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2008.07.31

2008年7月の走行記録

Cyclocross DiscCarrera RollSpecialized
Allez E5
ALAN
TITANIO
Pacific
Carryme DS
total
Jul-08363.5337.57748.50175.590.001325.19km

今月も思いがけず福島晋一選手と走る機会があったり、山岳グランフォンドin吉野を走ったりと、ファンライド中心に楽しいサイクリングが堪能できた。

サイクリングを楽しむばかりでなく、いろいろなイベントの企画や運営をお手伝いできるようになりつつあるし、坂道自転車通勤隊の隊長さんを中心に自転車を仲立ちとして集まった仲間たちのネットワークがいろいろな形で膨らみを見せ始めている。

8月3日の朝は、焼き肉大会を兼ねたシクロクロスエンデューロごっこが行われる。

8月9日の昼は、飯田市GARDEN3(中央通り3丁目商店街)さんに協力して、自転車発電イベントがある。

今秋までに、ツーリングコースの紹介をいくつか行えるように準備する予定だ。

来秋には大きなサイクリングイベントが開催できるかも知れない。


機材に関しては、よりタイムを短縮できる軽量なフレームなどの導入を検討していたが、ファンライドとのバランスを考えて、現状維持で落ち着いている。

しかし、クランクは固定ギヤのカレラ・ロールを除き、172.5mmとした。肝心のアレーが170mmのままだが、8月中には手当したいと思っている。

2.5mmの延長がどの程度タイムに影響するかはわからない。しかし、違和感を覚えないし、上り坂は楽になった気がする。
今後、大平街道のTT区間タイムで評価してゆきたい。

さて、タイムアップのための練習努力をしていないので、老化に負けているような気がする。
取り敢えず、暑気が和らぐまではファンライド中心として、秋になったら強度を上げよう。

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2008.07.30

桃の季節

昨年は桃を食べられなかった。

桃は出回る時期が短い。

23日から「白鳳」という品種の選果ではじまり、途中から「あかつき」などが加わって、盆前には終わってしまう。

先日、みーちゃん氏がお友達と選果場へ行って、大量の桃を買ってきた。

買ってきたのは選果外の品物で、みかん箱一杯で数百円だったそうだ。

傷物は美味しいが足は早い。見た目は綺麗でも食べると渋いものもあったりと、選果技術は奥が深いな。

今日はまた大量に選果外の桃を買ってきた。
人に頼まれたのだそうだ。

前回と違って最盛期なようで、次から次へと選果外品のコンテナが直売所へ運ばれてきて、嬉々として買い込んだらしい。

ボンシャンスの宿舎へも差し入れしてこよぉっと。

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第5回山岳グランフォンドin吉野 その4

第5回山岳グランフォンドin吉野に参加して取得したGPSログと写真で、カシミール3Dと轍(Wadachi)を利用して写真入りコース図を作成したのだがリンクを忘れていた。

第5回 山岳グランフォンド in 吉野 2008年7月27日 GPSログによるコース図


いくつかのブログや掲示板によると、来年は210kmのスーパーロングプレミアムコースの新設を検討中らしい。

グランフォンド吉野は梅雨明けの真夏開催となって、厳しい登坂に加えて熱波との戦いにもなっている。
しかし、今年程度にエイドが充実していれば、あと30kmの延長ならなんとか完走できそうな気がする。

ちなみに、非公式ながら次のような完走率のデータを見かけたので転載しておく。

ショート:スタート 111名、完走 108名 :完走率 97%

ロング :スタート 172名、完走 97名 :完走率 56%

スーパーロング:スタート 268名、完走 168名 :完走率 63%

合計  :スタート 551名、完走 373名 :完走率 68%

引用元:http://lowesbar.exblog.jp/d2008-07-29#cmt

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2008.07.29

グローブをつけよう

グランフォンド吉野で初めて使ったキャノンデールグローブはとても調子よかった。

甲のメッシュで蒸れないし、手のひらに仕込まれたゲルも振動をうまく吸収してくれた。
グリップも確実になって、しかも慢性腱鞘炎気味の左手の痛みはでなかった。

ワンサイズ小さいMを選んだ訳だが、きつめと思われたけど使っているうちに馴染んで丁度よくなった。
親指のタオル地も汗を拭えて役立った。

指切りされている部分には、各指それぞれにベロが付いているので、それを摘んで外すのが容易。
とてもよくできたグローブだ。

もう一つ欲しいと思って、先週末に在庫があった筈の黒のMサイズを注文しようとしたら、既に完売で発注できなくなっていた。
他のカラーやサイズなら揃っているのに…、残念だ。

長女H氏からお誕生日プレゼントとしてリクエストされているハルミカの商品と一緒に注文しようと思っていたのだけど、まぁ仕方ない。

それにしても、ジャストサイズのグローブはサポーター効果抜群なようで、グランフォンド吉野以来痛みが和らいだ。
暫くはグローブを常用しようと思う。

秋以降をにらんで、スリーシーズングローブも発注しようかな。


吉野の疲れは、お陰様で残ることはなかった。
しかし、今朝になって左膝に軽い痛みが出ている。
また、顎神経痛が久しぶりに出た。下り坂で緊張が続いたためではなかろうか?

昨日も今日も朝練へは出ていないけど、娘たちが夏休みに入ったこともあって夜明け前に起きることは続いている。

ツール・ド・フランスが終わって夜更かしする理由はないので、睡眠時間もそれなりに取れるようになった。
明朝は所用でかなり早く起きてやらなければならないことがあるので、生活リズムが崩れないか心配ではあるけど。

23日は長女H氏とファミリー向けのクラシックコンサートへ行く約束をしていた。
ということで、申しわけありませんが試走には参加できそうにありません。

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第5回山岳グランフォンドin吉野 その3

ダイハツボンシャンス飯田のジャージが写っているが、左の写真も日曜日に奈良県吉野町を中心に行われた「第5回山岳グランフォンドin吉野」での一コマ。

乗れている走りで、思わず「ボンシャンス選手の方ですか?」って声をかけた。
「会社のものです。選手はレースですよ~」。冠スポンサー様にお勤めの方でした。この日、ボンシャンスの面々は小川村でレース(第5回サイクルロードレースin小川)だもんね
ロングコースエントリーだそうですが、涼しい顔で走ってらっしゃいました。
結局、ロングコースグループの5位あたりでゴールされたそうです。選手と見誤うのも無理ないでしょ?

このエントリー書きながら「第5回サイクルロードレースin小川」のリザルト見たら、佐藤達矢選手がBR3で見事優勝!やったね!!おめでとうございます!
それにしても、どのクラスも半数近くがDNFって、今年も過酷なレースになったのですね。盛夏のロードレースは、開催地が信州といえども厳しいのでしょう。

さて、グランフォンド吉野のスタート前、ボンシャンスのひまわりジャージや2007年版の黒ジャージに身を包んだ参加者も目立っていた。
ボンシャンスファミーユなのかな?と思ったが、前述の方と同じダイハツ工業の自転車愛好者のメンバーの方々だったようです。
お目に掛かる機会もあると思います。今後ともよろしくお願い致します。


右の写真は、足ノ郷越を下りきってから大滝ダム(吉野川)沿いの国道169号での一コマ。
マトリックスパワータグ・コラテックの日置選手を先頭に列車ができようとしていた。

時速30~35km/hと抑え気味で、集団をパスするか迷ったけど、先頭のジャージ見て止めた

よくよく見たら、女性サイクリストをアシストする感じの引きだったみたい。そこへボクも含めた野郎共が便乗した格好
初めてのコースだし、その序盤ってこともあってペース配分がわからない。と、言い訳してみました。


グランフォンドin吉野では、落とし物も目立っていた。
尾灯からスペアタイヤやチューブ、ボトルなど。

固定が甘くて、荒れた路面の振動で落ちてしまったものだろう。

スペアタイヤやチューブは、ジャージのバックポケットに入れてたのではなかろうか?
補給食などと一緒にバックポケットにあると、それらを出した拍子に別のものを落とすこともある。
携行方法には工夫が必要だ。

山地でも、100km以上走ることに抵抗はない。それで、ボク自身、準備が疎かになっていた点もある。
普段使いのチューブは、ホイールのリムハイトに対してバルブが短すぎる。自宅のフロアポンプなら口金を銜えられるのだけど、隊長さんのをあてにしていて、現地で使えないことに気付いた。

フロントタイヤのバルブはなんとか銜えられたので、予定の8barまで入れられたが、リアは携帯ポンプで加圧した。
せいぜい6bar入ったかどうか。20cと細めのタイヤだったので、2bar少ない分の違和感があった。
五番関のエイドステーションでフロアポンプを借りて加圧できたのは幸いだった。よくよく考えれば、スタート地点でもフロアポンプを借りることはできたのだろうけど(苦笑)。


パンクは、運悪くって要素が強い。
しかし、路面状況も見る余裕があれば、リム打ちパンクやカットパンクは避けられる。

下り坂でのブレーキングも、コーナー手前でしっかり減速し、コーナリング中でも恐る恐るブレーキをかけ続けることをしなければ、リムが加熱し過ぎることをある程度防げるだろう。
このブログでは幾度となく触れているように、ブレーキングでリムが加熱し過ぎると、樹脂製のリムテープが軟らかくなってタイヤの空気圧に負け、ニップルホールの縁に沿って亀裂ができる。場合によっては、リムテープが融けることもある。すると、露出したニップルホールの縁やニップルの頭にチューブが触れてバーストする。

正しいブレーキングでこういったバーストは避けることができる。
熱に強いリムテープを使ったり、そもそもニップルホールが無いリムテープ不要のホイールを使うなど、機材を工夫することで確実に避けることもできるね。


そう言えば、ロングコースでエントリーした参加者がスーパーロングコースへ変更することもできたようだ。

五番関エイドステーションが関門になっていて、12時30分を過ぎるとスーパーロングコースの参加者はロングコースへ強制変更とされる。それ以前に通過できた参加者には、目印としてヘルメットに金丸シールが貼られる。
さらに13時30分がロングコースの足切り時刻となっていた。

