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2007.09.30

2007年9月の走行記録

Brodie JoJoCarrera RollSpecialized
Allez E5
ALAN
TITANIO
Pacific
Carryme DS
total
Sep-0799.00175.360.00239.000.00513.36km

9月はブログの更新も無く、走行距離もまったく伸びなかった。
残暑が長引き、晴天率も良かっただけに残念だ。

上旬に一時帰国していた新城選手と走る機会を棒に振ったのも、モチベーションが崩れた一因だったかも(苦笑)。
これまた残念だった…。

JOJOで林道サイクリングへも行ったが、左膝を故障してしまい難儀した。
幸いにも湿布とサポーターで完治したので、月の後半にはある程度走ることができた。

月末にあった実業団レースは風邪と雨天で行けず、残念続き。

700Cに乗るようになって、風邪なんてひいたのは初めてじゃなかろうか?
それだけ今月は走ってなかったってことだな。

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2007.09.28

キツネとタヌキ

ひねりも何もない、タイトルそのまま…。

久しぶりに朝練へ出たら、西春近でキツネの死骸に出くわした。
県道を繋ぐ交通量の多い広域農道で、車に跳ねられたらしい。

タヌキは珍しくないが、キツネが死んでいるのを見るのは初めてかも知れない。
と、帰路、そのタヌキの死骸もあった。

キツネを初めて見たのは、小学校高学年の時だったと思う。
両親が共働きだったこともあって、学校の長期休みになると親父の実家にあたる本家でやっかいになっていた。
今でこそ自転車の練習がてら1時間ほどで行ってしまえるほどに近い場所だが、当時はとてつもない山奥に感じたものだ。

本家の在所が今でも当時のままならば、平家の落ち武者村と宣伝して観光で食えそうだな。
方形墳の様に盛り上げた土地を杉の屋敷林が囲み、斜路を登ると右手に小さな土蔵があってその前には手押しポンプ。母屋は藁葺きで土間からすぐに12畳ほどの小さな座敷になっていて、暗い天井の梁から囲炉裏へ自在鈎が下がっていた。座敷の右手には土蔵に沿って建て増した住居が奥へと連なる。
左手には湯屋と便所。五右衛門風呂に肥溜めを兼ねたぼっとん便所で、毎夜の風呂の焚き付けが楽しかった思い出がある。
住居からの渡り廊下は無く、土間から外へ出て便所や風呂へ行った。
左奥には馬屋だったが、耕耘機に代わってたから、そこで牛が飼われていた。馬屋の二階には茅が積まれていたな。

電気は引かれていたが、水道は無かった。土蔵前のポンプが洗面も兼ねていて、母屋の左に建て増した台所の中にも手押しポンプがあった。

隣家は200メートル以上離れていたし、一番近い商店まで2キロはあった。
夜は真っ暗で、それでいて綺麗な星空の記憶がない。夏の夜の蛙の声はいまだ耳に焼きついている。

まったく、となりのトトロの世界だな。年代的には、20年以上離れていると思うのだけど(苦笑)。

そんな山奥だったが、動物の記憶は夜にキツネと出遭ったものだけだ。
きっと、森の中で遊び回るってタイプじゃなかったのだろう。いまだにアウトドアは苦手だし。

キツネを見たのは一度きり。夜に単車で走り回っていた時に、法面からいきなりダイブして目の前を横切った。
長く伸びた前足と尾がとても印象的だった。

もう亡くなってしまった祖母から、キツネに化かされた話しを聞いたのも懐かしい。
田舎家の天井は夜になると闇にとけて、暗がりが空高く続くように感じたものだ。そんな中、薄暗い灯火の下で聞く昔語りは、すべて真実のように胸に迫った。


さて、朝練はTITANIOで91kmちょっと。夕方はROLLで大平街道をパスハントした。
久しぶりにまともな練習をした感じ。これが続けば良いのだけど…。

Dist 91.59km,Time 3:14:34,Ave 28.2km/h,Max 62.4km/h
Dist 35.34km,Time 1:35:41,Ave 22.1km/h,Max 46.4km/h

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2007.09.18

PC新調など

1.液晶ディスプレイの輝度ムラ

先日アウトレットで購入したLCDディスプレイの輝度ムラだが、どうもパネル面に物理的な圧力が加えられてフィルターに異常が出ているものらしい。
返品可能なようだが、真っ黒表示以外ではムラが目立たない。
修理上がり品中心のアウトレットバーゲンだったのでリスクは覚悟の上だ。充分割安なのだから、不具合は看過することとした。
でも、新品のLCDも決して高価ではない昨今、ちょっと安物買いの銭失いって感じ(苦笑)。


