長年愛用してきた2GケータイのJ-SH53を、3Gモデルの731SCへ換えた。
通話とメール、そしてまれに写真を撮る程度しか使わないから、731SCは必要充分な上に小型軽量化されて都合がよい。
しかも、みーちゃん氏や長女が使っている3Gケータイを見るに、バッテリーの保ちが悪いというイメージがあった。しかし、731SCはJ-SH53以上にバッテリーが保つそうだ。実際、今日一日音楽再生に使ったり、メールのやり取りを随分したりしたが、バッテリー残量を示す3本のバーに変化がない。
さて、J-SH53はSDカード経由でパソコンと連携させていた。
731SCもマイクロSDをサポートしているので、同様にSDカードで内蔵カメラのデータをPCで読み出そうと思っていたのだ。しかし、マイクロSDのアクセスベイがバッテリーの下、SIMカードの横にあり、PCと連携する都度にマイクロSDを取り外すのがとても面倒なのだ。
731SCの電源を切ってバッテリーカバーを外し、バッテリーも外さないとマイクロSDへアクセスできない。
だからといって、赤外線でデータをやり取りするのも面倒だ。メールでなんて考えるのも嫌だし(苦笑)。
Bluetoothがあれば良いのだが、残念ながら省略されている。
他のユーザーはどうしているのかと調べてみたところ、731SCのメーカーHPから、パソコンと731SCとをUSBで連携させるPC Studioというユーティリティが提供されているのを知った。
731SCとPCとをUSB接続してデータをやり取りしたり、731SCをPC用モデムとして利用したりするユーティリティだ。
731SCはマスストレージモードでPCと接続することは出来ないらしい。PC Studioを利用しないと、PCから731SCのデータフォルダーや接続しているマイクロSDへアクセス出来ない。
さて、731SCにUSBポートなんてあったのかな?と思ったら、充電ポートがUSB端子を兼ねているのだね。
しかも、100均でSoftbank 3G対応のUSB通信ケーブルが売っているんだ。すっかり置いてけ堀です。
731SCはSoftbank 3Gの標準仕様と若干違っていて、USB通信ケーブル経由でPCから給電して充電までできる様だ。
で、さっそくPC Studioと百均のUSB通信ケーブルを使って、リビングで使っているVALUESTARと731SCを同期させ、音楽ファイルを731SCのマイクロSDへインストールして聴いてみた。
731SCではステレオ再生を楽しむにはm4a形式でないと対応していないため、PC StudioでMP3をm4aへ変換して713SCへ転送した。
この作業は、残念ながら1曲ずつしか指定できない上、転送フォルダも731SC本体の「着うた・メロディ」フォルダ以外に指定できない。しかも、m4a形式は着うたやメロディとして利用できないし(苦笑)。
そんな訳で、m4a形式で731SCへ転送後、改めてPC Studioのエクスプローラで任意のSDメモリ上の「着うた・メロディ」フォルダへ移動した。
尚、「着うた・メロディ」フォルダ下は、1階層フォルダを追加可能だった。
フォルダ数の制限は不明だが、アルバム名またはアーティスト名のフォルダを作って分類することができる。
さて、731SCでの音楽再生だが、思った以上に良い。少なくとも、W-ZERO3にTCPMPで聴くよりも良いと思った。
731SCは筐体がしっかりしている上、比重も大きい。妙な鳴きが少なく、ヘッドフォン出力だけでなくスピーカー出力もなかなか良い音がする。
しかも、音量は結構大きく再生できるし、最大音量でも歪みが気にならない。
PC StudioでDLNAサーバー上のMP3ファイルをm4a変換するのは面倒だが、フリーウェアで一括変換してPC Studioでコピーするならまだ省力化できる。
バッテリーの保ちもいい様だし、ポータブルオーディオとしても731SCを活用してみたいと思っている。
尤も、だらだら再生しかできないけどね。