きっと、ロングコースでのエントリーの参加者が五番関へ12時30分までに入った場合、申請すればスーパーロングコースへの変更が認められるシステムなのだろう。

野迫川エイドステーションで青ゼッケンの走者が入ってきたとき、「コース変更です」とスタッフが点呼し合っていた。

この件は運営の方へ確認していないので、コース変更なんてシステムは無く、たんにボクの勘違いかも知れないが…。その際は失礼。

ちなみに、スーパーロングコースの最終関門である黒駒関門(給水所3)の足切り時刻は16時30分、ゴール閉鎖は17時30となっていた。
ロングコースは五番関が最終関門でもあり、後は17時30分のゴール閉鎖までに到着すれば完走となるようだ。

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2008.07.28

第5回山岳グランフォンドin吉野 その2

使用した自転車は、ボクがスペシャライズドのアレーでホイールはマビックのキシリウム・エキップ、タイヤはパナレーサーのエクストリームヴァリアント 700x20cで、パッチをいくつか当てている古チューブのまま。結局、いつもの練習用そのままで参加。
但し、フロントギヤが53-39tのため、11-23tのスプロケットからヒルクライムレース用の12-27tへと換えている。

ペダルはLOOKのデルタで、シューズはシマノのロード用といつも通り。

ボトルケージは2つで、750mlと380mlを持った。750mlにはポカリスエット、380mlはゼリー飲料を水で溶いたもの。
サドルバッグにスペアチューブ2本とイージーパッチ、タイヤレバー2本にスペアタイヤ1本、チェーン切りと携帯工具、インフレーターを入れていた。
ボトルが1本多い他は、以前のサイクリングスタイル。最近はチューブ1本で、スペアタイヤの代わりにタイヤの切れ端を携行している。

山岳グランフォンドin吉野は前照灯と尾灯は必須で、スタートラインに並ぶ際に検車がある。ベルは求められない。
ヘルメットも必須の筈だが、途中、バンダナだけで走る参加者を見かけた。

ミスコースを避けるため、昨年のコースデータからウェイポイントを100点に絞ってルートを作成、Forerunner 305へインストールし、ナビゲーションした。
最後の最後、吉野川沿いの県道15号から浄光寺方面へと登る別れ道の矢印を見落とし、真っ直ぐ行ってしまったが、このナビゲーション機能のお陰でミスコースに気付いて、すぐ引き返すことができた。
ちなみに、内蔵バッテリーがもつか心配で、専用クレードルとエネループを仕込んだ乾電池式の外部バッテリートピークトライバッグ(ベントボックス)に入れている。
トライバッグをアレーに付けるとダンシング時に膝が当たって嫌なのだけど、レインカバーを使えばそれほど気にならないことを知った。
バッテリーの方は、ゴール後10分ほどしてローバッテリー表示。結局、クレードルと外部バッテリーは必要なかった。

服装は、腕の日焼けを避けるため、ユニクロのドライメッシュTシャツのロングスリーブタイプの上から坂隊ジャージ(半袖)を重ね着。ボトムはユニクロのボディテックショートパンツ、手にはキャノンデール・クラシックグローブ。バンダナキャップをしてから、OGK W3ヘルメットを被った。
山岳部ではばっちりの服装だったが、直射日光を浴びながら走る平地では、乾く汗より発汗が多くてドライメッシュTシャツを脱ぎたかった。

ジャージのバックポケットには、ゼリー飲料を3つ、ソイジョイを2本、デジカメ、ハンドタオルを入れていた。


隊長さんの自転車はスコットのCR1 TEAM ISSUEで、ホイールはベロマックス(イーストン)・アセント2。
タイヤはミシュランのPRO 3 RACE 700x23c。耐パンク性能を考慮して、厚めのチューブへは換えているとのこと。
ギヤはフロントが50-34のコンパクト。後ろは12-25t。

ボトルケージは2つ。750mlボトル2本に水とBCAAを溶いたものをそれぞれ。
トライバッグにスニッカーズミニとバタークッキーの補給食が入っていた。サドルバッグにはスペアチューブ1本にイージーパッチと携帯工具、インフレーター。

シューズとペダルはシマノSPD-SLで、坂隊ジャージにパールイズミのレーパン。UVカット用のアームカバーとレッグカバー、ヘルメットはOGKモストロといったいでたち。


曇り予報に期待したが、夜明け前からよく晴れていた。
前日はホテル泊で、写真のメニューに鮎の塩焼きと天ぷら盛り合わせ、そしてキュウリの漬け物と汁物をおかずにご飯をお茶碗2杯食べた。

20時40分頃には就寝して、翌朝は4時30分起床。
朝の身支度の後、ホテルの周りを散策し、5時30分におにぎり3つとシャケの塩焼き1片、白身魚の小振りのフライや伽羅蕗などが入ったお弁当をいただいた。

6時10分頃に会場へ行ったが、既に満車。案内された吉野神宮の駐車場も一杯だったため会場へ戻ったところ、偶々空きができたそうで駐車できた。
会場近くに駐車する場合は、6時前に到着する必要がありそうだ。


山岳グランフォンドin吉野のコースは厳しいが、エイドはとても充実している。
180kmのスーパーロングコースの場合、給水ポイントは4箇所、エイドステーションが3箇所の計7箇所用意される。
給水ポイントでは、水の他に食塩とバナナが補給できる。

各ポイントの通過時刻は次の通り
スタート07時16分
給水所108時14分着
08時17分発
たかすみの里
エイドステーション
08時56分着
09時06分発
給水所210時16分着
10時19分発
川上村給水所10時47分着
10時49分発
五番関
エイドステーション
11時46分着
12時10分発
天川村分岐点12時30分
野迫川
エイドステーション
13時37分着
13時49分発
給水所3
(黒駒関門)
14時47分着
14時50分発
ゴール15時51分
エイドステーションでは、飲料は水に麦茶、ポカリスエットが用意され、補給食は鯖の柿の葉鮨、おむすび、菓子パン、カットオレンジ、バナナ、梅干しに食塩が提供される。 また、野迫川エイドステーションでは、手作り豆腐と豆乳も振る舞われる。

おにぎりはラップにくるんで、菓子パンは袋に入っているのでそのままバックポケットなどに押し込める。
しかし、走りながら食べるよりはエイドステーションで食べてから出発した方が安全だし効率も良いと思う。
柿の葉鮨は一人2つまで。一口サイズな上、酢飯は疲れていても食べやすい。

取材目的の参加だったこともあって、すべてのエイドに立ち寄った。
とても暑い一日で、給水は意識してこまめに採る。補給区間毎に500~750ml以上を消費した。
ボクはポカリスエット、隊長さんは麦茶を補給。
また、給水と同時に、バナナを1本~1本半食べるように心懸けた。

最初のエイドでは柿の葉鮨2個とバナナ1本、オレンジ1個分とポカリスエット500mlほど補給。
2つめのエイド以降は、更におむすびも2個ずつ食べるようにした。隊長さんは柿の葉鮨しか喉を通らなかったようだ。


ギヤは53-39、12-27tで充分だった。
基本的にシッティングで登坂したが、立ち漕ぎを加えて休むようにした。

距離と獲得標高については、サイクリングでも経験のある値なのでそれほど不安を覚えなかった。
しかし、初めての道であるから、ペース配分がわからず、前半は抑え気味に走った。
焦るのが嫌で、サイコンに時計を表示させることはなかった。隊長さんから、五番関通過が意外に遅くて焦ったと聞いた。
確かに、40分程度しか余裕がなかった。


ゲストのマトリックパワータグ・コラテック所属の三船選手、佐野友哉選手、日置選手らは各クラスの最後尾からスタートした様だ。

国道169号線では、日置選手が引く列車に乗せてもらった。
五番関への登りでは、凄い勢いでまさに駆け登るって感じの佐野選手と三船選手に抜かれた
さすがプロは速い!


五番関からの下りは路面状態が悪く難儀した。
コース全般に、下り坂の幅員が2車線から1車線、更にまた2車線へと変化する箇所が多く、対向車がスピードを上げて一車線区間へ進入してくるケースをよく見かけた。
吉野は世界遺産にも登録された観光地でもあり、比較的交通量の少ないルートが選ばれているだろうとは思うが、普段の練習コースに比べれば驚くほど多い交通量にも気を使った。
全般に下りで路面が荒れている場所が多いので、スピードコントロールを注意深く行う必要がある。

天ノ川沿いの平坦区間で隊長さんの体調が回復し、二人でローテーションして時間を稼いだ。
途中、何名かを吸収して列車を組んだが、ローテーションは行われず更なるスピードアップには繋がらなかった。

最後の「給水所3」で隊長さんと別れ、完全な一人旅とした。
真夏の午後の日射しが背中に照りつけ、発汗が多すぎてドライメッシュの長Tの袖が重くなり鬱陶しかった。

ゴール後にコーラを飲みたかったので、六田の酒屋前の自販機で500mlの缶を購入してバックポケットへ突っ込んでいたら、8名ほどの集団が通過していった。
最後の登りで追い越せると踏んだのだけど、左曽から登る道へ右折する表示を見落として直進してしまい、GPSのルート表示で道を間違えたことに気付いて戻った。このため、1分15秒ロスした。

吉野千本口100m手前の、斜度が特にきつい場所が一番堪えた。
日射しにやられたのか、頭痛がしてひどくペースが落ちる。しかし、すぐに駐車場が見えてなんとかラストスパート。
15時51分05秒にゴールへ到着した。でも、プレスは完走証出ませんでした(苦笑)。

15時55分、隊長さんもゴール。先ほど買っておいたコカコーラで二人して完走の祝杯。
楽しい一日だった。


参加された皆さま、お疲れさまでした。
こういった機会を作ってくださった主催者ならびに協力、後援されている皆さま、そして、参加の機会をくださった出版社様、坂道自転車通勤隊と隊長様、そして家族に感謝いたします。

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2008.07.27

第5回 山岳グランフォンド in 吉野

坂道自転車通勤隊の隊長さんと一緒に第5回山岳グランフォンドin吉野に参加して、180kmのスーパーロングコースを走った。

以下、取得したGPSログを元に、カシミール3Dと轍(Wadachi)を利用して写真入りコース図を作成した。
今後の参考になれば幸い。


我々はスーパーロングコースの最終組でスタート。
10名ずつのウェーブスタートを採るので、スタート時刻の7時から16分遅れのスタートになった。
ロングコースはその後からスタートが開始される。最後のグループがスタートしたのは、7時半過ぎだと思われる。

