取り敢えず結論は出た
奇妙な雪だるまには、子供たちから福豆のお供えがされていた。
日中の陽光に痩せて、鬼に見えるのが可笑しい。
先日話題にした別府史之選手のレディオシャック入りが正式に決まったというニュースが流れた。
どこぞで見たシマノのニュースレターによると、「2010年シーズンはスキルシマノで走ることを契約していたにもかかわらず、別府選手がレディオシャックに加入することを口約束した。この行為は契約違反であったことを別府選手は認め、スキルシマノが提示した違約金を支払うことで契約が解除された。別府選手の代わりとなる選手を獲得する予定は無い」といった内容だった。
レディオシャックは既にツール・ド・フランス出場候補を発表してしまっているから、今シーズン別府選手がツールを走ることはないだろう。
しかし、来シーズンのチャンスはある筈だ。それに、ツール・ド・フランスにこだわってきたランス・アームストロングだが、チーム・レディオシャックはツールだけにとどまらず活動する様なコメントをどこかで見た。
兎に角、昨年あれだけ活躍した選手が所属チームも決まらないなんてのは寂しすぎる。本人の望むチームへ加入できてよかった。
そう言えば、エキップアサダ浅田代表の自叙伝では別府選手のことも触れている。「レース中に相手を威嚇し、かなり凶暴に戦う」選手で、インタビューなどでは、いつもピリピリしていてあまり答えない人らしい。
また、ヨーロッパで走りたい、プロになりたいという闘志が非常に強かった選手で、ブリヂストン・アンカーでも群を抜いていたそうだ。
現在、日本人ロードレーサーで一番強い選手と言っても過言ではないだろう。
例外的にツールのメンバーへ選ばれるほど、早い段階から力を発揮して欲しいな。シーズンは既に始まっている。
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