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2008.06.14

注意一秒怪我一生

サイクリングの途中途中で唱える呪文なのに、今日はうっかり忘れていた。
そのうっかりが命取り…。

来年秋に予定しているグランフォンドの第一候補コースの試走に、坂隊有志で行く。

勤務のあるキタさんとは第二集合地点で別れ、隊長さんにみやさん、そして蝉の3名となった。

予定コースは1900mと1200mの二つの峠を越える、全長約150kmの山岳コースだ。
制限時間は一般的な9時間を予定している。


普通のサイクリング気分で、いろんな話題に花を咲かせながら田舎道をのんびりと走っていた。
平均速度は20km/hほど。

スタートから25kmほどの地点、幅員が1車線に狭くなっている場所で落車した。

原因は脇見
フロントを側溝に落とし込み、そのまま前転してしまった。

脇見する前に前方は確認していたのだが、繁茂した草花で側溝が隠れていて認識していなかった。

そのまま法面に向かって投げ出され、左側頭部から突っ込んだ。その勢いで身体は左に捻りながら半回転して、道路に仰向けに放り出された。

自転車はフロントタイヤを軸に、リアが跳ねて宙に舞ったらしい。縦に半回転して、落車した地点から3mほど先の足元に、サドルを下にして側溝にすっぽりとはまっていた。

骨折は免れないと思ったが、四肢をゆっくり動かすと特に痛みはないし、感覚もちゃんとある。
首に痛みを感じたが、それ以外は大丈夫のようだ。

自転車も走行には問題無いようだった。

身体が捻られた時に、右膝をどこかに擦ったようだ。右膝2箇所に軽い擦過傷ができていた。

帰宅してからわかったことだけど、左目の上もなにかにぶつけたようだ。また、右肘、右肩も軽い打撲になっていた。


不幸中の幸いにも、放り出された先の法面が比較的軟らかい土だったこと、そしてヘルメットをしていたこと、不意をつかれて受け身もなにもとれなかったことが重なって、状況のわりに軽傷で済んだと思う。

頭から突っ込んだ法面は土がえぐれていた。ヘルメットはアウターシェルが若干陥没していたが、割れるほどではなかった。丸二年使ったし、換え時だろうね。
この時期は素手で走ることが多いが、手には打撲も擦過傷すらなかった。

それにしても、脇見で側溝に落ちるなんて、まったくの間抜けだ。
みーちゃん氏にもこっぴどく叱られた。
同行の隊長さん、みやさんにもご心配をお掛けしました。
本当に申し訳ない。


サイクリングの方は予定通り。
天竜川に沿って平岡まで下り、遠山川に沿って上流の和田宿を目指し、そのまま上村上町まで。
しらびそ高原ヒルクライムレースの当初予定コースに入って、下栗の里を抜けて南アルプスエコーラインでしらびそ高原まで登る。
市道で程野まで下ってからはR152で南進して上町へ出、赤石峠を越えて戻るコースだった。

途中で坂隊アジト候補へ寄ったり、和田の観音霊水(密かに日本一のナチュラル・ミネラルウォーターとして知られているらしい)を汲んで、茶屋で抜群のおいしさの蕎麦饅頭に舌鼓を打ち、天然記念物のミヤマシロチョウをみやさんに教えてもらったりと、今日もお楽しみ一杯のサイクリングだった。
相変わらずの素晴らしい眺望、そして木々の緑も充分に堪能できたし。

梅雨だけど、明日も良い天気に恵まれそうだ。
プロレーサーの方が練習前のウォーミングアップに一緒に走ってくださるそうで、今から楽しみです。
今日の教訓を活かして、無事故を第一に今後のサイクリングを楽しもう。

Dist 169.64km,Time 08:24:44,Ave 20.1km/h,Max 57.6km/h

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