今日の吉野地方の天気予報は、Yahoo!天気が晴れ、ウェザーニュースは曇り。
結局、晴れ時々曇りで、気温は35度近くまで上がったようだ。
雨は無いとみて、雨具は持たなかった。

スーパーロングコースは180kmということになっているが、サイコンの距離計では185.2kmだった。
スタートは7時16分、15時51分ゴール。所要時間は8時間35分だった。
オートポーズ設定のサイコンの記録は次の通り。

Dist 185.20km,Time 07:34:51,Ave 24.4km/h,Max 58.1km/h

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2008.07.25

キャットアイCC-CD200を315円でステムへマウントする

ディスクシクロとAllezのサイコンは、CAT EYE ASTRALE 8 (CC-CD200N)を使っている。
安価ながらケイデンス計付きで、速度センサーも後輪へ付けるため、固定ローラーを使うにも便利だ。
ワイヤーの引き回しは面倒だが、誤動作が気になるコードレスタイプに比べると使いやすい。

このモデルは、コンピューターをハンドルバーにユニバーサルバンドで固定する方式だ。
GARMIN Forerunner 305と併用すると、ハンドル周りが煩雑になる。できればステムマウントへ変更したい。
ステムへ固定するにはオプションパーツを購入する必要がある。しかし、専用品はワイヤーハーネスとセンサーもセットになっているため、意外に高価だ。

先日の走行会でそんな話しをしていたところ、みやさんがアストラーレ8をステムマウントしていた。
専用ハーネスを使っているの?って訊いたら、「家に転がっていたワイヤレスサイコンの部品と組み合わせたら、ステムマウントできたよ」だって。

キャットアイのパーツカタログを眺めて、キャットアイCC-CL200用ステムマウントキット#169-6669(単価315円)を分解すれば、アストラーレ8をステムマウントするパーツが手に入ることがわかった。

以下、手順を図示する。

キャットアイCC-CL200用
ステムマウントキット
#169-6669
キャットアイCC-CD200Nの
コンピューターブラケットから
ユニバーサルバンドを
精密マイナスドライバーなどで取り外す
ステムマウントキット(#169-6669)から
ステムマウント部分を取り外す
取り外したステムマウントを
CC-CD200Nのコンピューター
ブラケットに取り付ける
写真のようにピッタリと
ステムマウントが付く
付属の滑り止めゴムを介して
キットのタイラップでステムに固定
AllezCyclocross Disc

315円でステムマウントへ変更できるなら、もっと早く手をつけたかった。
形状的に、下記のキャットアイ製サイコンでも応用できるだろうと思われる。

尚、ALAN TITANIO用のパーツは問屋さんに在庫がなく間に合わなかった。
日曜日のグランフォンド吉野ではAllezを使うことにして、11-23tのスプロケットを12-27tへ換えた。
黄昏の中、調整のため軽く走ってきた。特に問題がないようだ。
サイコンをステムマウントにして変わったセンサーケーブルの取り回しに関連して若干の調整だけを行い、このまま吉野へ持って行こうと思う。


-7月26日追記-
「169-6669」でネット検索かけたら、同じことしてるユーザーが結構いた。
マウントが別体の填め込みパーツなのだから、センターオフセット用やエアロバー用も含めて、取り付けマウント単品でもパーツ提供があればよいのにね。
キャットアイのサービスの話しでは、ステムマウントキット#169-6669は在庫僅少とのことだ。ブラケットキット#169-6570で代用可能なため、再生産しないらしい。

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クランクとBBを交換

ディスクシクロのクランクを170mm長から172.5mmへ延伸した。

170mmのクランクはFSA ISIS規格、172.5mmはシマノ HOLLOWTECH II規格の製品を選んだため、BB(ボトムブラケット)まで交換する必要がある。

尚、ディスクシクロのコンポーネントはシマノの8s SORAで、クランクは10s対応のTruVatiV Roulerだった。
今回はシマノのFC-6603とした。8sや9sでもギヤ比のキャパティシーさえ合っていれば使えることを確認している。

以下、交換手順を図示する。

クランクのフィキシングボルトを8mmのアーレンキーで外す。

写真の工具はシマノ TL-WR38

ワンキーリリースタイプのフィキシングボルトであれば、写真のようにボルトを弛めると、そのままクランクが外れるようになっている。
オクタリンククランク抜き用アダプターをBBのフィキシングボルトネジ穴へ挿入する。

スクエアテーパーのBB軸なら、このアダプターは不要。
ISISやオクタリンクでは必要となる。

写真はシマノ TL-FC15
クランク抜き工具をねじ入れる。

写真はシマノ TL-FC10 コッタレス・クランク専用工具
16mmと19mmのレンチでクランク抜きを押し入れ、クランクを外す。

写真では16mmの代わりに17mmのレンチを使っている。

尚、19mmレンチの代わりにクランクを持っても抜けるが、クランク抜き工具がクランクに固くねじ込まれることがあるので、写真のようなやり方をしている。
BB軸に残ったオクタリンククランク抜き用アダプターを指で摘んで外し、右側のクランクも左クランクと同様な手順で外す。
ISIS規格のカートリッジタイプBB用アダプター戻し工具で左ワンを弛める。

工具とワンとの噛み合わせはシマノと互換性はあるが、BB軸径が太いのでシマノの工具は使用できない。
逆に、FSA ISIS用のBB戻し工具はシマノのカートリッジBBでも使用できる。

写真の工具はFSA ISIS BBカップツール

写真のBBはJIS対応なので、左ワンは正ネジ、右ワンは逆ネジとなっている。

BBが固く締まっていたので、1/2インチソケットを使って自動車用工具(スナップオン・ソケットレンチ・スピンナハンドル)をジョイントしてトルクを掛け弛めた。

FSA ISIS BBカップツールは、こういった使い方ができるので便利だ。

写真のような撓みの少ないロングバーのユニバーサルジョイントレンチ(スピンナハンドル)なら、固く締まったBBを苦もなく外すことができる。
勿論、締め込む際は自転車用を使用すること。BBハンガーを壊してしまいます。

左ワンが緩んだら、右ワン(逆ネジ)も弛める。そして、左ワンを外した後に右ワンごとBBを外す。
BBハンガーのネジ山を掃除し、新しいグリスを塗布してから、シマノのホローテック2用BBを手で締め込む。
ホローテック2BB取り付け工具で規定トルクまで締め込んで、完全に固定する。

写真の工具はシマノTL-FC32

尚、オクタリンクやISISなどのカートリッジBBでは、右ワンと左ワンとを交互に徐々に締めながら完全に固定したが、ホローテック2タイプのBBは、左ワンを完全に固定してから右ワンを完全に固定するという手順で問題ないようだ。
シャフト一体の右クランクをプラハンマーなどでBBに押し込み、左クランクをBBシャフトに填める。
嵌合部にはグリスを塗布している。

左クランクキャップ(樹脂製)を専用工具でしっかり締めてから、左クランク固定ボルトを5mmのアーレンキーで締める。

固定ボルトにはグリスを塗布し、対面するボルトを交互に締めてゆく。

写真の工具はシマノTL-FC16

ちなみに、ホローテック2のBBはトリプル、ダブル共用になっている。
トリプル用のクランクはBBシャフトが長く、チェーンライン調整用に樹脂製のスペーサーが付く。スペーサーを忘れずに組み付ける。


FSAのBBカップツールとスナップオンのスピンナハンドルの組み合わせのお陰で、BB交換作業は大した手間もなく完了した。
スピンナハンドルを貸してくださった友人A氏に感謝。
また、ホローテック2用の工具は、先々週と同じく坂隊のみやさんにお借りした。毎度ありがとうございます。

トラバティブのクランクに対して、シマノのクランクは2~3mmほどQファクターが狭いようだ。
だからといって、チェーンリングがチェーンステーに干渉するなんてことは無かった。
フロントディレーラーワイヤーの引き量と、羽の角度、そして動作範囲の制限調整ネジを微調整して、すべての作業を終えた。

クランクの剛性と変速性能が向上した。クランクセットが軽い分、車重も減った筈だが、計量していない。
クランク長が2.5mm伸びた効果は、8月3日のエンデューロごっこである程度評価できるかな? 楽しみだ。

早朝サイクリングの時間をクランク交換へ当てたので走れなかった。
夕方、注文した部品を受け取りにブレアサイクリングさんへ行くついでに試走した。

良いね!ギヤが新しいこともあってか、変速性能も格段に向上した。
インナートップでFDに干渉しているが、調整の余地はまだある。しかし、実用ではインナートップに入れることはまず無いので、再調整は不要だろう。

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2008.07.24

久堅周回

今朝の早朝サイクリングは、月曜日の続き。
南信州のロングライドコースの延伸候補を探ってきた。

今週はコンスタントに夜明け前の起床ができている。
ツール・ド・フランスのTV観戦で、就寝が遅いから寝不足気味だけど…。昨日はアルプス最後ってのに寝てしまった。
ところが、ゴール手前5kmあたりでみーちゃん氏が起こしてくれた(笑)。

CSCすごいな。ビデオ録りしてるから、時間作って最初から観よう。
それにしても、プロ野球中継が延びたのなら、せめて電子番組表も訂正しろよな、Jsport Plusよ。

Dist 68.00km,Time 02:52:06,Ave 23.7km/h,Max 53.2km/h

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フルーツ缶詰を冷凍で

STIレバーのポジション調整中のため、バーテープはまだ巻かれていない。

ツール・ド・フランスで活躍中のステファン・シューマッハー(ゲロルシュタイナー)は、サングラスをよく首の後ろに付けている。
日射しよけかも?なんて、栗村修氏が茶化していたような。
首筋の日焼けに汗がしみると痛いからね。

シューマッハーはグローブも付けていない。ボクもグローブは苦手で、かじかむほどの寒さでなければ大概素手で走っている。
しかし、最近、左手の腱鞘炎が一向に治らなくなってしまった。グローブはサポーター代わりにもなる。
バーテープも巻いていないし、夏用のサイクリンググローブを購入することにした。

アマゾンでキャノンデールバイクグローブが安い。
アメリカンサイズなので、ワンサイズ小さいものを選んだ。
使い勝手が良ければ、スリーシーズングローブも注文しようと思っている。

