シートクランプ交換
トレーラーバイクを引く時にシートポストを換えたり、山へ入った時などでサドルを下げたりしやすい様に、ディスクシクロのシートクランプはクイックリリースタイプを使っていた。
ところが、シートチューブの精度がイマイチでシートクランプをチューブに接着でもしてやらないと、クランプを弛めたときにチューブからすぐに外れてしまう。
仕方がないのでプラテープをシートチューブに巻いていたが、今度はシートポストの固定が甘くなる。
更に、シートポストとシートチューブとの嵌合もかなり緩い。
クランプを弛めると、シートポストがストンと落ちてしまって、調整がし難かった。
その内、クイックリリースの樹脂ブッシュがヘタってきた。
代替品を探していたが、予算内では太ももに干渉しないスマートな製品を見つけられなかった。
ふと、カーボン用では定番になっているカンパニョーロのシートクランプが目に止まった。
φ31.8用を見ると、対応径が31.6~31.9mmとなっている。
精度も高いと評判だし、個人輸入すればかなり安く買える。
USのよく使うショップなら千円程度だが、他に欲しいものがなかったので、やや割高ながら送料無料の別のショップへオーダーした。
購入したSP-RE106シートクランプは、シートチューブとの嵌合面が、上端に向かって僅かにテーパー状にすぼまっているようだ。
31.6mmからの対応という仕様と相まって、このクランプはピッタリと収まった。
若干シートチューブも締まる様で、シートポストとの嵌合も具合が良くなった。
クイックは無くなったが、アーレンキー一本で調整できる訳だし、弛めてもクランプ本体が動くことはない。
シートポストの動きも、とても調整しやすいものとなった。
さすがは評判の良いシートクランプだと感心した次第。
ちなみに、泥詰まりを少しでも軽減するために、本来の使用法に対して180度ずらして取り付けている。
自己責任ながら、これも高い精度だからこそ、こんな付け方でも異常を感じることなく使えている。
尚、試走してみたが、振動で左手が痛かったので軽いポタリング程度にとどめた。
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