ロード練習時の常備品とか
アジア選手権ロードは、15日のエリート男子TTで新城幸也が3位の銅メダル、そして16日のジュニア男子ロードで野口正則が金メダル、エリート女子ロードでは沖美穂が銀メダルを獲得した。
そして今日のエリート男子ロードでは、別府史之が金メダルを、そして宮澤崇史が銅メダルをそれぞれ獲得し、日本選手の活躍が目立つ大会となった。
カザフスタンやウズベキスタンといった自転車強豪国の選手を抑えて、日本の選手がこれほど活躍する力を見せられて勇気づけられる。
TT(タイムトライアル)は、選手個々の能力が結果に反映される。
ロードレースでは個々の能力と合わせて、チームの力も結果に大きく影響する。ロードレースはチームで戦わなければ勝つことができないスポーツなのだ。
ロードレースで日本選手が上位に入ったと言うことは、日本チームがアジアのトップレベルだということに等しい。
金メダルを獲得したエリートとジュニア男子は、日本チームがアジアの頂点に立ったということになる。
しかしながら、世界選手権やオリンピックになると様相が変わる。
自転車ロードレースはチーム競技であるにもかかわらず、各国の代表選手の人数枠は個人成績で変動する。
そのため、欧米に比べて選手層が薄い日本は、チームとして機能するだけの選手数を送り込めない。
結果として、入賞の可能性は極めて低くなる。
日本だけではなく、アジアの多くは代表枠が少なく、とてもチーム力を発揮できる状況ではない。
可能であれば国の枠を超えてアジア選手同士で団結して、オリンピックや世界選手権で一つのチームの様に戦えれば、アジアの選手にも勝利の可能性は充分にあるだろう。
エキップアサダは、そう言うこともやろうとしていると感じる。
エリートでメダルを獲った日本選手たちは、皆欧州のプロツアーで活躍しているメンバーだ。
彼ら選手個人の目標はオリンピックでは無いだろうが、北京で活躍して自転車ロードレースを盛り上げてくれればなぁ。そして、日本のプロサイクリングチームへの関心が高まって、支援が増えることを切に願う。
さて、先日の夕練でカットパンクした。
今回は石が原因ではなかったようだが、礫岩の転石が多い当地では、タイヤをチューブごとカットパンクさせてしまうことが多い。
カットパンクさせた場合、穴が大きすぎてチューブの修理はできないことが多い。そのため、パンクの対処にはスペアチューブの持参が必須だ。
さらにタイヤにも大きな穴が残り、チューブだけ換えても、空気を入れて加圧すると、タイヤの穴からチューブがはみ出して(いわゆる脱腸)、そこが破裂してしまう。
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運良く人里まで下山できる程度には修理できたが、自走で帰宅することはできなかった。
以来、スペアタイヤも持参している。
左の写真のように、TOPEAKエアロウエッジ(ストラップタイプ)サドルバッグMサイズに応急修理装備を詰めている。
このサドルバッグは取り付け方法がシンプルで、レールタイプのサドルであればまず着けられる。
ストラップ部分にウィンターグローブを吊したり、サドルとバッグの間に挟み込むなんてこともできるので重宝している。
尾灯がつけられるのも良い。
尚、Lサイズはペダリング時に内股に当たる。Sサイズは必要とする装備が収まらないし、携帯ポンプのバンドが無い。Mサイズの横幅と容積は、ボクにとって絶妙な大きさなのだ。
装備の内容は、タイヤレバー2本、イージーパッチ
、スペアチューブ
、携帯工具
、チェーンツール
、携帯ポンプ
、そしてスペアタイヤ(700x23c)
。
先月、分杭峠へ登った日曜練習でも、メンバーの一人が登坂前に転石でカットパンクさせた。
練習をしてくださっているボンシャンスの選手たちは、カットパンクやトレッド摩耗による穴あきに備えて、タイヤ用のパッチに使うための古タイヤの端切れを常備していた。
カットパンクさせてしまったり磨り減って寿命となったタイヤを捨てないで、6cm×3cm程の短冊状に切ってタイヤパッチとしたものだ。
カットパンクに見舞われたら、チューブを脱腸させないようにタイヤの穴に内側からタイヤパッチを当てる。
タイヤパッチは市販されてもいるけど、古タイヤの端切れで充分でもある。
ボクのようにスペアタイヤを持ち歩くよりも、タイヤパッチを携行した方が、体積と重量が小さくなってスマートだろう。
ところが、23c以上の太さがあればタイヤパッチは有効だけど、20c辺りになるとエアボリュームが少なすぎてタイヤパッチなんて当てていられない。
不具合のないタイヤでも、20cともなると填めるのに手間取るし。
練習タイヤに20cなんて莫迦な選択とは思うのだけど、決戦タイヤ(苦笑)をチューブラーに換えてしまったので、20cのクリンチャーがいくつか余って、今は練習タイヤとして700x20cを履いている。
そんな訳で、タイヤパッチの代わりに23cのスペアタイヤを持ち歩いている次第だ。
ちなみに、写真のバック一式で705g。
700cのクリンチャータイヤを使っている自転車には、サドルにこの装備を取り付けて出掛けるようにしている。
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