スピードドライブのクラッチ滑り解消
キャリーミーDSには、スピードドライブという2速変速器がクランクに付いている。
クランクのスパイダーに遊星ギヤが内蔵されていて、クランク軸に対して1.65倍に増速されてチェンリングが回る。
クランク軸には変速切換スイッチが仕込まれ、蹴り込むことでドッグクラッチが切り替わって変速を行う。
増速ギヤが働かない直結状態との二速変速という次第だ。
クランク軸とチェンリングとが1対1の直結時、ペダルを踏み込むとクラッチが滑る不具合が出るようになった。
購入当初にスピードドライブの組み付け不良があって、そっくり交換した経緯もある。
自分でなんとかできるものでもなさそうなので、和田サイクルさんへ預けて修理をお願いしていた。
メーカー送りを予想していたが、代理店での調整で直ってきた。
修理の結果、スピードドライブに不具合はなく、原因はチェーンの引きが足りなかったことだった。
キャリーミーはリアディレーラーが無く、チェーン引きでテンションを調整する。
ゆるめにチェーンを張っていたが、それがいけなかったらしい。クラッチの構造上、チェンのテンションが緩いと滑りが出やすいのだそうだ。
戻ってきたキャリーミーは、かなりしっかりとチェーンが張られていた。
試走したところ、確かにクラッチ滑りは無くなった。
スピードドライブを使っていてローギヤ側でクラッチすべりが出たら、一度チェーンの張りを強めにして様子を見ると良いらしい。
| 固定リンク