2.Opera 9.23

Windows 95でも動作するので、Operaブラウザはインストールしている。
しかし、フリーズすることが多いので常用していない。
9.23がリリースされたのでアップデートした。動作はより安定したようだが、やっぱり突然フリーズことがある。

Internet Explorer 5.02が一番安定しているが、Google Mapを始めとするサービスに対応せず、昨今のブログもうまく表示できないことが多い。

現在、Firefox 1.5.0.12をメインブラウザにしている。
Windows 95はAdobe FlashがVer.7までしか対応していないため、ALPSLABはじめ活用できない便利なページも多い。しかし、Google MapとYou tubeは使えるからまだマシだ。


3.PC新調

やや衝動的ながら、リース落ちのPCを買ってしまった。
CPUはPentium 4 1.8GHzで、チップセットがIntel845とそこそこ旧型。その代わり、1万4千円と安い。
HDDが80GBと控え目だが、IDE 100のRAIDボードで2台をミラーリングしている。メモリーもパリティ付き1GBと、要はサーバー機。

省スペース型と謳われた割には、ATXサイズに限りなく近い容積で重量もそれなりだ。
ファンが小さいこともあって、思った以上に騒々しいのも値段相応かな。

ついつい購入してしまったのは、オプションが充実していたから。
サーバー機なのでサウンドエンジンは省略されてるのだが、PCIのサウンドカードがインストールされていた。
純正オプションのUltra160 SCSIのロープロファイルPCIカードにMO Driveまで付いている。冷静に考えれば、こんなオプションなんて無くても良いし、サウンドカードなんて千円程度で買えるからどうでもいい。むしろUSB 2.0が無いのは問題なのだが、そっちも安く追加できるからいいやって考え。

同じ値段で幾つも並んだリース落ちPCの中、充実した仕様でお得感が輝いて見えたのよ…(苦笑)。

サーバーを立てるつもりはない。あくまでもPCとして使うために購入した。
これは次女Y氏用にする予定。そして、彼女のPentium 3 1GHz機は、長男S氏が使うことになる。
CPUはPentium 3 1GHzでも、グラフィックアクセラレーターがGeForce4 MX440 SE 64MBをインストールしてるので、Google Earthもストレス無く活用できる。
むしろ購入したPCはサーバーモデルなので、グラフィックが貧弱なのが問題。ロープロのPCIなグラフィックボードを調達する必要があるかもね。

OSはWin2kのライセンスが付いていた。Windows Server 2003じゃ使わず仕舞い。
一緒にWindows Meも購入。
今時Windows Meなんてサポートの終わったOSをって言われそうだけど、Windows 95時代に結構リリースされた当時の子供向けインタラクティブアプリケーションって16bitのアプリケーションばかりで、NT系のOSでは正常に動作しないのが多いんだよね。


4.リビングPCも新調

SONY BRAVIA X1000のDLNAクライアント機能を活用しようと思ったが、DLNAサーバーを新調するよりは中古のPCをリビング用に調達した方がはるかに安いし多機能なので物色していた。
旧いNEC VALUESTARのWindows XP Homeモデルが1万7千円だったので購入。

仕様は上記サーバーモデル同様にPentium 4 1.8GHzで、やぱりIntel845(苦笑)。
しかし、カードバス対応のPCカードスロットやIEEE1394が搭載されているし、グラフィックはGeForce2なので、まぁ問題ない。
メモリも512MBあるので、ビデオクライアントとしてなら不足はない。

カードバスの2.4GHz、54Mbps無線LANカード経由でネット接続させ、GyaOやフレッツ・スクエアの動画サービスもストレス無く利用できて、チャンネル数がまたまた増えた感じになってしまった(笑)。

尚、無印のIntel845チップセットは、サポートメモリはPC133で遅く、USB 2.0を内蔵していないのが致命的。
購入したPCはNVIDIA GeForce2でグラフィックをカバーしても、1280x720サイズのハイビジョン録画はコマ落ちしまくりで再生できない。
仕方ないから、録画素材はネットワークドライブに704x396サイズでDivXを使ってダウンサイジングしている。このサイズならフレームレートは120fpsまで問題なく、ネットワークもIEEE802.11gの無線規格でフレーム落ちなく再生できる。

ネットワークは当初100BASE-TXを使う予定だったが、配線とスイッチの追加が面倒になって手持ちの機器でなんとかなるIEEE802.11gで妥協した。
100BASE-Tに接続するメディアコンバータータイプを利用したのだが、オーバーヘッドがあってストリームが途切れるため、ノートPCで使っていたCard-BUSのPCカードタイプに改めた。

