1.PC133 256MB SDRAM 3枚を再利用しようと、Intel D845WNとPentium 4 1.6GHz、Canopus DVXPLODEを利用してアップデートしてみた。
結果、電源が切れない不具合が発生。また、オンボードサウンドに不具合があり、再生スピードが早くなってしまう。
サウンドの不具合は、インテルのサポートでも「サウンドが早く再生されてしまう、もしくは明瞭に再生されない問題について」として、解決手順はOSの再インストールとなっている。
電源が切れない不具合は、CPUをWillametteからNorthwoodへ換えたところ解消した。
2.Intel D845WN上のWindows 95では、Pentium 4 2.0AよりもCeleron 2.4の方がベンチマークの結果が良い。
また、SSE2を利用するアプリケーションは不具合が出るため、SSE2が利用でき、なお且つSSE2を利用しないように設定できないソフトウェアは利用できない。
3.Intel D845WNは最終BIOSでUSBブートに対応しており、USBメモリ上にインストールしたKnoppixを利用してバックアップの復元などを行った。
4.Intel D845WNとCeleron 2.4は、440BXのABIT BM6とCeleron 1.4ほどのレスポンスを発揮できなかった。
これはベースクロックが低いためと判断し、クロックアップ可能なIntel 845チップセットのマザーボードへ換えることにした。
5.ASUSTeK P4B266-EとPC-2700 DDR 256x2、512x1を追加購入。合価千八百円也。
Celeron 2.4はFSB133MHzで3.2GHz動作可能であったが、DV編集後にハードウェアMPEG2エンコーダへデータを渡す際にエラーがでることがあった。
Pentium 4 2.0Aへ交換したところ、FSB150MHzでも定格電圧で動作。LANやUSBなどを経由して複数の動画を再生させながらDV編集とハードウェアMPEG2エンコードを行っても不具合はなかった。
PCIクロックも定格外に上がったため全体のレスポンスが向上し、改修前のPCよりも明らかに高速化したことを実感。また、安定度も高まった。
6.P4B266-Eでは下記の機器構成ではコンフリクトのために、BIOS上でPCIにIRQを手動割り当てする必要があった。
D845WNはCard-BUSカード以外に問題は出なかった。
尚、P4Bのオンボード機能は、NICとサウンド、USB1.1、COM1、プライマリIDEのみを使用。
PCIスロットにはSCSI RAID、SCSI IEEE-1394複合カード、USB2.0、ハードウェアMPEG2エンコーダ、ハードウェアDVエンコーダを使用。
7.システムが旧来より安定化したためか、今まで不具合があったOperaブラウザも異常なく使えるようになった。そこで、最新バージョンへ更新した。
Opera 9.27まではWindows 95へ問題なくインストールできるが、9.5以降はクラシックインストーラでアップデートする必要がある。
また、Opera起動時に「MSIMG32.DLLが旧いか無い」といったエラーダイアログが出る。次回ダイアログが出ないようにするチェックボックスを使えば良いと思われるが、MSIMG32.DLLをOperaのフォルダへ入れれば解決する。
尚、amazonのサイトはOpera 9.63では、商品のフローティング表示されるオプション部が表示されない。Firefox 1.5では問題ないので、もしもamazonを利用する際はFirefoxを使うことになるかな。
8.マザーボード上のCOMポートを総て使用不能にすると、Windows 95起動途中に「一般保護エラー」が出てハングアップしてしまう。
シリアルポートを必要とするだろうドライバをmsconfigでロードしないようにしても改善せず。
COMポートはMIDIが使うので、実用上は問題なし。
9.BIOS設定で、"Chip Configration"の"Delay Transaction"は"Enable"設定にすると安定。