雨具として、ゴアテックスパックライトのジャケットも購入した。しかし、意外に重くてがっかり。ゴアテックスパックライトとしては標準らしいけど。
ウィンドブレーカーとしての活躍は期待外れだな。Lサイズにしたのだが、サイクリング用としてはちょっと大きかったし。通販は難しい…。
でも、防水ジッパー仕様で脇下に通風孔も付いているモデルなのに、破格の安値だったのだから仕方ないね(笑)。


朝練ってか、早朝サイクリングってレベルだけど、自転車に乗ってきてからシャワーで汗を流して朝食をとる。
そして、朝食後のお楽しみ的にフルーツ缶詰を食べるのが日課になりつつある。

ミカンと黄桃、そしてマンゴーの缶詰をストックしている。トップバリューブランドなどで、缶ジュース以下の値段で買える。

シャワーを浴びる前に冷凍庫へ放り込むと、朝食後には写真のようにシロップがシャーベット状になっている。
夏バテでなかなかご飯が進まないけど、このデザートなら一缶ぺろりといける。
特にマンゴー缶詰は最高だ。

綺麗な器に移して食べればいいのだけど、箸で缶から直接食べるなんて野暮なことをしてるけどね(苦笑)。
でも最高に美味しいのだ


そうそう、バルロワールドが早々にスポンサードを撤退する表明をした。来年度までの契約だったが、違約金を払ってでも撤退することを選択した訳だ。
これは、モイセス・デナスのAサンプルEPO陽性を受けての措置。

そもそもバルロワールドは、昨年のツールでの活躍に加え、チームとしてアンチドーピングコントロールを積極的に行っていることも評価されての推薦であった。

先日、ドーピングコントロールに対して否定的な意見を書いたけど、事態は既にそう言ったレベルではなく、ロードレース競技の存続をも危うくさせるものとして世間に認識されていることを改めて痛感した。


-7月25日追記-
アマゾンからキャノンデール・クラシックグローブが届いた。
ワンサイズ小さいMにしたが、ややきつめ。使っている間に伸びるだろうから、これでちょうど良いのかも知れない。
指切りそれぞれに、脱ぐ時の摘みとなるベロが付いているので、サイズがきつめでも脱着しやすい。
手のひらにはゲル入り。ベルクロは手首内側に来るタイプ。
手の甲の通気メッシュの目が細かい。親指付け根部分はタオル地で汗を拭える。
競合他社の製品に比べると、コストパフォーマンスがずいぶん高いと思われる。
日曜日のグランフォンドで使ってみる。耐久性もよさそうなら、別のカラーも追加注文しよう。

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2008.07.23

山岳グランフォンドin吉野 2008

縁あって、今週末に奈良県吉野村で開催される山岳グランフォンドin吉野のスーパーロングコースを坂隊隊長さんと一緒に走ることとなった。

厳しいアップダウンが続く180kmのロングコースで、梅雨明けの盛夏と相まって、かなり辛いサイクリングになるようだ。
今週末の吉野地方の天気は快晴が予想されているし…。

一体どんなコースだろうとネット検索してみたのだが、意外に情報が少ない。
そもそも公式サイトの情報が乏しい。

なんとか昨年のコースマップが手に入ったので、カシミール3Dと轍(Wadachi)を利用してGoogle Mapにルートマッピングしてみた。


昨年は土砂崩れのためコースに変更があったと聞き及んでいる。
したがって、上記ルートが今年のグランフォンドと同一である保証はない。


グランフォンド吉野では、TITANIOで走る予定だ。
昨夜、デュアルコントロールレバーをST-6503からST-7703へ交換した。

ポジションの確認とリアディレーラーの調整を兼ねて、今朝はTITANIOで走ってきた。

尚、FD-7703がまだ届いていないために、フロントディレーラーは付いていない。
大平街道往復コースなので、フロントミドル(39t)固定にした。


リアディレーラーとスプロケットは9s ULTEGRAだが、問題なくシンクロしている。
微調整だけで変速性能は充分だったが、トップに入れて下り坂を走っていると、2度もチェーンリングのアウター側にチェーンが外れた。

チェーンづまり気味なようだ。
フロントディレーラーが付けば、アウター側へのチェーンの外れは無くなると思うが、Bテンションを調整することで、FDが無い状態でもチェーンが外れなくなった。


STIブラケットの取り付け位置や角度を微調整したが、基本的にはST-6503の位置を踏襲している。
すぐにベターな状態にできた。

FD-7703は明日には届く予定。間に合わなければ、Allezに12-27sのスプロケットを付けて持ってくつもり。


それにしても、今日も登りがイマイチ。TT区間も45分と、散々な状況。
日射しは強かったけど、早朝で空気はまだひんやりしていた。大平宿から先は寒いくらいだったし。
ちょっと疲れが残ってしまっているのかもね。

復路は、昨夜のシューマッハやエヴァンスの姿を思い浮かべながら登坂した。

Dist 59.19km,Time 02:55:59,Ave 20.2km/h,Max 49.5km/h

う~ん、平均時速20km/hでも、距離180kmとなると無休憩で9時間走り続けなきゃゴールできないんだよなぁ。
きっつそうだねぇ。

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コムラサキ(大平街道・杉の木澤)

今朝も杉の木澤近くのたらい桶には、サワガニが3匹も捕らえられている。
沢へ放してから自転車にもどろうとしたら、路面からタテハチョウが舞い立った。

蝶が朝日を浴びると、翅が紫色に光った。コムラサキだ!

一旦、谷へ下りてしまい見失ったけど、すぐに舞い戻ってガードレール下に止まった。

それほど珍しい蝶ではないらしいが、コムラサキとわかって見るのは初めてだった。

昨日のアサギマダラといい、サワガニを助けた褒美だろうか(笑)。

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気になる盥(たらい)の中

今朝も早朝サイクリングで大平街道を往復した。

復路、坂道自転車通勤隊の隊日誌で話題の、杉の木沢近くの盥(たらい)を覗いた。

やっぱりサワガニがいた。

昨日の朝に6匹を逃がしたが、その後にキタさんが通りがかったときには、また1匹入っていたらしい。
そして今朝が3匹。
一昨日は隊長さんたちが4匹逃がしたそうだから、毎日5~6匹はサワガニが盥に入るのだろう。

って!もしかしたら、この盥はサワガニトラップとして置かれたものなのか?!
したら、ここ数日はサワガニが掛からないことに首を傾げている方がいらっしゃるかも知れないな(苦笑)。

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2008.07.22

ロードバイクのチューブレスタイヤ

左の下手くそな画は、クリンチャータイヤと専用リム、そしてチューブラータイヤとその専用リムの断面図。

先日、ツール・ド・フランスを視聴中、解説の永井氏(自由が丘ポジティーボ代表、元イタリアプロロードチーム・ファッサボルトロ専属メカニック、現NIPPOエンデカ・メカニック)が、チューブレスタイヤのメリットについて意見を述べていた。

チューブレスタイヤとは、クリンチャータイヤの一種で、自動車用タイヤと同じようにタイヤチューブが省略されたもの。
チューブラータイヤとは異なる。

クリンチャータイヤは左図のように、ほぼU字の断面で、ビードがリムに引っ掛かることにより固定される。
チューブ内に充填された空気の内圧によって固定は強固なものとなる。
そのため、指定空気圧未満だと、ビードがリムから外れてしまうこともある。
しかし、パンク時には素早くタイヤを外すことができるし、チューブを交換することで修理も短時間で行える。

チューブラータイヤはほぼ真円の断面を持ち、チューブはタイヤ内に縫い込まれている。
リムへはリムセメントと呼ばれる専用接着剤や専用の両面テープで貼り付けて固定する。

ロードレース用のタイヤはチューブラーが一般的だったが、クリンチャータイヤがチューブラータイヤの走行性能や快適性に追いついたため、現在ではクリンチャータイヤが主流となった。

チューブラータイヤがパンクした場合、リムから剥がして新しいタイヤを貼り直す手間が掛かる。
また、チューブがタイヤ内に縫い込まれてしまっているため、このようにパンク修理も難しい。

しかし、滑りやすい路面でグリップを確保するため極端な低圧で運用することができる。
クリンチャータイヤは低圧にするとリムから外れてしまうし、外れないまでも、リムのサイドウォールが構造上厚いので、潰れたタイヤチューブが路面とリムのサイドウォールとに挟まれて、リム打ちパンクしやすい。

そんなことから、特に低圧運用が多いシクロクロスレースでは、いまだにチューブラータイヤが主流だ。


ちなみに、図中の緑の部分は、リムフラップ(リムテープ)。

リムとハブを繋ぐスポークを固定するために、リムにはニップルホールが幾つも穿たれている。
ニップルホールが開いた状態でタイヤチューブに空気を入れると、ニップルホールの縁やニップルの頭でチューブが裂けてしまう。
そのため、ポリエステルやコットンなどのテープでニップルホールを塞ぐ。

なお、ニップルホール一つ一つをコルクや樹脂のキャップで埋める商品もある。

チューブラータイヤはチューブを内蔵して、縫合した箇所を保護するようにコットンのリムフラップが貼り付けられている。

クリンチャータイヤではリムフラップは別体で、各社からいろいろな材質、種類の製品がリリースされている。

リムフラップはリム径とリム幅、そして耐圧に仕様の違いがある。
リム径は当然として、リム幅も適切なものを選びたい。ロードバイクのクリンチャータイヤ用ホイールでは、15mm幅が一般的だ。実際には断面が曲面なので、16mmのテープを使うと左右にずれにくい。

また、耐圧は使用するタイヤに合わせる。
通常8bar程度のタイヤが利用されるが、中には11barもの超高圧タイヤもある。使用するタイヤの充填空気圧に見合ったリムテープを使用する。
そして、経年劣化があるので、リムテープも定期的に交換しよう。


さて、前置きが長くなった。チューブレスタイヤの話しに戻る。

クリンチャータイヤからチューブを無くすため、チューブレスタイヤ用にニップルホールの無い専用のリムがリリースされている。
今のところ、完組みホイールでしか商品化されていないかな。

チューブレスタイヤ用リムには、バルブホールしか無い。
自動車のホイールと同様に、バルブホールにチューブレスタイヤ用のバルブを挿し込み、チューブレスタイヤを填める。
チューブレスタイヤはビードがリムに当たる面に軟らかいシール用ゴムがコーティングされていて、バルブから空気を送り込むと気密が高まる構造だ。