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2007.09.08

まだ登るのか…

久しぶりに走りへ行った。ここ二週間ばかりはPCなどにかまけて練習?をさぼっていたもので…。
さすがにやばいと思って、重くなった腰を上げた。新しいペダルを試したいが、クリートを交換するのも面倒に感じている。末期的だな(苦笑)。
結局、初心に返ってJOJOで林道を走ることにした。

今年はまだ陣馬形山から折草峠まで走っていない。ついでに中組の松林も抜けてみよう。
ところが、麦の家から先の激坂で既に心拍が一杯一杯になっている。
松林を抜ける林道は、昨日の台風で振り落とされた松ぼっくりや枝葉が路面を覆ってとても走りにくい。
後輪が松の小枝で滑って、あやうく落車しそうになった。
コンクリート舗装が終わって未舗装路になると、セミスリックのTサーブは結構滑ってトラクションが逃げる。
この程度できつく感じるはずがないと踏み続けたら、まだ尾根道に辿り着かないというのに気が遠くなった(笑)。仕方ないので降車して、道に座り込んで数分休憩する始末。歳は取りたくないなぁって、単なる練習不足か。

尾根道に入っても、林道の本道までが長く感じる。
距離にしたら2kmもないと思うのだが、漕げども漕げども舗装路に出ない。これは、やばいかも?

なんとか陣馬形林道へ出た。崩落した路肩の工事もすっかり終わっている。
舗装路へ入ってからは、いつも通りと思えるペースでなんとか走って行ける。

山頂へ向かう登りは、斜度8%から12%が4km続く。体調からすると厳しいかな?と思ったが、意外に回復していた。
ちょっとペースは低いけど、なんとかピークまで休むことなく登ることができた。
しかし、山々には雲が懸かっているし、谷間は薄雲に霞んでいる。山頂まで行って景色を楽しむ気分になれず、そのまま折草峠まで下っていった。

シクロクロス用タイヤなら未舗装路の下りもそれほど流れないが、セミスリックのTサーブは横滑りしてあまり速度を上げられない。
オーバースピードにならないよう、また急制動にならないようにブレーキングを注意しながら林道をパスした。

分杭峠まで続くらしい林道へも踏み込んだが、1kmも進まずに引き返す。かなりの難路と聞いているし、登り基調だったので諦めた(苦笑)。この体調で未舗装路の登りはきつ過ぎる。

峠からは南進するか北進するか悩んだが、まだ距離をかせげそうだと北進する。
中沢峠を登るべく、途中から東へ向かう村道へ入った。ハッチョウトンボの生息地って看板があったので、探しがてら休憩。
シーズンは7月上旬だけど、残暑が続いているしまだ居るかも知れない。しかし、小さな蜂か虻ばかりでトンボの形状をした小虫は見つけられなかった。

中沢峠は体調的にとても登れそうもなく、陣馬形林道の北側起点から未舗装路を楽しむことにした。
ところが林道へ入ったは良いが、登れど登れど斜度が緩くなる気配がない。以前走ったときは、大して辛くは感じなかった。しかし、今日は気が遠くなるし時間はどんどん過ぎてくしで、気持ちは焦るわ残り距離は一向に縮まらないわって感じ…(苦笑)。

小渋ダムまで出て仕舞うつもりが、とても走りきれる体力も時間もない。
これほど見積通り走れなかったのは初めてかも。いい歳ってこともあってか、練習さぼると衰えも早いね!トホホ…。

結局、西方の河岸へ下る林道を見つけて県道へ出、帰路を急いだ。
ところが、途中で右ふくらはぎが痙攣。大幅に時間に遅れる旨をみーちゃん氏へ電話して謝る。
日没を過ぎ、辺りに闇が迫った。こういう時に限って、灯火を持参していない。

両ふとももまで痙攣し、マッサージを繰り返しながら騙し騙し走った。
遠方に打ち上げ花火が見える。暗い田舎道…。

Dist 99.00km,Time 5:25:00,Ave 18.2km/h,Max 96.8km/h
*最高速度はサイコンの誤動作と思われる。ロード日本チャンピオンの新城選手でさえ、100km/hに達したことは無いと言っていた。宮澤選手は100km/h出たことがあるそうだ。

