さ(BB中心からサドルまで600mm)。彼女が普段使いできるようにするには、サドルをもう20mmほど下げる工夫をしないと駄目なようだ。
フレームのトップ長はホリゾンタル換算で560mm、ステム長は約125mmと、ロードバイク基準でみると随分大きいと思ったが、シティサイクルのポジションでは、むしろ短いと思ったほどだ。
身長152cmの長女も、ハンドルが遠いことは無いと言っていた。短いステムへ換えて、ハンドルもスワロータイプにしたいと思っていたが、そんな必要はない様だ。
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