MTB用の様なエアボリュームの大きなものでは、専用のシーラント(シール剤)をバルブから注入してから加圧して気密を維持するタイプもある。

チューブを使う従来のクリンチャータイヤに比べてチューブの分だけ軽量化が図れるわけだが、永井氏の意見では、パンク時には(カットパンクを除き)緩パンクとなるのがチューブレスタイヤのメリットなのだそうだ。

レース時にパンクで一気に走行不能に陥るか、サポートカーなどを待つ余裕があるかは、随分とタイムに影響する。

また、チューブレスな分、リム打ちパンクは無さそうだ。
しかし、リムとビードの密着で気密しているため、リムの精度が落ちると空気が漏れてしまう。
チューブラータイヤほどの低圧使用は難しいだろう。

また、チューブラータイヤもパンク時は緩パンクになる。
レース用タイヤは、予算とサポート体制が許せば、まだまだチューブラーが有利な気がする。

チューブレスタイヤは登場間もなく実績が乏しい。普及するにはまだまだ時間が掛かると思われる。

尚、チューブレスタイヤがパンクした場合は、バルブを外してチューブを入れて対処する。

チューブレスタイヤ対応リムはニップルホールが無いので、チューブタイヤを使うにしてもリムフラップが不要なのは便利だ。

練習用ホイールにシマノのWH-7850-SLが欲しいものだ。

今朝は大平街道を往復した。
猿倉の泉の入口でボトルを忘れたことに気付いて、取りに帰ったため、戻るのが40分ほど遅れてしまった。

今日も日の出から1時間ほどは雲があって、暑さに辟易することもなかった。
しかし、登りで踏めなかった。調子悪い。

大平峠から先は、朝靄というか霧に包まれていた。
南木曽までの下りは寒いほどで、連日の蒸し暑さを忘れて気持ちよく走れた。

Dist 74.68km,Time 03:37.08,Ave 20.6km/h,Max 53.3km/h

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アサギマダラ(大平街道にて)

朝練というか早朝サイクリングで大平街道を往復した。

帰路、坂隊の訓練記録にあった杉の木澤近くのたらいが気になって覗いてみると、やっぱりサワガニが戯れている(笑)。

しかも、昨日の今日なのに6匹へと数が増えていた。サワガニをたらい桶の水ごと沢へ戻してやった。

すると、アサギマダラがやって来た。警戒心が薄いようで、近寄ってビデオに収めた。
朝靄の中まだ気温が上がっていないから、動きが緩慢なんだろうね。

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2008.07.21

和合峠、極楽峠

坂隊の有志で、南信州のロングライドコースを検討している。

メインイベントは遠山郷下栗の里からしらびそ高原へと登るヒルクライム。
しかし、坂の多い地勢なので、その前後も登坂とダウンヒルを繰り返す山岳グランフォンドとなる。

150kmコースで検討をはじめたのだが、ボクの手違いで30kmほど足りないことがわかった。
そこで、補完コースの下見を今日の朝練とする。

朝練って言っても、出られたのは朝の6時。充分に涼しいが、陽が射しだすと途端に気温が上がってしまう。
今日の午前中は曇りの予報。やや楽観

今日はForerunner 305でログを取っている。
久しぶりに轍(Wadachi)を使ってコースマップを作ったので掲載する。

県道83号からの下り、そして242号から113号の山中もとても楽しかった。
途中、放し飼いの牛を追うことになったりとか…。

景色も素晴らしかったなぁ。

極楽峠で雲ってきたのは、とても助かった。
三穂からは炎天下で、市内が一番つらかったかも(苦笑)。

河川敷の平坦では踏みまくって40km/hをキープできたのが一番の練習だったかも知れないな

Dist 106.90km,Time 04:43.43,Ave 22.6km/h,Max 63.8km/h

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2008.07.20

暑い夏は緑深い林道で涼もうか

今朝は夜明け前には起き出したが、結局事務処理やらの所用で、気付いたら午後になってしまった。

夏の昼下がり。昨日よりは僅かに涼しいような…。それでも寒暖計は33度を指している。

長女H氏をトレーラーバイクで劇の練習会場まで送ってから、ヒッチやらを外すついでにダート用ホイールへ付け替えた。

8月3日の早朝に、シクロクロスコースの一部を使ったエンデューロごっこをしようと、坂隊の隊長さんが中心となって企画している。
コースは単純なオーバルながら、高さ1mの段差越えとスラロームを取り入れている。
雨さえ無ければ、乾いて固くなったダートと丈の短い草原で、ロードバイクでも充分走れるコースだ。
はじめにコースを2周ほどして個人タイムを計り、その結果を元にペアを作って、3時間のペアエンデューロとするつもり。
ペアの一方が走っている間に、相方は周回数を記録しながら声援を送りつつ焼き肉に舌鼓ってな趣向。
ってか、河原で焼き肉するだけじゃ芸がないので、エンデューロごっこも同時開催して、それを肴に焼き肉すればまた食も進もうって訳だ
レース後、TT結果で取得した係数を使って走行距離を補正して、トータル距離に応じて順位付け。表彰いたします。
豪華?賞品も用意されるでしょう。

夏バテに負けじと、しっかり食ってしっかり遊ぼう!
焼き肉代としておひとり千円、お子さんは5百円程度。8月3日日曜日の朝5時から11時を準備と後片付けを含めたエンデューロごっことしてご予定くだされば幸い。
場所はJR飯田線川路駅近くの河原になると思います。
詳細ならびに参加募集は、近日中に坂道自転車通勤隊のHPで告知されます(BBSでひっそり募集となるかも?)。
ご参加に資格は不問。ご興味ある方は是非、坂隊HPを暫くチェック願います。
尚、自転車と飲み物は各自でご用意ください。また、雨天中止です。

とまぁ、エンデューロごっこはシクロクロスタイヤで出走予定なので、久しぶりにダート用ホイールで走ってみたいと思った次第。

クロスタイヤの走行抵抗に辟易しつつ、林道の入口目指して大平街道をえっちらおっちらと登った。
途中、街道標柱の傍らで休むサイクリストに挨拶。

関西や関東から走りに来たモーターサイクリストが多かったが、一様に手をあげて挨拶してくれた。
こっちもシッティングに戻して挨拶を返す

昨日に比べると風が乾いているようだ。だから涼しく感じるのだろう。
林道へ入る前に、今日もお休み処大平で休憩した。

昨夕、田端伸行選手が寄ったそうだ。失礼ながら存知あげなかったのだが、昨年のツール・ド・信州山岳ポイント総合1位ですか。
福島選手のライバルとおっしゃっていたそうです。
来月13日にサイクリングイベントで権兵衛峠や大平街道など、南信を走られるそうだ。

今日もオーナーの桜井さんにもろきゅうや饅頭をご馳走になった。いつもありがとうございます。

12kmのダブルトラックは全行程木陰で、とても気持ちよくそして涼しい。
雨の日に路面が川になる場所は、砂が流れてしまって随分とガレている。しかし、全般に斜度は緩いし、山砂の路面も多い。
20km/h平均で行けるほどだから、とても走りやすい未舗装林道だ。

水が多いのでフェンダーを付けていったが、小さすぎてあまり役立たなかった。
挙げ句、フロントフェンダーのステー固定ボルトが緩んで、フェンダーがタイヤに擦ったまま走ることになったし

ボトルも砂だらけになって、お休み処大平さんで補給した水も飲む気がしない。
鳩打峠の隧道内に湧き水があって、そこでボトルを洗ってやっと水にありついた。

沢城湖方面へ登り直す予定だったのに、リアトップへ変速すると空回りしているような変な踏み心地が…。
スプロケットを一瞥したら、ロックナットが緩んでいた。
走っている間にロックナットが完全に外れ、トップギヤがシャフトに落ちた(苦笑)。
スプロケットはHG-50 8sで、3~8sは一体型。この間にチェーンが掛かっていれば問題ない。
トップとセカンドにはシフトしないように注意しながら、素直に帰宅する。

鳩打林道のように木陰は多いし、清流を渡る涼風が気持ち良いし、しかも斜度も緩い未舗装路を走るのは最高だね!
でも、藪蚊を追いながら西日に打たれつつ、汚れたバイクを洗う時間はあまり楽しくないけど

外れたロックナットは特に破損もなく、フリー周りを掃除してからグリス付け直してロックした。
来月3日のエンデューロごっこ当日に不具合が出なくてよかったな。今日このホイール使って走らなかったら、後で困ったことになったろう。

Dist 49.57km,Time 02:35:01,Ave 18.6km/h,Max 55.8km/h

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ウィルコム解約と第2世代携帯電話サービスの終了

ウィルコム回線をほとんど使わなくなってしまったので、サポートへ電話して解約した。

契約更新月じゃないので年間割引違約金とも言える料金2,100円は発生するが、使わないのに月額払うことを考えれば問題ない。

後日送られてくる解約書を期日までに返送すれば、解約の旨を電話した日に遡って日割りで月額還付されるそうだ。

端末はW-ZERO3なので、SIMを抜き取って内蔵無線LANでネット端末として使う予定。
しかし、バッテリーが随分と弱っている。あまり活用することはないかもな…。

W-ZERO3がAdvanced W-ZERO3 [es]だったなら、解約はしなかっただろう。
携帯電話として持ち歩くには、W-ZERO3は大きすぎた。


ソフトバンクから「2010年3月末日をもって第2世代携帯電話サービスを終了する。ついては、該当機種であるJ-SH53を買い換えるよう」にってな案内が届いた。

J-SH53をG3モデルへ更新するか、ソフトバンクを解約してウィルコムの端末を更新するか悩むところでもあった。
しかし、家族割りなどの関係でウィルコム解約の選択となった。Advanced W-ZERO3 [es]であったなら、話は変わっていただろう。

ソフトバンクの通知は、機種変更に伴うキャンペーンの案内にもなっていた。
J-SH53に比べて魅力ある端末が無いんだよなぁ。地上波TVなんて見ないからワンセグなんていらないし。防水モデルが出ているので、換えるならそういったケータイだな。

