「懸賞当選」!?基本に立ち返った迷惑メール
プレゼントナビ株式会社を名乗る迷惑メールがあった。
メール本文は以下、仮当選番号は編集。
■オープン懸賞 仮当選確定通知メール■仮当選番号 【F123-4567】
本メールでは本当選が確定しておりません。
以下のフォームよりご記入し本当選の確定をお願い致します。http://present-navi.jp/20095cong.htm
本当選締切日:2009/05/30 PM14:00
仮当選内容
※オープン懸賞です
モニター品ではありません。パナソニック レッツノートライトW8
(C2D-SU9300、Vista Business
無線LAN、Office)CF-W8FWDNJR
※当選のご辞退については件名に【当選辞退】とご明記の上ご返信くださいませ。お問い合わせ等は以下のメールアドレス迄お願い致します。
>> help@present-navi.jp
サポート時間:平日10:00~17:00 時間外対応もございます。Copyright:(C) PresentNavi co. All Rights Reserved
みーちゃん氏に確認しても、懸賞応募した記憶はなく、まったく心当たりのないものだ。
昔懐かしい、無作為のモニター当選コールな気がする。
このモニター当選コールとは、見本市などでPCのデモを行うブースを立て名刺を集め、後日、名刺の連絡先へデモPCのモニター当選を電話連絡する。そして、喫茶店などで面会する約束を取り付け、行ってみるとPCと教材の月賦購入を持ちかけるという商法だ。
まだWindows 3.1J普及前、MS-DOSにLotus123などがセットとなったDynaBook J-3100あたりで、総額120万円ほどだったような気がする。
当然と言うか、男性をターゲットとする場合は、保険勧誘や不動産屋などが似合いそうな20歳代のセールスウーマンがアポイントメントを取る。喫茶店にやって来るのが常にそんな女性たちかは不明だが、経験では初々しい新卒って娘がやって来た。外見に似合わず、屁理屈は天下一品だったけど(笑)
もちろん、そんな高額な玩具は契約できず、それでも楽しい一時だったような憶えがある。
さて、真偽を確認する目安として、まずプレゼントナビ株式会社を検索したが、それらしいのがヒットしない。
プレゼントナビはヒットするが、懸賞やモニタープレゼントなどを網羅して紹介する案内サイトだ。
お次に“http://present-navi.jp/”なるURLの履歴を調べた。
しかし、履歴が見当たらない。インターネット検索をかけても、ヒットしなかった。
インターネットアーカイブを当たったところ、一昨年まではプレゼントを提案するサイトであったことがわかる。
ところが、運営はプレゼントナビ株式会社ではなく、2008年以降のアーカイブは存在しなかった。
また、当該URLには会社の住所の記載があるものの電話番号はなく、しかも「東京都台東区柳橋2-5-4 関根ビル 4F」とあるのだが、Google Mapによれば、東京都台東区柳橋2-5-4はデザイナーズマンションであって、関根ビルという建物ではない。
以上から、当該ダイレクトメールはかなり詐欺性の高いものだと判断した。
更に、文面でインターネット検索をかけたところ、“http://55presents.net/20095cong.htm”というURLで同様のメールが多数届いているようだ。
さらに調べると、悪徳商法?マニアックスの掲示板へ辿り着いた。
実は、最初にメールを開いたとき、一瞬信じてしまった。そしてすぐ、過去の「モニター当選コール」を思い出して、調べてみたらこの有り様(苦笑)。
歴史は繰り返すのだなぁと、ちょっと感慨深い(笑)。
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