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2010.07.29

泳げない

子供たちの水泳の練度など気にも留めていなかった。しかし、長女が25mを泳ぎ切れないことを知って、もっと頻繁にプールへ連れて行けばよかったと後悔している。

小学校から水永大会が無くなったのは少子化で1学年1クラスから2クラスという状況が影響かとも思っていたのだが、そもそも水泳大会が成立するほど泳げる児童が少ないからの様だ。

学校のプールは25mが6コースあるが、2コース分を上げ底して浅くし、低学年は水中歩行中心の授業だそうだ。

教師はプール事故回避の監視役としてプールサイドに居て、泳法の指導はほとんどできない。
子供たちは自主的に泳がなければ、水遊びで終わってしまうようだ。
結果として、スイミングスクール通いの生徒の他は、ほとんどがまともに泳げないまま小学校を終える。

長男が先に夏休みとなったので、晴れている日は午前中の1時間を目安にプールへ連れて行っている。
次女や長女も夏休みになって、今は彼女たちも一緒。

すでに何度もプールへ通った長男は、こんがりと日焼けしている。
まだ潜ることはできないけれど、プールを楽しんでいる。

娘達はこの夏で泳ぎが達者になるとも思えないが、できるだけプールへ連れて行こうと思っている。

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2010.07.24

epoVelo

近所の地区まつりへ子供たちを連れていったら、初めて見るミニベロの試乗をしていた。

アレックスモールトンとGIANT CLIPを掛け合わせたようなデザインだなと近づくと、さらに電動アシストユニットが付いていた。
この手の自転車で広く使用されているサンスター技研の電動アシストユニットなのだが、専用のバッテリーカバーが奮っている。

epoVelo(エポ・ヴェロ)という名の電動アシストユニット付き20inchミニベロ。

トヨタブランドのフォークリフト用部品を手掛けている大栄技研というメーカーが、ドバッツの監修を受けて完成させた自転車なのだそうだ。

モールトンのトラスフレームにインスパイアされてデザインされた複雑な形状のフレームは、カイセイ4130クロモリを使用してフォークリフト用部品の生産で培われた溶接技術を駆使し、日本国内で丁寧に手作りされている。
本業の合間を縫って生産されているためか、完成まで三ヶ月を掛けているのだそうだ。
ちなみに、Tig溶接じゃなくて銅ロウ付けで作られているみたい。

さて、気になるお値段だが、40万8千円とのことだ。

サックスブルーの試乗車は、かなり洒落た感じに見えた。
すでに夜のとばりが落ちていて、暗い照明の中だったにもかかわらず。

乗り味は、サンスターの電動アシストユニットを付けた小径の中でも特に軽快さを感じられる。
この手のモデルの中では軽量な割に、フレームがしっかりしているためだろう。

残念なのは電池容量。平地で20km程度だそうだが、ヒルクライムでは7km程度しかもたないとの事だ。
ローカルな話しだが、大平街道を上ったところ、つんぼ平までしか登れなかったそうだ。
専用のバッテリーカバーの型を起こすなら、大容量バッテリーを特注した方が良かったのではないかと思ってしまった。

後付けのサイドスタンドもイマイチ。
BMWの自転車の様に、フレームにサイドスタンドを直付け(内蔵)して同色塗装するなど、利便性とデザイン性を両立して欲しかった。

サンスターの電動アシストユニットを採用しているため、アシストモードでは同じユニットを採用した自転車との差別化が難しい。
複雑な形状のフレームゆえか、ずいぶんと原価も高いそうだが、自転車を趣味としない富裕層以外へのアピールが難しそうなミニベロだなというのが率直な感想だった。

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2010.07.20

銷夏サイクリング

市内は34度。猛暑まで一歩手前だ。

こんな日は、クーラーの効いた部屋で、氷が鳴るソーダ水片手に読書でもしてるのが正しい過ごし方かも知れない。

しかし、西陽が強い。エアコンは最大出力なのに、部屋の温度が下がらない(苦笑)。

暑気払いに、大平街道を走ってくることにしよう。


このブログでよく登場する大平街道は、JR飯田駅から南木曽町の国道256号線を繋ぐ長野県道8号を言う。
距離は約30km。途中、飯田峠と大平峠を越える。

大平街道は全体の85%が山道で、写真のように沿道の木立は高く緑が深い。
木陰が続き、沢や洞から吹き下ろされる涼風もあって、市街の炎威は届かない。

飯田峠の標高が1235m、大平峠の標高は1358mとなっている。
ヒルクライムとしても手頃で、楽しく走ることができる。

飯田峠を越えると、昭和45年に廃村となった大平宿がある。
当時の民家の一部が夏の宿泊施設として保存されていることもあって、特にこの時期は人が多い。
お休み処大平もここにある。木曜日定休なのは注意。なお、橋本屋さんは先月廃業されました。