キャンペーンは2010年3月までにまだ幾度かあるだろうから、もう少し様子を見てみることにしよう。

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2008.07.19

梅雨明け夏本番、早起きしなくちゃね

午後から走りへ行った。暑い…。

涼しいはずの大平街道へ向かう。

いつもなら松川ダムを越えたあたりから涼しさを感じられるのに、今日は沢からの冷気がないと暑さがこたえる。

暑気が酷いので、ペースは抑えて上った。
途中、4名ほどのサイクリストと挨拶を交わした。

普段よりも10分ほど遅いペースで大平宿着。
お休み処大平で休憩。大平宿は爽やかな風が抜けて涼しかった。でも、気温は29.5度と今年一番の暑さなようだ。
ちなみに、市街は34度を超えている。

そもそも、盛夏の昼日中にサイクリングというのが間違っている。
いくら涼しい高原を目指しても、途中はとても暑い。暑すぎて負荷もかけられないし、トレーニングにもならない。

この季節は、夜明け前に起き出して朝練するか、夕刻から夜練にすべきなんだろうね。

清内路峠を越えた。
清内路村は軟水の美味しい湧水が多い。この時期はとくに嬉しい。

写真の清水はとても冷たかった。しかも旧道なので、ポリタンクを抱えた観光客もいない。

国道の下りは観光バスが多く、ちょっとストレス…。ここで踏めなきゃ、本当にただのサイクリングだな。トホホ。

天竜峡へ周り、ブレアサイクリングさんへ寄ってから帰宅。いやぁ、暑かった
こんな日に神坂峠越えに挑んだ高校生もいたそうで、スーパー中学生の登場といい、近い将来、地元出身のボンシャンス選手が生まれるか?楽しみです。

Dist 79.69km,Time 03:19.28,Ave 24.0km/h,Max 64.3km/h

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自転車人 Vol.012 Summer 2008

7月14日に発行された『自転車人 12号』(山と渓谷社刊ムック誌)へ記事と写真を提供した。

17日の木曜日に見本誌が届いたので、最終校正用に送られてきたPDFの校了ページ以来はじめて内容を確認することができた。

提供した記事は、「この夏走りたい信州ツーリングガイド」の南信エリア紹介文と「秋葉街道~しらびそ峠~下栗の里絶景ルート」の文章すべて。

提供した写真は、P64左下の「中央アルプスと伊那谷」、P67の南信エリアの3枚の写真「TOJコースから望む飯田市街」、「陣馬形山山頂からの眺望」、「東山道神坂峠から伊那山地を望む」、それにP77のコース紹介用7枚。以上の計11枚。

フルカラーページでないのが残念ってほど綺麗な写真ばかりを集めたつもり


ブレアサイクリングの山崎店長のご仲介で当方が寄稿した。
ありがとうございました。

コースは「秋葉街道~しらびそ峠~下栗の里絶景ルート」と「大平街道~木曽路妻籠・馬籠~東山道神坂峠」の2案を紹介して、「しらびそ峠」が選ばれた訳だが、見本誌をいただいて吃驚!巻頭特集でいきなり「秋葉街道」で、かなりかぶってた

まぁ、それだけ素晴らしいコースなのです。


さて、紙面の都合でお伝えできなかった情報も多い。
この場にて補足。

とにかく、山中は人家どころか車の通りも疎らです。
トラブルはすべて、サイクリスト自身で対処せざるを得ないのです。

尚、公共交通機関は路線バスが上村上町周辺からJR飯田線の飯田駅と平岡駅方面へ、大鹿村から伊那大島駅方面へとありますが、便数も僅少かつ自転車の持ち込みをさせてもらえません。

起こりがちなトラブルは、タイヤのパンク。
南信州の山間は法面から剥がれ落ちた転石が多く、小石は角張っている。そんな石を踏んでしまうと、タイヤチューブにピンホールを穿つような生やさしいパンクではなく、ナイフで切ったようにタイヤごとチューブが切れて、いわゆるカットパンクが起こる。
カットパンクしてしまったら、チューブの補修はまず不可能。予備チューブは必須だ。
また、タイヤの穴も塞がないと、チューブがそこからはみ出てパンクしてしまう。タイヤパッチ(パークツールのタイヤブート等)という商品や、古タイヤを短冊状に切ったお手製のタイヤパッチも携行を推奨する。
ケブラービートの折り畳み可能なタイヤなら、予備タイヤを携行することができる。

以下、箇条書きにて。

1.タイヤのパンクに対してセルフリカバリー可能な装備を携行する。
 ・携帯用空気入れ
 ・タイヤレバー
 ・チューブ用パッチ(冬季以外はイージーパッチでOK)
 ・予備のタイヤチューブ
 ・カットパンクリカバリー用タイヤパッチ(布ガムテープでも代用可)
 ・携帯工具(基本サイズのアーレンキーとプラス・マイナスドライバー)

2.幅員が狭い
 国道といえども、山中は道幅が狭いことも多い。
 普通乗用車と離合するのに、自転車を法面へ寄せる必要があるほど狭い箇所もある。
 交通量が少ないからといって、対向車を忘れて走ることのないようにしよう。

3.安全装備は必須
 厳しい坂道が続く山深いルートなため、自動車のドライバーはそんなところを自転車で走る酔狂な人間がいることを想定していない。
 安全な靴、グローブ、そしてヘルメットの着用を強く薦めたい。
 また、トンネルなどは照明が少ない。日中のサイクリングでも前照灯と尾灯は必須だ。

4.水とスポーツドリンク
 清流は多く水の確保はそれほど難しくない。しかし、その水は安全かと問われれば、体調や個人差によるとしか…。
 真夏でも涼しいルートを紹介したつもりだが、登坂での消耗は尋常じゃないと思われる。
 最低でも500ml超のボトル2本に水とスポーツドリンクをそれぞれに入れて携行し、補給食も充分持ってサイクリングを楽しんで欲しい。

5.天気予報を確認
 事前にインターネットの天気予報サービスでピンポイント予報を確認し、荒天を避けて欲しい。
 山の天気は変わりやすいことに注意。

6.携帯電話
 エリア外の多いコースだが、auは比較的繋がりやすい。しかし、ソフトバンクは絶望的。
 しらびそ高原のハイランドしらびそロビーに無線式の公衆電話はある。
 ちなみに、ハイランドしらびその食堂営業時間は10時~15時。ティーサーバー、ウォーターサーバーあり。

7.下り坂は特に注意
 林道区間は特にガードレールがなかったり、横断側溝のグレーチングに隙間があったり、それでいて急坂と、下りは危険が一杯。
 ブレーキを多用する。ブレーキシューは充分か?ブレーキワイヤーに劣化はないか?は、最低限チェックしてからコースに臨んで欲しい。
 また、ブレーキの摩擦熱でリムが加熱し、リムテープが融解してニップルホールが露出してしまいチューブを傷つけてパンクといったことも起こり得る。
 特にリムが加熱しやすい小径車は融点の高いリムテープを試すなど、リムの加熱によるパンクを回避する装備を考慮して欲しい。
 尚、チューブレスタイヤに対応したホイールならニップルホールが無いのでリムテープ不要だ。リムの加熱によるパンクリスクも無い。

8.スズメバチ
 無闇に藪へ入ったりしないこと。
 マムシは少ないが、スズメバチなどの蜂には注意して欲しい。
 刺されてしまったら、安全な場所まで逃げてから毒を吸いだして。ポイズンリムーバーという携帯用専用器具もある。ファーストエイドキットと一緒に携行することをお薦めしたい。

以上、ロングライドに臨む最低限の注意事項として補足した。

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2008.07.18

サウニエルデュバルがツールを去る

昨夜帰宅したら、ツール・ド・フランス観戦中のみーちゃん氏から「ジャージの色が足りないと思わない?」って聞かれた。

第12ステージはゴールまで残り15kmほどといった場面で、プロトンが映っている。
ラボバンク?、あ~!マイヨジョーヌ以外の黄色が無くなってるじゃん!

なんと言うことだろう。ステージ2勝しているリッコのドーピング検査Aサンプル陽性。それを受け、リッコの出走停止どころかサウニエルデュバルがチームもろともDNS。
昨年のアスタナじゃないが、ASOからツールへの招待を断られる可能性があるほどにチームプレーでってことなのか?

検査に引っ掛からないドーピングの手法を工夫するということはアリだと思っている。
検査の閾値もまたルールである以上、抵触しなければルール違反ではない。こういった考えが蔓延る以上ドーピングは無くならないだろう。しかし、その考え方が悪いものとボクは処断できない。

体調が崩れれば薬品を処方するのが普通となった。
先進国では、自己免疫力だけで病気に対処するなんてことは変わった考えだ。
薬を使って能力を高めることと機械的な負荷を肉体へ掛けて能力を高めることは、上手に組み合わせて効果や安全性を高める手法を確立して行けば良いと思う。
それが進歩と言うものだ。

酸素カプセルの自粛といった方向に違和感を覚えるように、薬物による能力の向上は総て悪として処断してしまう姿勢はまた短絡的で成熟感がない。

そうは言っても、検査で陽性になればルール違反で、ルールに則って処断されるのは仕方ない。
それがスポーツと言うものだ。実生活においても、違法であれば裁かれて当然。
問題なのは、立法時にその内容がきちんと精査されて合理的なものになっているかということ。そこに違和感を覚えているという話し。


昨年のように、疑わしき者は去れ的な(ルールとはちょっと違う方法で)排除ではないので、サウニエルデュバルがツールを去ることに憤りは感じない。

残念ではあるけれど、ルールに則った結果なのだから。


第12ステージは、カベンディッシュのステージ3勝目で決着した。

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2008.07.17

ピュアレーサーは見送り

手持ちのスポーツバイクを整理して、スペシャライズドのアレーとディスクシクロを残し、代わりにレースとヒルクライム専用の高性能バイクを購入する腹積もりがあった。

候補はスコットのADDICT SL、またはサーベロのR3 SLで、どちらにしても7800 DURA組みホイールは練習用に7850。
そんな算段をしていたのだが、2ヶ月近い逡巡の末に、今暫くは手持ちのバイクで楽しむことに決めた。


バイクの新調よりも、クランク長の延伸を優先する。
77-DURAトリプルの172.5mmが手に入ったので、TITANIOから手をつけることにした。

シマノの9s対応ロード用トリプルは、デュラエースのみフロントディレーラーのキャパシティが23tと大きい。
TITANIOはULTEGRA 6500で組んであり、フロントは52-40-30となっている。DURA ACE 7700は53-39-30なので、アルテグラのフロントディレーラーは使えない。

