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2010.08.27

処暑を過ぎ

天気予報では、10月上旬まで平均気温より高い状態が続くとの長期予想だ。
9月になっても残暑が続くとの予報。しかし、当地は処暑を境に朝晩の涼しさが増した。
大平街道などを走っていると、秋の気配さえ実感できる。
夕方、大平峠からの下りはウィンドブレーカーが欲しくなるほどだ。

そうは言っても、昼間は暑い。昨日は午後にひどいにわか雨があったのに、気温が下がるどころか蒸してしまった。
だが、夏至を二ヶ月も過ぎて日暮れは確実に早くなっている。夕方6時帰着予定で出掛ける時は、前照灯を取り付けるようになった。


火曜日の夜、タツノコプロの創始者、吉田竜夫氏を取り上げたNHKスペシャルの再放送を見た。
翌日、アニメーション監督の今敏氏の訃報が流れた。
ジブリの近藤喜文氏が亡くなった時も強い喪失感をいだいたが、業界にとってはとても大きな損失だろう。

空洞がぽっかり開いたとしても、また新しい才能がそれを埋めていくだろう。
だからと言って、先人の業績はいつまでも讃えられる。インターネットのような仕組みが社会に浸透して以来、忘れ去られて喪われることも無くなった。
作者の命は有限でも、人類が文明を失わない限り作品は永遠に残る世の中になった。

今敏氏の次回作として制作が進行中の「夢みる機械」が無事完成することを願いつつ、近親の方々のご多幸を祈ります。

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2010.08.22

大平街道飯田峠までの三十三観音菩薩像

古くからある峠道には、道標とされていた三十三の観音菩薩像が残っている。

よく自転車で走りに行く大平街道でも、飯田峠までの道路脇に観音像が点在することに気付いてはいた。

先々週の中頃らしいが、それら観音様に名称札が建った。

大平街道の沢や洞などには、以前から名称や地名を記す立て札があった。
ヒルクライムでもちょうど良い目印になって、いつも励みになっている。


写真は峠の手前にある三十三番観音菩薩像。

立て札には、「三十三番 菩薩型立像 凡名、アヴァローキテーシュヴァラ 知恵を持って観照する事により 自在の妙果を得る」とある。

街道に残る観音像の解説ではなく、観音菩薩の説明な様だ。

三十三という数字は、観音様が救済する衆生の性格や価値観に応じて変身する姿の数とされているらしい。
三十三のお姿にはそれぞれ名称があることから、偶像も三十三種あるのだろうか。

法面崩落などで無くなってしまった観音像も多いだろうが、せっかく立て札も付いたことだし、今度は一体一体見て上るのも面白そうだ。

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2010.08.21

地上波デジタル対応テレビを購入

木曜日のことだ。地上波デジタル放送対応テレビが必要になった。

先月、ジャスコからテレビのダイレクトメールが来ていたことを思い出し、ピクセラ製の液晶型テレビの価格に期待して見に行った。

すると、19日と20日限定の特別セールに「お客さま感謝デー」も重なって、16型なら14980円、22型でも24800円からイオンカード提示でさらに5%オフとのこと。

右の通販の価格と比べて破格である。しかも、9月末までにピクセラへユーザー登録をすると、元々の1年保証にプラスして2年間の延長保証も付くキャンペーン中とのことだった。

これに加え、税金で賄われているエコポイントが7000点付き、廃棄するテレビのリサイクル券の写しを付けて申請すれば3000点が追加される。

異常とも思える安値に吃驚して、他社製などと比べることなく購入してしまった。

そうは言っても、ダイレクトメールを貰っていた製品でもあって、事前に価格.comなどで評判も確認して目星を付けていた。
実際に使ってみたところ、評判同様に無難にまとまった製品だ。
店頭で他社製と比べても、ちょっと画像のコントラストが低いと思える程度で、画質調整でなんとでもなるレベル。
安い液晶モニターにありがちの、音のメリハリが悪い印象も無く、なかなか聞き取りやすい。
一番ありがたかったのは、地デジチューナーの感度特性。特にアンテナ工事をする必要もなく、地上波デジタル放送を受信できた。

