SANYO Xacti CA65
三洋電機のザクティシリーズ DMX-CA65を購入した。
コンパクトデジタルカメラをベースに動画撮影機能を向上させ、DVカメラに迫るビデオカメラ性能を持ち、しかも超小型軽量で水中撮影も可能な防水機能を持つオンリーワンモデルだ。
コンデジベースでもあり、SDメモリーカードに記録する。
SDHCに対応。メーカーは8GBのSDHCまで動作保証している。
フラッシュメモリの高密度大容量化と高速化、そして低廉化は凄まじく、最新の16GB SDHCでも台湾製のCLASS6あたりなら7千円程度から購入できる。
実は、DMX-CA65は既に生産終了している。
次期モデルは6月頃に登場すると思われるが、カタログ落ちのために流通在庫は比較的ディスカウント率が高くお買い得感がある。
16GBのSDHCの動作実績がユーザーから寄せられてもいたので、A-DATAの16GB SDHCとセットで3万円ほどで購入できた。
SDHCはドスパラの動作確認サービスを利用して、認識ならびに記録再生がされることを店頭で簡単にチェックしている。
ハイビジョン録画に対応したDMX-HD700も随分安くなっているために最後まで候補に残っていたが、防水機能の実用性がより魅力的に感じてDMX-CA65とした。
使用しているPCのスペックも低いから、720pとは言えハイビジョン動画を扱うには不足しているだろうし。
さて、撮影の手軽さと携帯性を除けば大きな期待をしていなかったXacti CA65だが、意外や意外、とても良くできた製品だった。
まずはサイズと形状が良い。
厚みがあるので、ジーンズのバックポケットに収めるってのは難しいが、サイクリングジャージのバックポケットには難なく収まる。
防水だから、汗にぬれるのは気にならない。後で丸洗いもできるし。
バッテリーとSDHC、付属ストラップを装備した総重量は249gと充分に軽量だ。
片手で操作する縦型デザインで、自転車乗りのデジカメとしてはなかなかの理想形状でもある。
マルチアングルの液晶ビューファインダーモニターは、15万画素の2.5型低温ポリシリコンTFTだが、直射日光下でも映像が視認できる微反射タイプなので、晴天の屋外でもちゃんと機能している。
ビューファインダーを閉じればスタンバイモードへ移行し、再びファインダーを開けば2.5秒ほどで撮影可能となる。
しかも、ビューファインダーのヒンジの動きがとてもスムースかつ摩擦の抵抗感も丁度よい。質感の高い外装と相まって、とても高品位な操作感が素敵だ。
操作系もなかなか練られていて、十字キーの左右にユーザーが機能割り付けできる余地があるので、ボタンが少ないながら結構小気味良い使い勝手となる。
十字キー左に露出補正、右にはフォーカスロックをユーザー設定した。
肝心の動画画質だが、最もデータレートが高いTV-SHQモードなら、DVカメラの映像と混ぜて編集してもそれほど違和感を覚えないだろうと思われる。
720x480サイズではなく、640×480サイズであることがとても残念な次第だが。
音声は、このサイズでしかも防水型にもかかわらずステレオ録音ってことで満足。更に電子的な風防機能も備えているし。
レンジは決して広くないけど、一般的なコンデジの動画音声に比べればビデオカメラだなぁって思えるちゃんとした録音だ。
動画記録フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264。Quick Timeとの親和性は高いが、Video for Windowsとはイマイチだ。
レンズは35mm換算で38mm~190mmの6倍ズーム。ズーム速度は一定。勿論、動画撮影中にズーミングできる。
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