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2007.09.01

スターチャンネルの無料体験キャンペーン

CSディジタル放送E2 by スカパー!の映画専門チャンネル「スターチャンネル」が一ヶ月間無料キャンペーンを行っている。

スターチャンネルBS,ハイビジョン,クラッシックの10月分パック視聴料金が無料となるもので、今から申し込めばほぼ2ヶ月間無料で視聴できる。

スカパー!は契約月分が課金されないシステムなため、月初めに視聴契約するのがお得となる。
当然ながら、月末に解約して翌月に契約し直すといった課金逃れは受付されないようになっている。

8月のツール・ド・フランスを視聴するため、7月にJ sports ALLを契約した。
一連のドーピング問題にしらけたのと、ハイビジョン配信だったツール・ド・フランスとそれ以外の通常放送との映像ギャップにも思うところあって(苦笑)、8月一杯で解約した。
そもそも、そんなにテレビを見る時間もとれないし…。

スカパー!契約以来ずっと視聴していたキッズステーションも、見る番組がほとんど無くなってしまい先月解約した。

そんな状況でスターチャンネルを見る時間はあるのか?というと、微妙…。
正月のWOWOWやスカパー!の無料体験で録り貯めた映画も、まだ見られずにHDDに残ったままなのだ。


現在、テレビ番組の録画はBRAVIA X1000で一括管理している。
X1000の予約機能を使い、内蔵のWチューナーから録画する。放送品質で録画したい場合、iLINKで繋いだRec-POTを録画先として指定する。
Rec-POTにはMPEG2-TSで格納され、録画内容はX1000で管理される。番組情報も記録されるので、放送をリアルタイムに視聴している状況と変わらない。

Rec-POTはムーブに対応していない録りきり専用の600GBモデルを2台繋いでいるが、それぞれ40タイトル以上の映画が格納されたままになっている。
観たら消すのだけど、スカパーの無料開放日やBSデジタルの放送でついつい追加録画してしまい、いつもディスク残量は2%以下だ…。

2ヶ月近くもスターチャンネルが無料視聴できるのに、きっと大して見ることはできないような気がする(苦笑)。
にもかかわらず、早速視聴申込みした。
午前中に電話で申し込み、夕方には視聴できるようになった。対応早いな。
目玉になる映画はあるかな?番組表を見るのが楽しみだったりする(笑)。


尚、録画したコンテンツは、Blu-ray DiscやDVDで残しておきたいとは思っていない。というのも、狭い古家に収納スペースは少ないし、コンテンツは次々に提供されているので事欠かない。
それでも、ジブリの作品のように子供たちの希望で残すものはある。

BRAVIA X1000では、外部録画機器制御をAVマウスに設定すると、Rec-POTからの再生映像も外部モニターへ出力できる。
コピーワンス信号をはじめとするコピーガードに影響されない旧いキャプチャーボードが流通しているので、それを通してPCでより分解能が小さく圧縮率の高いビデオファイルに変換してファイルサーバーで子供たちのPCと共用したり、必要に応じてDVD化したりして旧来のVHSなどの媒体の代替としている。

長男S氏は、先月から大のトーマス好きになった。暫くは、きかんしゃトーマスを録画して、適当にDVDへまとめねばな。

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LCDモニター新調

メーカーアウトレットで17インチLCDモニターを購入した。

長女H氏が使っている17インチLCDモニターはアナログテレビチューナー内蔵で、コンポジットとS端子からビデオ入力を表示できる。
これを幼児用ゲーム機PICOを主に使う次女Y氏用のPCモニターとし、H氏にはモニターを新調することにした次第。

先月29日の夜に注文、翌々日の31日午前中には届いた。なかなか迅速だ。

購入したのはLCD-A173Vという2003年12月発売のアナログRGB入力専用モデルで、SXGA対応の登場当時4万円台前半だった売れ筋モデル。
ところがよく故障した製品らしい。バックライトのインバーター回路に使われているコンデンサにロット不良があったようで、使用から1年もすると画面表示しなくなる不具合が多かったという記事がネットに散見できる。

購入したアウトレット品の状態は詳細に記載されていたが、中古か否かの説明はなかった。きっと修理上がり品だろう。

気になるお値段は、代引き送料込み9千円ジャストと、まぁ破格。
筐体に傷があるととれる商品説明だったが、届いた品には傷はおろかLCDパネルのドット抜けさえもまったくなかった。
難があるとすれば、バックライトの輝度ムラが顕著なことだ。しかし、通常表示も白色全画面でもほとんど気にならない。黒浮きが目立つような画面にすると、輝度ムラが酷いことを実感する。

