Carry-me (キャリーミー)サドル変更
ヘッドチューブとメインフレームとが蝶番で繋がっている折り畳みの構造上、キャリーミーは捻れ剛性がとても低い。
そのため、ダンシングはもちろん、立ち漕ぎもしない方が良い。
座ったまま乗り続けることになるため、ロードバイクよりも股間の痺れがでやすい。
痺れるほど長時間乗るような自転車じゃないのだが、速くはないが見かけによらず走りやすいので、関東平野程度のアップダウンなら100kmを超える距離でも走れてしまう。
ロードバイクでは、スペシャライズドのAliasを使っている。サイズ(幅)は130と143。最近は143の方がしっくりくる。
スペシャライズドのサドルは防水のマイクロマトリックス合成皮革という素材を表皮に使っているが、耐候性と耐摩耗性が高く、それでいて合成繊維のパンツとの摩擦感も適当でとても気に入っている。
イタリア製に多いなめし革の表皮も好きだが、濡れると途端に脆くなるので気を使う。
アリアスはジェルが入っていて、これが座ったときの痛みの緩和に随分効いていたことを、ジェルが入っていないToupeを使って実感した。
キャリーミー用にトゥーペを使うつもりだったが、ポジションがしっくり決まらないと尻がとても痛くなるサドルだった。
スペシャライズドのサドルは穴あきサドルなので股間の痺れが出にくいとされているが、アリアスやトゥーペ程度の開き方では効果を実感できなかった。
VETTAのSLやAVOCET O2といった一昔前に評判の良かったサドルに比べても、股間の痺れは変わらないと感じた。
半年以上も前になるが、上野のY'sロードでスペシャライズドのJettが特売になっていた。
アリアスの女性用という位置付けのモデルで、サイズ展開は同じながら、中央の開き方が大きくなっている。
女性向けのためにカラーもそれっぽく、特売品はホワイトボディに骨盤が当たる部分は薄いグレー、それにピンクのワンポイントというものだった。
どちらかというとディスカウントされた価格に惹かれたのだが、その時は色が気に入らずに購入は見送り。
最近になって色は黒、サイズも143mmとぴったりなジェットの出物があったので買ってみた。
使ってみると、かなり良い。座り心地はアリアスと変わらないし、長時間乗っても股間の痛みが出ない。
200kmほど乗ってみたが、まったく股間の痺れはなかった。
折りたたみ時、シートポストを押し込んで小さくすると、シートバンドのクイックだけでなくネジも弛める必要がある。
シートポストを抜きとってしまった方が高さは低くなるし、シートバンドはクイックの開け閉めだけすれば良い。
シートポストを抜きとらないと初期型キャリングケースへ収めるのが難しいこともあって、この余禄はとてもありがたい。
さて、今年のブログの更新は、これにておしまい。
おつきあいくださった方々、どうもありがとうございました。
みなさま、よいお年をお迎えください。来年は今年より良い世の中になりますように。
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