大平街道飯田峠までの三十三観音菩薩像
古くからある峠道には、道標とされていた三十三の観音菩薩像が残っている。
よく自転車で走りに行く大平街道でも、飯田峠までの道路脇に観音像が点在することに気付いてはいた。
先々週の中頃らしいが、それら観音様に名称札が建った。
大平街道の沢や洞などには、以前から名称や地名を記す立て札があった。
ヒルクライムでもちょうど良い目印になって、いつも励みになっている。
写真は峠の手前にある三十三番観音菩薩像。
立て札には、「三十三番 菩薩型立像 凡名、アヴァローキテーシュヴァラ 知恵を持って観照する事により 自在の妙果を得る」とある。
街道に残る観音像の解説ではなく、観音菩薩の説明な様だ。
三十三という数字は、観音様が救済する衆生の性格や価値観に応じて変身する姿の数とされているらしい。
三十三のお姿にはそれぞれ名称があることから、偶像も三十三種あるのだろうか。
法面崩落などで無くなってしまった観音像も多いだろうが、せっかく立て札も付いたことだし、今度は一体一体見て上るのも面白そうだ。
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