ステレオスピーカーも付いている。ダイナミックレンジが狭く分解能も低いお粗末なものだが。

パネル枠がスリムでスタンドもシンプルなスペースセービングってデザイン。テーブルが広く使えるのはありがたい。

早速、長女H氏のIBM ThinkCentreに接続した。彼女のPCはPentium 4 HT 3GHzで、わが家のPCの中では最速モデルだ。
ギラギラした画質だが、バックライトの輝度ムラ以外は問題ない。
コントラストを最高に輝度をぎりぎりまで落とし、さらにアプリケーションでガンマを最適化してやると、まぁ見られる画質になった。

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ケーブルテレビ局のジレンマ

契約しているケーブルテレビ局から、STB(セットトップボックス)をデジタル放送対応の製品へ無料交換するキャンペーンの連絡があった。
1世帯あたり2台までを無料交換するというのはありがたい話だが、デジタルSTBにするとSTB1台あたりのケーブルテレビ利用料が月額525円アップするのだと言う。
スポーツ系のCSチャンネルが2つほど余分に見られるようになるそうなので単純に値上げとも言えないが、視聴頻度を考えれば割高だ。

そのケーブルテレビ局では、75Ωの同軸ケーブルにアナログ放送とデジタル放送を混交して配信している。更にインターネット接続サービスも乗せているな。
アナログ放送に関しては、アナログ地上波やスカパー!はそのまま配信し、BSデジタル放送はアナログ変換して配信しているそうだ。
2011年のアナログテレビ電波の停波を受け、将来的にアナログ配信は止める予定とのこと。まずは近年中にBSデジタルのアナログ配信を終了することは決定済み。
そのため、従来のアナログ専用STBを使い続けた場合は、視聴できるチャンネルが減ることになる。その際に利用料が据え置かれるならば、実質値上げということだ。

また、2011年のアナログテレビ電波の停波後は、アナログ放送配信を取り止める予定とのことだ。
しかしながら、そのCATV局ではアナログ専用STBユーザーが7千人以上いて、順調にデジタルSTBへ移行して貰えるかはまだ不明。
なにせ利用料が15%ほども値上がるし、デジタルテレビ放送用の双方向通信機能などで煩雑になったリモコンはお年寄り世帯にとても評判が悪いそうで、デジタル放送の付加機能はデジタルSTB普及を阻害しているようだ。
そんな訳で、アナログ停波前にデジタルSTB利用料の見直しは少なくともあると予想できる。

それにしても、デジタルテレビ放送の双方向通信機能をチューナーから省略するという選択ができない現状はあまりに馬鹿げている。
現状、双方向通信機能はチューナーに電話モデムを内蔵し、電話回線に繋げることで実現している。デジタル放送視聴者の内、一体どの程度がチューナーを電話回線に繋げていると言うのだろう?
携帯電話が普及し、固定電話を持たなくても不自由しない。特に単身世帯では、固定電話を持たないケースがとても増えていると思われる。実際、固定電話契約は減少傾向だ。
デジタルテレビチューナーから双方向通信機能を省けば、機器の大きなコストダウン要素になるし、リモコンも旧来通りのレイアウトで充分となって煩雑さを感じることもなかろう。

そうでなくてもデジタルテレビチューナーには、コンテンツメーカーの権利を守るためにB-CASカードとそのリーダー装置を付加して、ユーザー負担としている。
B-CASカードとそのリーダー装置については、ICチップ化して機能を置き換えコストダウンする提案は既になされている。

また、コピーワンスと呼ばれるコンテンツ保護機能について、いまだ見直しの論議があり、デジタル放送受信機の仕様の変更が予想される。

こういった状況でもあるから、デジタルテレビ機器を低価格化してアナログテレビ電波停波をよりスムースに実行するため、テレビ視聴の機能以外を省略するという妥協があるとも思える。
尤も、インタラクティブ機能はデジタルテレビ放送の目玉の一つとされているので、内蔵モデムとデータボタンを省くのは総務省がなかなか首を縦に振らないかも知れないが(苦笑)。

さて、STBで視聴するテレビではBSデジタル放送をほとんど見ていない。
また、更なる高画質も必要としていない。
結果、STBは旧来のアナログ専用モデルを使い続ける選択をした。2011年のアナログ放送停波を受け、ケーブルテレビ局もアナログ配信を止めることになったら、またその時に検討したいと思っている。
しかし、それを待つまでもなく、ケーブルテレビは解約して素直に地上波デジタルとBSデジタル受信で代替することになるような予感がする。
何と言っても、地上波デジタルチューナー内蔵テレビの更なる低廉化は絶対だろうと思うからだ。

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