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2010.08.19

夕立

大平へと上りながら空を見上げると、入道雲をひかえて低い灰色の雲がいくつか浮いていた。
しかし、松川入り方向に嫌な雲は見えない。夜には雨予報だが、崩れるにはまだ数時間はあるだろうと高を括る。

お休み処への届け物があって立ち寄る。しかし不在のため届け物だけ置いて、大平峠まで行ってから折り返すことにした。

猿倉の泉への分岐点から飯田峠までのラップは、火曜日ほど悪くないものの奮わず。
今シーズンはベストラップ更新どころか、一度も40分を切っていない。

前日とは一変、大平はとても涼しかった。太陽がないと、こうも違うのか。

道路が濡れた場所で、ミヤマカラスアゲハが幾匹も給水している。
通り過ぎるに合わせて舞い上がり、瑠璃と翠緑の光を放った。

ピークのスノーシェルター手前で引き返す。

空は雲で覆われてきていたが、低くたれ込むほどではなかった。
ところが、博打小屋を越えてすぐ、路面に点々と染みが生まれた。雨?

と、雹と見まごうような大きな雨粒が音を立てて周囲に落ち始めたかと思うと、あっという間に滝の中にいるかのような有り様に。

幸い、お休み処はまだ開いていた。慌てて軒先へ入り雨宿りさせて貰う。
それにしてもやっぱり山中なんだな。天気はこんなに急変するものなのか。

店内では、二人の常連さんがくつろいでいた。水浴びして店に来た途端の雨だったそうで、濡れずに済んだとのこと。
こちらも大して濡れる前に店に着いて幸いだった。

豪雨は数分で収まったものの、雨脚は止まらない。雷鳴も響いている。
お休み処大平は木曜定休。店主の桜井さんが帰宅ついでに車で送ってくださることになって、ありがたくお言葉に甘えた。

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2010.08.18

HDD(システムディスク)のコピー

Pentium 4の樹脂製ファンリテーナーが経年劣化なのか、スプリングに負けて破損した。 秋葉原へリテーナーを買いに行っても、「ペンティアム・フォーですか・・・」って複雑な顔をされて在庫が無いことを告げられる。 そんなに旧いかな? Pentium 3どころかmobile CeleronのノートPCが現役なのだけど。

結局、ゼムクリップを加工してリテーナーを補強し、なんとかファンを固定して今も使っている。

さて、HDDをSSDへ移行することになった。
使用しているPCはシリアルATAのインターフェイスがないし、ボードを追加することもできない。
パラレルATA仕様のSSDは高価なため、シリアルからパラレルATAへ変換するインターフェースボード(SATAD-IDE)を介してインテルのSSDを利用することにする。

購入したSSDは、SSDSA2MH080G2R5 を採用したpq1のX25-M。
Intelのリテールボックスは3.5inchベイに取り付けるためのフレームが同梱されているが、pq1のは省略されていて3千円ほど安かった。

容量は80GB。元のHDDは120GBなので、ボリュームを縮小してコピーできるツールがないと、システムをまるごとコピーしての移行ができない。
もちろん、コピー元のHDDが使っているデータの容量が、コピー先のHDDの空き容量を下回っていないとボリュームを縮小してもコピーはできない。

さて、まずはX25-MにSATAD-IDEを接続し、セカンダリーIDEのマスターとしてPCに接続してみた。元々付いていたDVD-RAMドライブはスレーブとして接続する。

BIOS上は問題なく認識された。OSを起動したところ、特に異常なくDドライブへマウントされている。

次にシステムドライブを増設したSSDへコピーするための適当なアプリケーションを探してみた。
先に書いたように、コピー先の方がドライブの容量が小さいため、ボリュームを変更してシステムコピーできるアプリケーションが必要となる。
ネット検索したところ、Seagateに吸収されたMaxtorが配布していたMaxBlast 5で可能な様だ。

現在はSeagateのHPより日本語版をダウンロードできる。
早速インストールして起動してみた。すると、SeagateかMaxtor製のHDDが見つからないから起動できないとのメッセージ。

USBで繋げる外部接続タイプのHDDがMaxtor製であることを思いだして接続すると、今度はMaxBlastが正常に起動して、システムドライブの内容を増設したSSDのボリュームサイズへ変更してコピーすることができた。
尚、コピーの指定はXP上で行うが、実際のコピー作業は一度リブートされてエクスプローラーを離れて自動でコピーされた。