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2010.07.19

暑熱のセンチュリーラン

坂隊のキタさんのお誘いを受け、みやさんと三人で諏訪大社下社春宮、蓼の海、諏訪大社上社本宮、杖突峠へ行ってきた。

朝の間は空気も涼しく快適だったが、照りつける夏の日射しは容赦なく素肌を刺す。

海の日にちなみ、蓼の海を目指した。諏訪大社下社春宮の裏手から霊園を抜けて、林道へと上っていった。
10%を超える坂が1kmほど続く。運動不足の身にはとても応えるが、林道へ入ってしまえば日陰も多くなって一息つける。

いずみ湖公園で大休憩。ジュース片手に四阿でまったり。
標高が1260mもあるので、渡る風が心地よい。この後、下って諏訪湖湖畔の暑気にはうんざりした。

蓼の海は渇水中で、湖底に泥の池があるだけだった。

杖突峠を息も絶え絶えに上る。茅野からのアプローチは、昼を過ぎれば比較的日陰が出来るのが幸い。

高遠まで、キタさんがかっ飛んで行った。とてもついて行けず。高遠城趾近くの上り坂では大失速(苦笑)。

火山峠越えは無理ということで、天竜川沿いに南下して帰路に着いた。


日光に曝されていた肌は真っ赤っか。シャワーがこれほどありがたいと思ったのは久しぶりかも。

総走行距離は183.8km、平均速度24.6km/h。休息時間が3時間程度あるから、まぁまったりサイクリングだったかな。

お誘いくださったキタさん、お付き合いいただいたみやさん、どうもありがとうございました。

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2010.07.16

しらびそ方面の土砂災害被害

7月14日未明から16日未明にかけて断続的に降り続いた豪雨により、雑誌『自転車人』最新号(2010夏号 No.020)で紹介しました南信州しらびそ峠へのサイクリングコースは、土砂崩落により複数箇所で通行止めとなっています。

現状、長野県道251号線は飯田市上村で土砂崩落のため、矢筈トンネル(国道474号)との分岐地点から先が通行止め。国道152号線も矢筈トンネル出口から上島トンネル間で、3箇所も土砂崩落による通行止めです。
さらに、南アルプスエコーライン(御池山林道)で1箇所土砂崩落があり、下栗しらびそ高原の間は通り抜けできません。
また、蛇洞沢林道でも土砂崩落があり、大鹿村方面への通り抜けができなくなっています。蛇洞沢林道からしらびそ高原の間でも土砂崩落がありましたが、こちらは復旧している模様。

全国放送でも伝えられているように、大きな被害となっています。
この夏、しらびそ峠や秋葉街道サイクリングをご予定の方は、事前に通行規制情報を確認の上おでかけください。

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2010.07.12

水疱瘡

長男S氏は水疱瘡でおやすみ中。
発疹だけで発熱もなく、元気に自宅待機している。

水疱瘡は、発症年齢が高いほど容態が悪くなる傾向にある。
自分は中2の時に発症し、二週間も自宅待機を強いられた。

次女のY氏は幼稚園児の時に流行はあったのだが、クラスで発症しなかった二人のうちの1人。

長女H氏は幼稚園の時の流行で終えて、軽くすんでいた。
当時、次女Y氏は生後3ヶ月だった。母親の免疫が残っていて遷らなかったのか、稀にあるという罹患したのに症状がほとんど現れなかったのか、二週間後にははっきりするだろう。

水疱瘡の兄弟間での感染確立は95%。感染からほぼ2週間で発病する。
仲の良い幼稚園のお友だちが発症したことを聞いて、みーちゃん氏がお見舞いがてらS氏を連れて水疱瘡を貰いに行った。それからきっかり2週間で発症したので、ウィルスの潜伏期間2週間というのは、かなり正確なんだな。
水疱瘡は水痘ウィルスによる伝染病だ。

