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2009.05.19

GARMIN Virtual Partner

今更ながら、ガーミン Forerunner 305のバーチャルパートナー(Virtual Partner)機能を使うようになった。

端的に言えば、指定した過去のトレーニングログと競争する機能だ。

ところが、GPSのトラックログを利用してナビゲーションも同時進行されていることを知った。

つまり、ウェイポイントを集めたルートデータを作ってナビゲーションモードを使用しなくても、トラックデータの集積であるコースデータでナビゲーションができる。

取扱説明書がダウンロードできるようになればはっきりするが、新しいForerunner 310XTでルートの利用ができなくなっていても、Virtual Partnerがあれば実用上なんら問題なさそうだ。


日曜日に行われたしらびそ高原ヒルクライム大会で、初めてVirtual Partnerを利用した。
体調が思わしくなかったので、完走できるペースで走りたいという目的だったが、コースプロファイルに対しての自分の位置が図示される機能が役立った。

コースプロファイルに対して、現在の自分の位置が●(黒丸)でリアルタイムに表示されている。

利用したコースデータ(トラックログ)での過去の自分(Virtual Partner)は○(白丸)で表示。

プロファイルの横スケールは、Virtual Partnerとの距離差によって自動調整される。
ナビゲーション画面のマップの様に、マニュアル操作はできない。

Virtual Partnerとするコースデータは、Forerunner 305に保存されているトレーニングログをそのまま使用できる。
そのため、ヒルクライムレースなどでも、前日試走してそのデータログをイベント当日のVirtual Partnerへ現地で簡単に設定出来る。

ナビゲーション機能と同様に、Virtual Partner利用時も、トレーニングログはリアルタイムに記録され、ラップ操作他すべて通常通りに機能する。更にコースデータに対してナビゲーションも同時に機能している。


さて、Forerunner 305はEdge 305と違って、高度補正用の気圧計が無い。
そのため、高度データはGPSから計算して取得しており誤差が多い。
Virtual Partnerとの距離差が大きければ、コースプロファイル画面の横スケールが大きくなるから、高度データの誤差はそれほど気にならない。しかし、横スケールが小さいと、上っているのにプロファイルは下りであったりと、使い勝手が悪い。

PCとカシミール3Dを利用してコースデータの標高値を書き換えることで、この不具合をある程度改善できる。

カシミール3DでVirtual Partnerとして利用したいForerunner 305のトラックログをインポートして、10mメッシュ標高データなどで標高値を書き換える。
併せて、不要なトラックデータも削除するなりのデータのシュリンクも行える。

標高値を書き換えたトラックログは、GPX形式のデータとしてファイル出力。
そして、Gpsies.comデータ変換機能を利用して、Garmin Course TCXファイルとして出力し直す。

TCXファイルとして出力されたコースデータをGarmin Training Centerで読み込み、Forerunner 305へ送信すれば、コースデータとして格納される。

ナビゲーション用のコースデータも、同様に自作可能だ。


トレーニングコースを決めてVirtual Partnerを利用すれば、リアルタイムにトレーニングの成果を実感できる。
ベストタイムが出れば、それをVirtual Partnerのコースデータとすれば良い。

こういった機能はもっと早くから使いこなさなきゃ駄目だな(苦笑)。まぁ、老化の典型な訳だが・・・。

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