HDD(システムディスク)のコピー
結局、ゼムクリップを加工してリテーナーを補強し、なんとかファンを固定して今も使っている。
さて、HDDをSSDへ移行することになった。
使用しているPCはシリアルATAのインターフェイスがないし、ボードを追加することもできない。
パラレルATA仕様のSSDは高価なため、シリアルからパラレルATAへ変換するインターフェースボード(SATAD-IDE)を介してインテルのSSDを利用することにする。
購入したSSDは、SSDSA2MH080G2R5 を採用したpq1のX25-M。
Intelのリテールボックスは3.5inchベイに取り付けるためのフレームが同梱されているが、pq1のは省略されていて3千円ほど安かった。
容量は80GB。元のHDDは120GBなので、ボリュームを縮小してコピーできるツールがないと、システムをまるごとコピーしての移行ができない。
もちろん、コピー元のHDDが使っているデータの容量が、コピー先のHDDの空き容量を下回っていないとボリュームを縮小してもコピーはできない。
さて、まずはX25-MにSATAD-IDEを接続し、セカンダリーIDEのマスターとしてPCに接続してみた。元々付いていたDVD-RAMドライブはスレーブとして接続する。
BIOS上は問題なく認識された。OSを起動したところ、特に異常なくDドライブへマウントされている。
次にシステムドライブを増設したSSDへコピーするための適当なアプリケーションを探してみた。
先に書いたように、コピー先の方がドライブの容量が小さいため、ボリュームを変更してシステムコピーできるアプリケーションが必要となる。
ネット検索したところ、Seagateに吸収されたMaxtorが配布していたMaxBlast 5で可能な様だ。
現在はSeagateのHPより日本語版をダウンロードできる。
早速インストールして起動してみた。すると、SeagateかMaxtor製のHDDが見つからないから起動できないとのメッセージ。
USBで繋げる外部接続タイプのHDDがMaxtor製であることを思いだして接続すると、今度はMaxBlastが正常に起動して、システムドライブの内容を増設したSSDのボリュームサイズへ変更してコピーすることができた。
尚、コピーの指定はXP上で行うが、実際のコピー作業は一度リブートされてエクスプローラーを離れて自動でコピーされた。
コピーが終わりPCの電源をシャットダウンし、マスターHDDをSSDへ交換してから改めて起動すると、無事にSSDからシステムが起動した。
容量も、新しく約80GBへと変わっている。
HDDでは75秒掛かっていた起動時間も、59秒へと短縮された。設置場所の関係で元々動作音は小さく、静音に関しては大した効果がないものの、発熱や消費電力でも交換した甲斐はあっただろうと思われる。
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