また、77-DURAのトリプルは、センターチェンリングにインナーチェンリングの取り付けボルト台座がある専用デザイン。65-ULTEはクランクにインナーチェンリングの取り付け台座がある一般的なデザインだ。
そのため、チェンリングを組み替えて、クランクだけを77-DURAにするという使い方もできない。

シフターは互換性がありそうだが、フロントはシフトケーブルの引き量が違うらしい。こちらも77-DURAへ換える。

取り敢えず、77-DURAのトリプル用フロントディレーラーをブレアサイクリングさんへ注文した。


ALAN TITANIOへ172.5mmの77-DURAトリプルクランクをインストールした。BBは65-ULTEのままだが、こちらは軸長も同じなのでそのまま使う。
念のため、取り外してBB周りを清掃し、再び組み直した。

チェーンも交換した。旧いチェーンは6700kmほど使ったが、思った以上に伸びていた。
新しいチェーンは、手持ちにあったKMC Z99RBのミッシングリンク付き。
ミッシングリンクは便利だな。

今更知ったが、DURA-ACEは素晴らしいな。特にトリプルは出色の出来と思う。
9sの旧いコンポーネントだけど、軽量化と高剛性を両立していて53tなのにアルテの52tよりも軽く踏める。
尤も、170mmから172.5mmへの延伸が効いているのかな。

Specialized Allezは、取り敢えず駄目になったBBのみ78-DURAへ換えた。
今まで使っていたのはFSAで、シールベアリング自体はまったく問題ないのだが、ホローテック2互換の中空クランクシャフトを受ける樹脂スリーブが摩耗してガタが出ていた。
樹脂スリーブで受ける構造はシマノも同じなので、雨天走行をまずしないわが家のバイクでは、ベアリングよりもスリーブの摩耗がBBの寿命を決めることになりそうだ。

クランクは78-DURAの172.5mmとしたいが、4万円と高価だ。
アルミシャフトからデュラエースと同じクロモリシャフトになったULTEGRA SLで妥協するかも知れない。それでも2万3千円もするのだが。
取り敢えず、FSAの170mmのままになっている。

Allezも6100kmほど走ってチェーンは未交換なので、ブレアサイクリングさんで新しいものを買ってきて交換した。
78-DURAから66-ULTEへダウングレード。ザッキーさんの解説では、表面処理以外の差は無いってことで、ボンシャンスではチェーンに関しては66-ULTEしか使っていないとのことだった。

意外にも、78-DURAのチェーンは伸びがほとんど出ていなかった。
エキップアサダの菊池選手は3000kmでチェーンを換えていると仰っていたので、伸びていなくても6100km使っているなら貧脚のボクでも交換時期だったと勝手に納得する。
キタさんの指摘じゃないけど、いきなりチェーンが切れても困るしね。


TITANIOは30km程、Allezも20km、日没前に試走。
どちらも良い感じ。Allezは明らかに変速性能が向上した。やっぱりチェーンは換え時だった様だ。
TITANIOはFDを付けていないので、変速性能の評価はFD-7703が届くまでおあずけだ。

風邪が癒えたこともあって、摂氏35度の蒸し暑い天候ながら脚はそこそこ回った。
お陰で、TITANIOのクランク長が2.5mm延伸した効果なのか体調の良さなのか、ちょっと判断つきかねたけどね

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2008.07.15

大平街道は別世界

土曜日にみーちゃん氏が夏風邪に罹患。39度近い熱で、次女Y氏の幼稚園行事はボクがピンチヒッターで一緒に行ってきた。
そして、翌日には夫婦揃って寝込んだ…。兎小屋、恐るべし

日曜日はダイハツボンシャンス飯田の面々に付いて150kmの山岳コースに挑戦したかったけど、朝から発熱で動けなかった。
そして、今日も熱が続いている。昨日は外せない所用で無理して出掛けたのだけど、まったく仕事にならなかったし、早く復調しないかなぁ。
自転車始めて体力がついたと思っていたのだけど、加齢に負けてるのかも…。もっと、トレーニングメニューや食事にも気を配る必要があるのだろうね。

さて、土曜日はブレアサイクリングさんの呼びかけで走行会があった。
梅丹本舗GDRエキップアサダの福島晋一選手が特別参加と、今回も豪華な企画。

ブレアサイクリングオーナーで、ダイハツボンシャンス飯田監督でもあるザッキーさんこと山崎店長はじめ、ボンシャンスメンバーも一緒に走った。

コースはJR天竜峡駅近くのブレアサイクリングさんからJR飯田駅を経由して大平街道を南木曽町へと抜け、R256で清内路峠を越えて戻るルート。

この日も最高気温は33度。日向はもっと気温が高かったことだろう。
梅雨のまっただ中ってこともあって、相変わらず湿度も高い。ところが、大平街道も松川ダムを過ぎる頃には木陰も多く、沢からは冷風が下りてきて避暑気分。
脚は重かったけど、快適に登って行ける。

体調がイマイチで、ボクは大平宿まで一人旅でした

写真は、福島選手を先頭に清内路峠を登るボンシャンスのメンバー。

坂隊の隊長さんにきたさん、みやさんにワニさんの5人で峠にあるトンネル手前までついて行き、僕等は旧道へ。
その後ワニさんと別れ、横川峠へ迂回してから天竜峡へと抜けた。

後半は意外に脚が回って、日曜日の150kmは大丈夫そうだなぁって思ったんだけどね。
結局、風邪に負けました。

楽しい機会を作ってくださったブレアサイクリングさんと福島晋一選手に感謝。

Dist 105.42km,Time 04:32.55,Ave 23.2km/h,Max 68.8km/h

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2008.07.09

夏風邪連鎖

土曜日の夜に次女Y氏が発熱。
彼女の幼稚園ではマイコプラズマ肺炎に罹った子が数人いるので心配していたが、咳症状はなし。
口腔内に水疱も出なかったので、ヘルパンギーナでも無かったようだ。

日曜日は幼稚園のイベントに出掛けたが、途中で早退してきた。
その夜、39度以上になったけど、発熱でぐったりする他の目立った症状はなかった。

結局、2日ほど38度前後の発熱は続いたが、昨夜からは平熱。今日から幼稚園に復帰した。

しかし、今度は長女H氏に感染。昨日、午後から学校を早退してきた。38度の発熱。
ちょっとだけ吐いた。夜になって熱が上がったようで、苦しさを紛らわすためか唸っている。解熱剤を飲ませて寝かしつけた。
一夜明けると随分楽になったようで、熱は昨日と変わらないものの、喉の痛み程度で苦しくはないそうだ。

そして、今度は長男S氏も発熱した。午前中にぐずっていた様だが、昼頃には発熱。彼も吐いた。そして、夕方までうつらうつらしながらも、突然泣き出すって状態が続いている。
お姉ちゃんたちの状態を見ると、明日には元気になりそうだけど。

連夜、ツール・ド・フランスを観戦していて、寝不足気味ではある。
親まで寝込んだら洒落にならないな。取り敢えず、よく食べてはいるけど。

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2008.07.07

アレーのポジション変更

Specialized Allezのフォークとステムを交換したのに伴い、一月ほどかけてポジションを見直してきた。

フォークは今までよりトレール量が若干増えている。
ステムの突き出しは変わらない。しかし、ライズ角がやや大きい。その分ハンドルが高くなったので、ヘッドパーツ付属のテーパー状カーボンスペーサーを抜いた。結果、13mmほどステムが下がった。

サドルとシートポストの位置関係に変化はないが、シートポストを3mm繰り出したので、サドルは少しだけ上がった。
先日の落車でずれたため、元々の高さからどの程度変化したかは不明(苦笑)。

10kmほど試走したところ、登りが楽になった。
山へ行っていないので、下りの評価はまた後日。

Allezは、一応、決戦用バイクの位置付けで運用している。
練習用バイクと分けるほどにレースをこなしている訳でもなく、今後はこのバイク中心に使って行きたいと思っている。

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2008.07.06

エッグビーターCの不具合

先週末のしらびそ登坂時に、クランクブラザーズのエッグビーターCペダルの左スプリングが破断した。

クランクブラザーズの4面キャッチタイプのペダルは、スプリングが破断するとクリートは完全にフリーとなる。

左足がいきなりペダルから外れたが、登り坂をゆっくりとシッティングで踏んでいたこともあって、幸いにも落車することもなく怪我はなかった。
キャンディCの時は、トップチューブに股間ぶつけたんだよね

エッグビーターはプラットホームがないので、クリートが固定できないととても踏みにくい
まだ峠越えが2つも残っていたし、下りも長いので随分と難儀した。

昨年10月から使い始め、4千キロ使ったかどうかって感じ。
他社のペダルに比べると寿命が短いと思う。ってか、昨年は700キロちょっとしか使っていないキャンディCのスプリングも同じように破断したし、この信頼性の低さは勘弁して欲しい。

代理店へ相談すると、販売店を通じて送って欲しいとのことなので、ブレアサイクリングさんにお願いして担当の方へ送ってもらうことにした。
さて、どういった対応になるだろうか?
それにしても、自転車のパーツってPL保険とか加入してるのかな?。怪我がなくて本当に良かった。


ブレアサイクリングさんにはエキップアサダの菊池選手がいらした。今日帰国したそうで、明日からポルトガルとのこと。
ツール・ド・コリア-ジャパンの参戦を労い、今後の活躍を応援。

坂隊のフライフィッシャーさんにも出会った。昨日、早朝5時起きで糸魚川まで往復してきたとのこと。
帰着は今朝2時。あの猛暑の中、400km超のロングライドとは恐れ入る。
松本では酷い夕立に遭ったとか、ほんと、お疲れさまでした。無事帰着してなによりです。

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2008.07.05

暑さにめげるな!焼き肉食おう

正午から5時30分まで時間が取れることになったので、しらびそへでも上ろうとAllezで出掛けた。

ところが、全然脚が回らない。神坂峠越えの後、ずっと疲れが残ったままな感じが続いている。
レバーとか食べなきゃだなぁ…。

赤石峠の手前、矢筈トンネルを過ぎた辺りでしらびそ行きは取り止め。
今日は絶対に遅れられない。上町へ下ってしまってから走れなくなったら、みーちゃん氏に迎えに来てもらうしかない。
潔く引き返した。

