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2008.06.04

フォーク交換

昨日、Allezのフォークを交換した。

入梅して雨続きだが、昨夕雨が上がってから10kmほど試走してきた。
まだ仮組み状態だったので、フォークコラムはカットしていなかった。手持ちのコラムスペーサーでは足りず、シクロクロスバイクからもスペーサーを抜いて使った。

軽量フォークなので剛性低下を心配したけど、むしろ純正フォークより剛性は高い感じ。特にフォーククラウンがしっかりしているようで、ヘッド回りの撓みが軽減されたように思われる。
ブレーキのタッチや効きも良くなった。ブレーキ固定ボルトのアルミスペーサーを1枚抜いたのも、関係してるかも知れない。

スプリントするとフォークがぐにゃりと曲がってしまうような撓みを感じた以前のフォークと違い、そんな撓み感はまったくなく、踏んだ分だけ推進力に変わってくような安心感がある。
下りで攻めるような走りはしないので、高速コーナーでの安定感などはよくわからないが、180gの軽量化よりも高級フォークの完成度の高さに驚嘆した。

短い試走だったが、満足したのでコラムをカットして組み直す。
元のフォークと同じ長さにカットしたら、アンカープラグの鍔の分だけ長すぎた。今までのフォークのプラグはコラムの中にすっぽり入り込むタイプだったが、新しいフォークはコラムの内径が大きいため流用できず付属のプラグを使用した。
付属プラグはコラム内に落ち込まないように鍔がついた形状で、その鍔の厚みだけコラムが長くなってしまった。

アレーで使っているスペシャライズドのステムは専用形状のトップキャップが付属していて、ステムの上にスペーサーを入れると外径の大きなキャップが傘のように飛び出して都合悪い。
フォーク付属のアンカープラグは固定力も弱いので、ヒラメのマルチプレッシャーアンカーを別途購入して交換しようと思う。


フォークが新しくなってヘッド周りの剛性も増したように感じるが、これは今までのフォークに比べてコラム外径の寸法がやや太いことも原因な気がする。
今までのフォークは、コラムスペーサーなどがフォークの根元まで自重で落ちてくくらいのコラム外径だった。いわゆる「すきまばめ」だ。
ところが、新しいフォークはクラウンに近くなるほどに「中間はめ」になるようなミクロン単位のテーパーがついている。そのため、ヘッドパーツの嵌合がしっかりした感じ。
きっと、センタリングスリーブ(上玉押し)とアッパーベアリングとの嵌合が以前のフォークよりも良くなったのだろう。

反面、コラムスペーサーによっては隙間が足らずに入らないものもあった。特に、ヘッドパーツのダストキャップがとても入れにくくて難儀した。
アレーはインテグラルヘッドで、FSAのヘッドパーツがついている。フォークスリーブ(下玉押し)は割りが入っていて、簡単に取り外せるからそのまま移植した。
センタリングスリーブも割りが入っているので、コラム外径がミクロン単位でも太くなれば、センタリングスリーブの外径もその分拡がって、テーパー嵌合するアッパーベアリングとの位置関係が若干高くなる。
お陰で、センタリングスリーブとダストキャップとの間に入れていた0.3mmのスペーサーが不要になった。


今日はコラムカットしてセッティングがほぼ決まったAllezの調子を見るため、夕方から夜にかけて走ってきた。

実はフォークオフセットが45mmから40mmになっている。理屈ではその分、トレールが伸びて直進安定性は上がったはずだが、ハンドリング特性はダルになる。
しかし、その弊害も利点も特に感じなかった(苦笑)。

フロントセンターも5mm短くなった訳だが、シューズがタイヤに当たることもなく幸いだ。
実は、オフセットが40mmってことに新しいフォークを手にするまで気づかなかった間抜けです。

だが、昨日と同様にフォークの剛性が上がったことは実感できた。
とても進みが良いフレームに変わった感じ。シッティングでもダンシングでもかかりが良くなった。スプリントでも変な撓みがない。
夜間で安全確保が難しいのと路面の濡れを嫌って峠へは行っていないので、下りでの安定感の評価はまだできない。

西部山麓線から水晶山巻いて天竜峡へ出、実業団コースへ入ろうと県道の坂を上り始めたらフロントタイヤがパンクした。まだ辺りが明るいのは不幸中の幸いだ。
平坦な場所へ移動してスペアチューブに換えていたら、庭仕事をしていた老婦人が何か手伝えるか声を掛けてくださった。既に修理も終わり、ホイールを入れているところだったこともあって、大丈夫である旨とお礼を伝える。
アレーのタイヤは20cでタイヤの脱着が固くパンク修理は面倒だけど、恥ずかしながら慣れているからさほど大変とも思わない。それでも、援助の声を掛けてくださるととてもありがたく感じる。

パンク修理後は、実業団コースからそのままTOJコースへ入り、九十九谷へ回ってから河川敷へ戻った。
更に北上して河川敷の平坦コースでスプリント。対岸へ渡って、約3kmの直線をTTよろしく一杯まで踏んでみた。
普通に走る分には、新しいフォークの方が進みが良い感じでスピードの乗りも早いように思える。

ついでに注文していた写真をカメラ屋さんで受け取ってから帰宅した。

Dist 59.39km,Time 02:14:25,Ave 26.5km/h,Max 59.6km/h

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