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2008.03.06

丸尾のブナ

一ヶ月ほど前に雪で登山をあきらめた陣馬形山へ行った。
風三郎神社までは前回よりも雪が少なく、担いだのはほんの数メートル。陣馬形林道も雪が少なくなって、轍に沿ってなら走れそうだ。
山頂までの林道が登れるか様子を見るため、陣馬形山方面への入口まで雪道を走ってみた。

登り口へ着くと、ハイカーの一団が山頂から下ってきたところに出くわした。
登山道の積雪は20cmほどだが、林道の方は車の通った形跡がなく、上の方はかなり積もっているとの事。
一気に萎えてしまった。
今回も諦めようと思ったが、山頂までは6km足らず。
ちょうど日向で雪が無いところも見えるし、登れるところまで行ってみることにした。

500メートルも登らないうちに、完全に雪道となった。
積雪も30cmを超えているようで、自転車を曳いて歩くのも辛い。
思い切って自転車は担ぎ、林道よりもショートカットできる登山道を歩くことにする。

登山道は意外にハイカーが多いようで、しっかりと雪が踏み固められている。
ところが、一歩道を踏み外すと、数十センチもずぶずぶと雪の中に足が埋まってしまう。
道が斜面を横切るようになると、踏み固められた雪道をちょっとでも谷側に踏み外すと、そのまま40cm以上も足が取られて洒落にならない。

倒木の下をくぐる時は、担いだ自転車を下ろす。
この繰り返しは、腰に堪える。

再び林道を横切る。ハイカーの方が言っていたように、車の轍も無い。
積雪は20~30cmほどか。ちょっと歩いてみたが、かんじきでも履かないと雪に足が潜って歩くのが辛い。
いい加減引き返そうかと思っていたら、再びハイカーの集団が下ってきた。
山頂は絶景だったそうだ。折角だから、もう少し登ることにしよう。

右手に林道を見下ろしながら、自転車を担いで雪の登山道を登る。
ハイカーの足跡で作られた道を外さなければ、結構快適に歩くことができた。
それでも、登山道のこの区間を歩くのは初めてだ。結構歩いたが、あとどの位だろうか。

と、突然に開け、巨木が目に飛び込んできた。

天然記念物に指定されている丸尾のブナだった。

林道を走っていると、「丸尾のブナこの上100m」という看板を毎度見てきた。
いつか見ようと思っていて、結局一度も訪れたことがなかった。
今日、初めてお目見えした。

このブナの巨木は、樹齢600年を超えているそうだ。
「文明元年(1469年)にご神木とされ、根元に祠が建立された。
諏訪大社の御神体として薙鎌(なぎかま)を祠に祀り、『ブナの木明神』と称して、毎年三月初めの酉の日を祭日として祝い祀ってきたが、明治初年、丸尾熊野神社へ移奉した。」
という由緒書が近くにあった。

三月初めの酉の日というのは、諏訪大社の酉の祭りで、現代では4月15日に催されているらしい。

それにしても、立派なブナだ。
今は落葉しているが、初夏は緑の葉が茂り、とても美しいらしい。
また夏に再会しよう。

登山道は丸尾のブナを右手に見て、左側を巻いて登って行く。

ほどなく、林道を横切る。
最初の電波塔が目の前に見えた。山頂キャンプ場までは1kmも無いだろう。しかし、雪が深い。

南アルプスの峰峰を一望する尾根へ出た。
この積雪の中、陣馬形山を登るのは初めてだ。日没までに下山できるか時間を計れない。

丸尾のブナにも出会えた。美しい山々の眺望も見られたことだし、今日は引き返そう。

林道は平均斜度14%程だろうか。
下りなら雪の抵抗がちょうど良いブレーキになって、乗ったまま走って行けるかもなんてちょっと甘い考えもあった。

しかし、積雪が多すぎて車輪がハブまで雪に埋まってしまう。
BBも擦る始末で、とても進むどころではない。

登山道の下りで足を踏み外すのが怖くて、斜面を横切る区間を避けて林道を下りることにしたのだが、思わぬ積雪の酷さに難渋してしまった。

カモシカのだろう足跡を踏むようにするのだが、それでも足は20cm近くも雪に埋まる。
足を引き抜き、また踏み出した足が雪に沈み込む。
雪の表面が適度に硬く、自転車の車輪はそれほど潜らせずに曳けたのは幸いだった。

林道を登山道が横切る場所に出て、今度は迷わず登山道を下る。
もう林の中を下って行くだけのコース。雪道の下りだけど、意外にも靴底が滑ることは無かった。
乗車して下って行けるか試したけど、ロードタイヤじゃまったく歯が立たない(苦笑)。
前輪を持ち上げ、後輪だけ接地させて、あとは駆け足で登山道を下りていった。

意外に早く下ることができた。ロード練習の続きに、30km程走って帰還。

Dist 70.98km,Time 03:38:09,Ave 19.5km/h,Max 49.4km/h

ロード練習がメインってこともあって、山へ入るには服装が軽装過ぎた。
天気に恵まれていたから登る気にもなった訳だけど、今思えば軽率過ぎだった。
しかし、寒いとか冷たいって感じる状況にならなかったのは本当に幸い。

今回、シマノのウィンターシューズSH-MW02にとても助けられた。深い雪に埋もれながら歩いても、雪の浸入はほとんどなかった。
雪道でのグリップがとても良く、狭い登山道を自転車担いで歩く局面でも、一歩一歩確実に進むことができた。
坂を駆け下ることができたのも、このシューズのお陰だろう。

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