朝からよく晴れたけど、梅雨のまっただ中。湿度がめちゃめちゃ高い。
しかも、午後は33度まで上がったらしい。日向は40度近かっただろうな。
額から落ちる汗も尋常じゃないし、ボトル1本ってのもどうかしていた
水場は頭に入っているから、なんとかなる計算だったけど、体調がイマイチなのであてにならないし。

それでもTOJコースへ回り、白砂トンネルから今田平へ抜けるルートのGPS録りはした。
グランフォンドのルートマップでも作ろうっと。

さて、時刻は14時半。まだ3時間あるな…。

Allezのフォークとステムを換えたところ、コラムパイプが薄く内径が大きくなってアンカープラグが使えなくなった。
そこで、評判の良いヒラメマルチプレッシャーアンカーへ交換した。

このアンカープラグはそこそこ重いけど、対応内径の幅が広く、カーボンコラムへのストレスは最小限に、しかもそれなりにがっちりと固定できるそうだ。

トップキャップ一体型と、写真の汎用モデルとがラインナップされている。

先にステムをコラムへ挿し込んでおいてから、アンカープラグを固定する。
アンカープラグはコラムの内壁を外側へ押して固定するため、コラムの外周が膨らんで、精度の高いステムだと入らなくなる。また、ステムが先に入っていれば、コラムが負けてクラックが入る失敗が減る。

6mmのアーレンキーを使ってステムコラムの内径に合わせてプレッシャーアンカーを開き、コラム内へ落とさないように適位置へ固定する。
写真ではやや斜めに入っている。アーレンキーでアンカー全体を擂り粉木運動させながらゆっくりと締めて、センター出しと固定とを同時に行った。

セッティングが終わったAllezの試走も兼ねて、しらびそを目指した次第だ。結局、体調と暑さに負けて尻尾巻いたけどね


夏バテもあるんだろうなぁ。

涼しい高原で焼き肉でもガッツリと食べて、元気をもらおう!ってことで大平へ。

松川ダムを越えて鈴ヶ平あたりになると、けっこう涼しくなった。
街道は緑が濃く、木々のトンネルが続いて日光を遮っている。

決戦バイクに乗ってるのに、随分のんびりと登坂を楽しんだ。

途中、8名ほどのサイクリストに行き会う。今日もスポーツ自転車ブームを実感。

そして、お休み処「大平」です。
待望の高原焼き肉定食!
どんぶり飯2杯もいただいてしまいました。

桜井様、いつもありがとうございます。

Dist 86.59km,Time 03:46.25,Ave 22.9km/h,Max 57.7km/h

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2008.07.04

木苺(キイチゴ)摘み

ブレアサイクルさんへ、注文していたパーツを受け取りに行ってきた。

27日のツール・ド・新城(しんしろ)の5時間エンデューロにエントリーするつもりだったが、別途ロングライドの予定が入って取り止めた旨の話しをしたところ、ザッキーさんから夏場の補給について色々とアドバイスをいただいた。

発汗の多い時期の水分補給は水ではなくスポーツドリンクを多用し、汗と共に流れ出るミネラルを少しでも補う必要がある。
また、摂りすぎということは無いので、普段よりも意識してこまめに水分補給すること。

コーラなどの糖分が多いジュース類を摂ると、血糖値が急激に変動して却って低血糖症状が現れやすくなる。
補給食をこまめに摂って糖質エネルギーを補う。固形物が食べにくかったら、ゼリー状の補給食を利用する。

また、普段からミネラルが豊富な食材を摂取すると共に、この時期特に不足しがちな鉄分が豊富なレバーやワカメ、ほうれんそうなどを意識して摂るようにする。

普段の練習は、早朝などできるだけ涼しい時間帯に行う。
暑い中走るのは辛いから精神力は養われるかも知れない。しかし、体調を崩しやすい上に、負荷を高めることがむずかしくなる。真夏の炎天下で練習しても、効果が薄い場合は多い。

普段の生活だけでも体力の消耗は多くなる時期で、他のシーズンに比べて休息を多くとることも意識したほうが良い。

と言うことだった。普段走っているルートは、真夏でも比較的涼しい。それに盛夏ともなれば出掛けるのも億劫になって、炎天下にサイクリングなんて経験は少ない。
真夏に日陰のない舗装路を5時間も走るなんて、よほど補給に気を付けないとハンガーノックになってしまうだろうな…。

その他、欧州でのロード練習では未舗装路もよく走ったそうで、石畳(パヴェ)と同じように重いギヤで走るのがコツとも教えてもらった。
ダートでは軽いギヤで走っていたので、この話しにはちょっと吃驚。
ロードでダートを走ると言ってもボクのようにトロトロ走るわけじゃなく、スピードはパリ~ルーベで見られるようなレベルのことだろう。ああいったスピードで荒れた路面を走る場合は、重いギヤの方がバランスが取りやすいのだそうだ。
今度シクロクロス車で試してみよう。

今日もありがとうございました。早速パーツを組み上げようっと。

帰路、県道の法面に木苺を見つけたので摘んで帰った。
バラ科だけあって、小さなひっかき傷だらけになった。
苦労して摘んだキイチゴは、すべて子供たちの胃の中へ。
すっかり食べ終わってから、酸っぱ渋いって評判はイマイチだった(苦笑)。

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発電機付き自転車用ローラー台

長野県飯田市の環境商店街GARDEN4Sさんと坂道自転車通勤隊の共同企画「自転車発電プロジェクト」で製作中の家庭用100Vを発電する自転車用ローラー台の動作確認ビデオ映像。

負荷装置の代わりにローラー台へ固定された自動車用オルタネーターのDC12V出力を家庭用AC100Vへ変換して、ステレオラジカセと卓上扇風機が動いている。

発電方法は、有限会社ひのでやエコライフ研究所の鈴木靖文氏がインターネット上で公開されている資料を参考にした。

画面に登場する固定ローラータイプを3セット、他に3本ローラータイプとエアロバイクタイプも製作中。

8月9日土曜日に飯田市街で行われる飯田まつりりんごんにて、本装置を使った自転車発電体験イベントを実施する予定。

自転車発電体験イベントは、8月9日土曜日午前10時より長野県飯田市中央通り3丁目で行われる予定です。

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2008.07.02

神坂峠は雲の中

14時から4時間走れることになった。

JR飯田駅を起点に大平街道からR256へ出て清内路峠を越え、阿智から天竜峡へ抜けて周回するルートは、丁度3時間で走ることができる。
昨日の夕練は3時間だったので、そう走った。大平街道も清内路峠もとても涼しい。蒸し暑いこの時期には最適だ。

今日は4時間あるので、先々週の日曜日に晋一さんたちが走ったコースをトレースしてみることにした。
大平街道からR256を西へ下って大妻籠へ出、県道7号で馬籠峠を越えて中津川、東山道を神坂峠へと上り、富士見台から園原へ下ってR256に戻る周回ルート。時間的に天竜峡までは回らず、西部広域農道を使って大平街道へ戻る。

雲が多いものの日射しがある。落車の傷跡を日焼けさせて痣になるのを避けるため、上衣はドライメッシュの長Tで走った。
馬籠峠の登りと湯舟沢川辺りでは暑かったが、山道では快適だった。神坂峠からの下りはとても寒く、半袖ジャージ1枚だったらもっと難儀したことだろう。

恵那山は海からの風が直接当たる山だけあって、雲をかぶっている。峠では雨に降られるかも知れない。

13時50分発。
大平街道の飯田峠までのラップは43分。長丁場なので、あまり無理せずに登った。
大妻籠に15時33分、馬籠峠15時54分、16時5分には湯舟沢まで下っていた。
神坂峠までは14kmほど。飯田駅から飯田峠までの距離と変わらない。
しかし、標高差を見縊っていた。飯田峠までは704m登る。ところが、神坂峠までは1100m登らなければいけない。

結局、17時5分の段階で標高1200m地点までしか登れなかった。神坂峠まではあと368m。阿智のピークまでなら448mある。
18時帰着はまず不可能だな…

神坂風穴近くの水場で補給したが、160kcalのゼリー飲料一本じゃ足りないようだ。ハンガーノック気味でもある。
雲の中に入って、ピークまでの距離も計れない。うんざりしながらもペダルを踏んでいると、見慣れた神坂峠の三叉路に着いた。17時36分。

園原側のピークまで80m。もう一頑張りする。
林道のゲートでトラックが待っていてくれた。挨拶をして追い越し、寒さに震えながら園原までガレた道を慎重に下って行った。

園原の公衆電話から遅れる旨を連絡する。18時3分。みーちゃん氏はまだ帰ってきていなかった。
自販機で暖かいミルクティーを買って人心地つく。この季節にホットドリンクが飲みたくなるほどに、神坂峠からの下りはとても寒かった。ウィンドブレークのベストくらいは持ち歩かないと身体に悪いな。

広域農道経由で帰着。18時57分だった。結局4時間は無理。5時間コースだな。
それにしても、これほど消耗したのは久しぶりだ。昼にがっつり食べても、朝食抜きはやっぱ駄目だね。

Dist 102.10km,Time 04:57:57,Ave 20.5km/h,Max 60.1km/h

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2008.07.01

ツール・ド・フランスに備えスカパー!契約変更

月が替わったので、e2 by スカパー!の視聴番組を変更した。

1コインキャンペーンで申し込んだスター・チャンネルプレミア3を解約して、ツール・ド・フランスを観戦するためにJ sportsを契約。

スカパー!の解約は、その月のどの日に手続きしても月末まで視聴できる。解約月の視聴料は発生する。
契約の場合は手続きした日の翌日中から視聴でき、視聴料の発生は翌月からとなっている。


ツール・ド・フランスは、昨年からハイビジョン中継されるようになって、レースだけでなく映像としてもより楽しめるものとなった。

しかし、一昨年は優勝者のドーピングが後日発覚して、2位の選手が繰り上がった。
去年はほぼ優勝が決まりかけた時点のツアー途中に、ポイントリーダーが追放されるなんてこともあった。

ドーピング問題の取り扱いがレースを詰まらなくはしているけど、それでもツール・ド・フランスは見応えがある。
7月5日が楽しみだ。

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