御池山隕石クレーター
長野県飯田市上村で発見された御池山隕石クレーター。それを一望できる展望台へ行って来た。
2万~3万年前に、直径約45mの隕石が落下してできた直径約900mの隕石孔とのことだ。
展望台からの眺めをQuickTime VR化したので紹介する。
全画面表示はこちら。
2005年3月3日付けの信濃毎日新聞の記事で発見と認定の経緯が解説されている。
長野県下伊那郡上村の南アルプス・御池山(おいけやま)=1、905メートル=にある半円状地形から採取した石英の結晶内に、いん石の衝突により生じたとみられるガラス層があることが2日までに、同郡根羽村根羽小学校長の坂本正夫さん(57)と岡山理科大との共同研究で分かった。坂本さんは2003年9月、同地形がいん石が衝突してできたクレーターの一部と発表。今回の成果で「具体的な物質からも衝突が証明できた」としている。
研究成果は14日から18日まで、アメリカ・ヒューストンで開かれる月や惑星の研究に関する世界最大の国際会議「月惑星科学会議(LPSC)」の中で、17日に発表される予定。国内初のクレーターの国際データベース登録に向けて大きな前進になりそうだ。
坂本さんは、直径約900メートルの半円状の地形の岩盤から、衝撃による細かい切れ込みが最も集中する石英結晶を含む岩石600個余りを採取。03年1月、その中から厳選した試料をフッ化水素で腐食させて電子顕微鏡で観察し、ガラスの存在を示す幅1ミクロンのいびつな割れ目「ピラーリング組織」を確認した。岡山理科大も昨年、坂本さんの試料で、物質の違いが特定できる特殊な電子顕微鏡を使いガラス層を確認した。
坂本さんによると、石英の単結晶内にガラス層が形成されることは通常あり得ない。また世界中で確認されているクレーターの多くは、高温・高熱でできるガラスの存在で衝突が証明されているという。
坂本さんは03年9月、レーザー照射による波長の分析からいん石の衝突を証明した。今回は、いん石衝突により瞬間的に数万気圧以上の圧力が加わったことを現場の物質から裏付けた。
坂本さんは「今回の研究を通じて、観察方法自体の成功や、2種類の方法によりクロスチェックができた成果もあった」と話し、本年中に正式論文にする考え。今後は高圧により石英が変化して合成される鉱物を探索する考えだ。参考文献:http://www.shinmai.co.jp/news/20050303/mm050303sha10022.htm
今日は半分仕事のサイクリング。
ロングライドは1週間振りで、最後の峠越えで尻が痛くなって難儀した(苦笑)。
峠を越えて下って行ったら、道路脇の空き地に大きなホンシュウシカの雌がうずくまっていた。
逃げないので写真を撮ろうとカメラの用意をしてたら、ゆっくりと立ち上がって谷へと下りていってしまった。残念。
更に数百メートルも走らない内に、今度は小柄なニホンカモシカがガードレールの下から道路へお尻を突き出して谷底を覗いている。
ボクに気付くと慌てて道路へ体を出し、走り出した。ちょうどカモシカに追いついて、50メートルほど併走する格好になった(笑)。
カモシカも意外に走るの速いね。
Dist 120.01km,Time 05:40:53,Ave 21.1km/h,Max 57.8km/h
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