水疱瘡は体内に免疫が作られることで1週間もすれば自然治癒する病気だそうだが、ウィルスを抑える薬を発病2日以内に飲み始めれば症状を軽くできると聞いた。
S氏はアシクロビンの処方を受けて日に4回服用しているが、最初の水疱を確認してから水痘の診断があるまで3日掛かったため、効果はイマイチの様だ。
発病のいきさつや水疱の形状など、水疱瘡は間違いないと思っても、いざ診断して処方するとなれば慎重な対応をされるのは当然なのだが。

水疱に塗る薬も処方されているので、S氏に塗っている。
そのお陰か、痒がることがないので助かっている。症状がひどい子だと、水疱がとても痒くて掻きむしり、「とびひ」にしてしまうこともあるそうだ。
痒みが少ないのは、アシクロビンの効果かも知れないけど。

尚、水疱瘡発症中は入浴を控えるよう指導する医師もいるが、S氏の担当医は特段容態が悪くないなら清潔にすごすために入浴することを推奨している。
水疱を潰さないよう注意して、シャワーで汗を流すようにした。

さて、2週間後にY氏は発病するだろうか?
遷された方は発疹が多くなる傾向があるそうで心配だが、できるだけ年齢が小さいうちに終えてしまうのがいいだろう。

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2010.07.09

自転車人 2010夏号 No.020

12日発売の雑誌『自転車人』(山と渓谷社)の特集記事で、信州ツーリングコース・セレクト12の内、南信州分1コースを担当しました。

どこを紹介しようかと悩みましたが、結局お馴染みの場所で落ち着きました。

今回は坂バカ向けに、標高差1400m、距離21kmの登坂を盛り込んでいます。

この夏、是非現地へお出掛けいただき、日本屈指のヒルクライムを存分にお楽しみください。

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2010.07.05

ペイ・フォワード

ここ暫くブログの更新をお休みしていたが、同時に自転車もまともに乗っていなかった。
50日近く、心拍計どころかForerunner 305を使うことも無かったのは、ロードバイクに乗りだして初めてのことだ。

さて、先週後半から意を決して走り出したものの、金曜日、大平からの帰路に落車してしまった。
その日は西南西から雨雲が迫っていたことに気付いていた。しかし、大平では降らない低い雲だったから、予定通り登ることにした。
飯田峠までは、調子の良い時に比べて1割も遅いタイムだった。しかも、かなり脚にきた。
国道256号線まで下って登り返す予定を取り止め、お休み処大平さんで休息して、引き返すことにした。
庭先の杉の木にモリアオガエルが卵を産み付けたそうだ。
下には池など無く、代わりに水を張った桶をいくつか桜井さんが用意していた。
帰路も山道を抜けるまでは道が乾いていた。しかし、町を望む辺りから路面はしっかり濡れている。通り雨はまだ少し空から落ちていた。

町中で右折した時のこと、濡れた路面でリアが滑った。立て直した途端、なんとハイサイドで左側へ吹っ飛んだ。
右へ転けなかった分、自転車メカは無傷だったが、身体は路面に叩きつけられた格好となって、左半身打撲に脳しんとうで立ち上がるのも一苦労な有り様。
長くさぼっていたツケを、こんなに早く払う羽目になるとは思わなかった。

ヘルメットのお陰で脳しんとう程度で済んだ。しかし、ちょっとむち打ちの様な状態で、いまだに首が痛い。
グローブのお陰で手に怪我はなかったが、左肘と左腰、そして左膝は打撲と裂傷。それほど酷いものでは無く、傷口は乾いたし、打撲の痛みも収まりつつあるのは幸いだ。


ツール・ド・フランスが開幕して、いよいよ気分が盛り上がる。
先週は宮澤崇史選手が念願の全日本ロードチャンピオンを獲ったし、福島晋一選手もTTチャンピオンに輝いた。

Jsportsのツール・ド・フランス第1ステージの放送では、宮澤選手がゲストとして参加していた。
ジューンブライドだったのか、新しい結婚指輪が気になるご様子。Wおめでただったのね。


タイトルの「ペイ・フォワード」は、他人に温かく接していれば、幸せの連鎖が世界を幸福にするというお話しだけど、そんな運動が盛り上がらないものかと切望する今日この頃だったりする。

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