コピーが終わりPCの電源をシャットダウンし、マスターHDDをSSDへ交換してから改めて起動すると、無事にSSDからシステムが起動した。
容量も、新しく約80GBへと変わっている。
HDDでは75秒掛かっていた起動時間も、59秒へと短縮された。設置場所の関係で元々動作音は小さく、静音に関しては大した効果がないものの、発熱や消費電力でも交換した甲斐はあっただろうと思われる。

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2010.08.17

キャリーミー用キックスタンドの石突き

キックスタンド(サイドスタンド)の先端に付いているゴム製の石突きが劣化して、先端が取れてしまった。

アルミ合金が剥き出しになっていると、滑ってしまうし、軟らかい床では傷を付けてしまう。

補修部品での供給は無いそうで、代用品を探していた。

東急ハンズで適当なものを見つけたので、使ってみた。

塩化ビニル樹脂製の「自由自在デザインキャップ」10mmサイズ。

8個入り210円で、写真のようにピッタリとキックスタンドの先端に収まった。
使い勝手も問題ない。

ドーム状の先端部分は中空ではない。摩滅するには、それなりの時間が掛かるだろう。
素材としては弱くても、7つも予備があるから、暫くは保つだろうと思われる。

カラーも写真の黒のほか、赤や黄色、緑に青、白に銀色、そして金色とそろっている。
フレームカラーに合わせてみるのも面白いかも知れない。

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炎暑

連日キャリーミーで走り回っているが、昨日ほどの暑さは久しぶりだ。

気温は36.8度。頭をぐいぐいと抑えつけられるような日射しと、真綿でくるまれるような湿気。
光化学スモッグ注意報まで発令して、いくら水分を摂っても乾きが襲ってくる。

多摩湖を2周するつもりだったが、電話に応えるため停車した途端に嫌になって、反時計回りで堤まで戻ってから池袋へ行くことにした。

チャーリーで見かけた特価品のサイクリングベストを購入しようと池袋まで足を伸ばしたのだが、Mサイズでも身ごろが太めでだぶついてしまうので取り止めた。Sサイズがあれば良かったのだが。

結局、駅前でレッドブルを貰うために行ったようなものになった。

和田サイクルさんへ寄ったところ、2006年モデルの黄色のキャリーミーのヘッドチューブステーの交換が終わっていた。
先週、修理のため持ち込まれていたものだ。ヘッドチューブステー熔接時のガス抜き用の穴の周りが左右共に破断し、アルミ熔接ができる工場へ修理を依頼したところ180度逆に熔接されてしまったのだそうだ。
方向を間違って熔接されたために正しい位置にボルトで固定ができず、ヘッドチューブステーの下端をシートチューブに針金でくくりつけられていた。
交換用の新しいヘッドチューブステーは白色塗装の2010モデル用になってしまうが、部品手配できたようで、特に問題なく取り付いていた。

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和田サイクル本

ラピュータ社からこの秋刊行予定の『和田サイクルがすすめる小径自転車の楽しみと改造テクニック(仮題)』という単行本の取材を受けた。8月12日のことだ。この記事はその日の夜に書いた。尚、写真は後日行われた方の取材の模様。

当ブログでもよく登場する東京都杉並区桃井の和田サイクルさんは、「日本一小径車が売れてしまう老舗自転車店」で、「小径車の聖地」と呼ばれて久しい。

にもかかわらず、驕りも衒いもなく、粋な江戸っ子の和田さんとその人柄を映すスタッフたちがてきぱきと仕事を進める店内は、自転車好きにとって居心地の良い雰囲気に満ちている。

和田サイクルさんの魅力語りは刊行される本に譲るとして、和田サイクル発の小径車オーナーの一人として紹介してくださったらしい。
車種別に取材できそうなカスタマーをピックアップされた様なので、キャリーミーオーナーで適当なのと白羽の矢が立ったのだろう。

和田サイクル本は、和田さんご自身が小径車・折りたたみ自転車の楽しみ方やカスタマイズを紹介する章、小径自転車オーナーが語る様々なエピソード、そして「まるまる和田サイクル」な3部構成の予定だ。

四六版で巻頭一部カラーの白黒180ページ、1500円となる見込み。

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