小正月
以前は成人の日が15日だったので、小正月といえば旧暦同様に15日を挟んだ三が日を言ったものだけど、ハッピーマンデー法で成人の日が第二月曜日となってからは、この三連休が小正月って感じになった。
お正月に忙しく働く女性達をねぎらうための女正月と言うのは、後から知ったことだ。
生活習慣も多様化した現代では、お正月の過ごし方も家々で随分と違うものだろう。
映画「サマーウォーズ」に出てくるような、親戚中が集まる習慣を経験する子供は少ないだろうし、正月恒例だった遊びに興じる子供の姿を見ることも稀になった。
残念ながら、子供たちに風物詩を体験させてやる努力は足りない。彼らは、ぼくら以上に伝統行事を知らない大人になることだろう。
それでも、今朝はどんど焼きがあった。
昨日、正月飾りを町内の家々から集めて、冬休みに用意した傘飾りを掲げた櫓を近くの公園に作った。
今朝、櫓に火をかけた。
小正月までを松の内と言って、正月飾りを天に返すための行事とされ、本来なら小正月に行ったものらしい。
ボクが子供の頃は、小学生の都合に合わせたのか、冬休みの最終日に行っていた。
いや、1月7日だった気もする。どんど焼きの熾きで焼いたお餅を、七草粥に入れる習慣が出来ていた憶えがあるから。
そんなわけで、当地では既に何十年も前から変化が見られていた訳だ。
娘たちの子供会は、お母さん方の希望で夜明け後の点火となった。
防犯上、まだ暗い時間帯での集合を嫌ったためだ。
どんど焼きの日時は各町内の事情で決められる。それでも、今朝早くに合図の花火を上げた地区もあったから、今日実施の地区が多くなった様だ。
ある意味、僕等の子供時代よりも、小正月に近づいたんだね。
長女は今朝、書き初めした半紙をくべたそうだ。
冬休みの宿題で、書き初めと歌留多(百人一首)は辛うじて経験している。
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