BMW X3 その1
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応募はみーちゃん氏が行ったので、彼女の好みでそうなった。
今日一日みーちゃん氏が試乗したので、その感想を聞いて簡単にまとめる。
まず、彼女の開口一番は「疲れた~」って言うもの。
トゥーラン2台分の価格のクルマだから当然だと思ったら、そう言った面はあまり気遣いしていないそうで(苦笑)、電動シートを駆使してポジション合わせしてもどうしてもしっくり来ず、ペダル類は遠い、ハンドルは太すぎるとか、大柄なドイツ人に合わせただろう作りに慣れなかったそうだ。
スポーツシートも彼女の好みではなかったようだ。シートサイズが大きすぎるため、固さが悪い方に働いて腰が痛くなるそうだ。
CDへディスクを挿入しても、ファンクションを操作しないと再生開始されない操作系の不自然さや、操作ボタン類の煩雑な配置も気になったようだ。
センターコンソールにあるCDチェンジャも前時代的で、iPOD用のAUX端子があるのだから収納の邪魔でしかないと肩を竦めていた。
CDを聞いた限りでは、音質はトゥーランと変わり映えしないとの辛口評だった(苦笑)。
標準装備のナビゲーションシステムもタッチパネルではないために操作が直感的ではなく、オプションでも充分と言っている。
むしろ大開口でしかも使い勝手の良いフル電動のサンルーフには、子供たちが大興奮だったそうだ。
デュアルガラスルーフで開口は大きくチルトアップもする。前方ガラスルーフは開口もできるギミックは、オプション価格を考えると是非つけたい装備だと思う。
サンルーフを標準にしてナビをオプションにして欲しいらしい(笑)。
FFに慣れてしまったいるがために、ハンドルを切った後の戻りの遅さにも違和感を覚えたそうだ。
ボクは気にならなかったから、電動パワーアシストステアリングのトゥーランに比べてハンドル操作が重いために、特に気になったのだろうと思う。
尤も、低速でのハンドル操作は重すぎると思う。パワーアシストに慣れすぎだと非難されるだろうけど、もう少し軽くないと女性にはつらいと思う。
乗り心地については、スムースなエンジンとスポーティな6速ATに感心していた。
トゥーランは出だしがもっさりしているが、X3 3.0siはそんなことは微塵も感じない。
ATもキビキビと自動変速される一般のスポーツモードよりも更にスポーティな設定が標準で、スポーツモードは更にエンジン回転を最適に保つように頻繁なギヤチェンジが行われる。まるで上手なドライバーがマニュアル車を操作しているような動きだ。下りのエンジンブレーキの掛かり方は特に感動したとのことだった。
しかし、室内に届くエンジン音は静かで、サウンドは良いから心地よい。
反面、路面ギャップやマンホールなどの段差を越えたときの突き上げが大きいことを気にしていた。
これはボクも同じ感想で、突き上げが気になるのはランフラットタイヤのためだろうと思われる。
大きな周期の揺れは欧州車らしいしっかりしたものだが、小刻みな振動はトゥーランの方がよく抑えられていると感じたそうだ。
トゥーランよりも大きな自動車だけあって、後部座席はゆったりしている。
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アンカーは樹脂キャップを外すと現れる。ラゲッジルーム床には、トップテザー用のアンカーも用意されている。
ドアは重厚感があるのに、閉める瞬間に車室内の空気を逃がす工夫があるのか軽やかに閉まる。この感触を知ると、トゥーランのドアの重々しさが古臭く思える(苦笑)。
リアゲートの剛性感も素晴らしく、しかも開け閉めもスムーズでトゥーランの様に半ドアになることはなさそうだ。
しかし、リアウィンドウへの雨の巻き上げはとても多く、トゥーランでは滅多に使わないリアワイパーも、X3では頻繁にリアワイパーを使わないとバックミラーが役に立たなくなるほどだそうだ。
イグニッションキーのデザインも気に入らない様子。
アウディやフォルクスワーゲンの折り畳みキーの使いやすさに慣れてしまうと、旧来のスタイルのキーは邪魔に感じるそうだ。
とまぁ、ちょっとネガティブな意見が多くなっているが、基本性能や質感、走りの楽しさは上質なので、細かな悪い点が目立つ結果となっているそうだ。
価格を無視して、トゥーランとX3どっち欲しいと聞いたら、手に合うハンドルへ換えてX3にしたいってことでした(笑)。
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