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2007.08.30

スキャナーの再調整

みーちゃん氏のお友だちからの依頼で、久しぶりにCD-Rライターを使用した。

わが家には数台のCD-Rライターがある。メインPCに繋がっているのはヤマハのCRW6416Sで、2000年に購入した年季の入ったモデルだ。一度レーザーの不具合で無償修理を受けているが、その後は不都合なく使っている。

確か1年振りの使用となる。今回も6枚のCD-Rを失敗なくライティングできた。良かった良かった(笑)。


同じくみーちゃん氏の要請で、数年振りにスキャナーの調子もみた。

愛用のスキャナーは、今年の3月に日本から完全撤退してしまったMicrotek社のScanMaker II spというモデル。
Photoshop 2.5J for Windowsバンドルに心動かされて、当時もっとも評判が良かったHP ScanJetを退け購入した。
買ったのは1994年の春だからまる13年前の製品と、これまた年季が入っている。
価格は20万円を超えていたと思うが、96年頃にファームウェアの無償アップグレードがあって、妻恋坂にあった日本マイクロテックで基板をそっくり交換されスキャンスピードが倍近くに高速化されるという劇的な改良を受けた。
Photoshopバンドルという恩恵と使用年数を鑑みれば、充分元は取れたと思う。

さて、2年半ほど前に脱調が顕著になって内部清掃を行った。
その時は不具合が解消されたものと思っていたが、数回使用するとまた調子が悪くなった。

不良内容はキャリッジ(スキャンヘッド)がレール終端で壁にぶつかってしまうというもの。前回に脱調と言っていたのは、この現象を指していた。
今日も同様の現象を確認した。
よくよく見てみると、プレスキャン開始時のキャリッジが本来の位置より10mm近く原稿方向にずれていて、そのズレ分終端寄りへ送られるため発生しているようだ。

開始点はフォトインターラプターで規定し、終点は送り量をステップモーターへ指示するオープンループ制御となっている。
清掃や注油で不具合が解消すればと試してみたが、効果はなかった。
フォトインターラプターの不具合や、別のセンサーの存在なども確認したがよくわからない。
そのうちに、「いい加減に新調してもいいよ」ってみーちゃん氏から助け船が(苦笑)。

しかし、不具合による画像の乱れは終端の数ミリだけなので、まったく使えないわけじゃない。
それに古い機種とは言え、綺麗にスキャンできるし速度も充分。

ちなみにA4サイズを300dpi,24bitカラーでスキャンする場合、わが家のPCではプレスキャン:12秒、キャリッジターン:8秒、本スキャン:52秒だった。

不具合はスキャンエリアのズレなので、ソフトウェア側でなにか調整できないかと探してみた。
結果、スキャン開始点はどうにもならないが、スキャンエリアをカスタムサイズで規定する機能を使えば、キャリッジの終点を任意に設定できることに気付いた。

動作検証を何度か行い、開始点のズレは再現性があることもわかっている。
スキャンエリアをカスタムサイズで規定して終点を設定することで、スキャンサイズは若干小さくなるがキャリッジが終端に当たってしまう不具合は回避できる。

ということで、ScanMaker II spはまだまだ捨てずに使い続けることとなった。

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